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『UNTITLED』という物語

個展『UNTITLED』全日程4日間終了し、1週間が経ちました。

準備しているときはまだ1か月もある
まだ1週間もあるとか思っていたけれど
いざ始まってしまうとびっくりするくらい4日間があっという間で

昨日搬入したばかりなのにもう搬出するの?
今から会期じゃないの?
って搬出の時にSILKにまじめに伝えてしまうくらい
時間感覚がバグってました。

私のほうも荷解きや在庫の整理などが落ち着き
遅れながらご挨拶をさせていただきたく
noteを綴っています。

改めまして

ご来場いただきました皆様
現地には来れないけれど応援してくださった皆様
私たちの活動を支えてくださる皆様
本当にありがとうございました。

2年の歳月かけて紡いできた私たちの物語は
いかがだったでしょうか。

空間づくりを中心に私たちが伝えたい世界
私たちの見たい世界って何だろうって
たくさん考えて、話し合って、また考えての繰り返し
実際に作品を並べて空間が出来上がって
観覧されているご来場くださった皆様のお姿を見て
あぁ、私たちの求めていた理想の空間はこれだって
心が震えました。

リアルな展示だからこそ伝えたいこと
作品を鑑賞する上での最善の環境は何だろうって
その1つの答えが私たちの目の前に広がっていました。

空間に関しての説明はひとつ前のnote
SILKが語っているのであまり多くは書きませんが
いまでも目を閉じればあの空間に戻って
さざ波の音が鳴っているような感覚にすらなって
最高の余韻に浸っています。
来場していただいた皆さんも同じ気持ちだと嬉しいな。

さて、SILKは空間のことを中心に書いていたので
私はほんの少し白部屋について
語っていこうかなと思います。

二つの部屋

黒部屋と白部屋の関係性
見ていただいた方にしかわからないようになっていて
白部屋の一部写真については
今後もSNSなどに出す予定もありません
そして具体的な内容を記載することもありませんので
あらかじめご了承ください

当初私たちの想定ではこんなにも沢山の方に
白部屋を見ていただける想定がなかったので
用意していたリストバンドがなくなったり
制限人数いっぱいになるタイミングもあったりなど
来場後のSNSの感想などで想定外の反響を
いただけたことに私たち自身驚きました。
どちらもご観覧していただいた皆さま
本当にありがとうございました。

UNTITLEDはもちろんここにも

白部屋には黒部屋同様に
解説やタイトルが壁面にありません。
そしてSILKもmicahも白部屋には在廊しない。
これは元々白部屋を企画する段階から決めていたことです。

私たちの見てきた
ありのままの世界を詰め込んだ部屋を
皆様が写真を通して感じた気持ちのままで
見ていただきたかったらからです。
記憶だけを見ていただくのに
私もSILKも必要ありません。
リアルな存在は白部屋には不要だと
決めていた事だったけど
空間が出来上がって会場を見渡した時
それは確信に変わり、予定通り在廊はしませんでした。

感情が溢れ出す

Twitterの #SILKmicah個展 のタグ
毎日SILKと在廊時間が終わると
ずっと見させていただいておりました。
通知を確認したりなど
嬉しい悲鳴を上げておりました。
投稿いただいた方々、本当にありがとうございました。
noteを見ていて白部屋の存在を知っていた方はもちろん
その場で簡単な説明をさせていただきご案内させていただいた方
私たちが思ってた以上に来場してくださった皆様が
白部屋から何かを感じ取っていただいて
いろんな解釈やイメージの元
黒部屋の作品群を更に楽しんでいただけたことが
何よりもうれしかったです。

涙を浮かべながら黒部屋に戻ってこられた方
ほっこりした表情で戻ってこられた方
緊張がとけて安心した様子でまた黒部屋を堪能される方
とある方にはまだこの先もっと深く潜れる写真が
きっと手元にあるよね
それが見れるのを楽しみにしています。
と、核心にせまるコメントをいただいたり

感情が滲み出た皆様のお姿をみて
二つの部屋を作り上げれてよかったなと心から感じました。
記憶と感情があふれ出てしまいそうになる部屋
そんな白部屋をご提供できたことが
大変幸せでした。

2人で作る二つの部屋の続き
今後も是非楽しみにしていてくださいね

終わりと始まり

個展は終了しましたが
ここからが私たちの始まりだと思っています。
活動の集大成をお見せして一区切り、ではなく
ここを境に私たちの活動が加速していくといったイメージです。

実はこの個展の始まりは
お互い何も言わなかったけれど
私たちの表現の一区切りと
感じていた時期もありました。

しかし話し合いを重ねいつの間にか
ここがスタートに変わっていき
2人で見たい景色を見るためには
どうするのか、どうすればいいのか
たくさんたくさん話し合いました。
終わりなんてやっぱりみたくなくて
もっともっと2人の世界を見ていたいねって
小さな約束もしました。

強制的に個展開催が延長になったことで
活動の方針が丸っと変わったことも事実です。
それが偶然か必然なのか私たちはこうやって
活動の場を広げつつ自分たちのやりたいことを
見つけることができました

今ある環境に感謝をしつつ
全力で駆け抜けていきたいと思いますので
どうぞ私たちの応援を今後ともよろしくお願いいたします。

UNTITLED

言葉にならないくらい美しい表現を
当たり前な日常の中にある新しい視点を
私たちのまだ見ぬ世界をお届けできるよう

そんな最高に素敵な物語を
皆さんと一緒に紡いでいきたいです。

本当にありがとうございました。
そしてこれからも私たちをよろしくお願いします。

micah

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