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TOEIC L&R スコア800をとってみて変わったことと、その後の受験状況

49歳のおじさんが、TOEIC L&R スコア400点台から1年かけて50歳になり、ようやく800点以上をとることができました。今回は、800以上のスコアとってよかったこと、800取るまでにかかった時間やTOEIC L&R受験のコツと、その後の学習状況についてお伝えします。

TOEIC L&R 800を超えると、世界が少し変わる

2018年9月に学習をはじめて、1年後にTOEIC L&Rスコア820を獲得するまでの「abceed」の学習ログを見ると、学習時間は66842分と、およそ1114時間でした。これには参考書を読む時間、問題を解く時間に加えて、リスニング音声を聞き流したり音声の真似をして音読したりする時間も含まれています。

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TOEIC L&R スコア400台の人が1000時間程度学習すると、800以上を獲得できることを証明できたと思います。50歳のおじさんにできたので、若い人ならもっと早く達成するでしょう。

TOEIC800以上というのは、日本のビジネスシーンにおいてある程度英語が使える目安とされているのではないでしょうか。私も、他人にアピールしてもよさそうなスコアは最低800ではと思っています。820を獲得したあと、すぐにSNS上で知り合いにそのことを伝えると、みなさん「すごい」と言っていただけました。まあもともと私のデキが悪いので、そのギャップがあるのかもしれません。

SNSで自慢したあと、すぐに英語を使う仕事が舞い込んできました。TOEIC800の効果は絶大だなと感じました。1年かかったとはいえ、ひまつぶしの趣味が実益につながったのは大きな収穫です。だらだらスマホゲームをやっていたら、この新たな収入は得られなかったでしょう。日本において英語のスキルは収入につながる可能性がありますので、みなさんにも時間があれば、英語学習とTOEICまたは英検の受験をおすすめします。

1000時間以上の学習で身につけたTOEIC受験のコツ

TOEIC L&R 800獲得のための学習や受験のコツを簡単にまとめてみました。

TOEIC関連の語彙を強化する
これまでの記事でも紹介しましたが、TOEICに頻出の語句はだいたい決まっています。まずはこれを覚えるために、ベストセラーの「金のフレーズ」などを使って覚えましょう。私の場合はアプリ「abceed」を使った「金のフレーズ」4択クイズと「金のセンテンス」の音読、そしてひたすら問題を解きまくることで定着させることができました。

リスニングテストは、問題の先読みをする
リスニングのPat3と4では、選択肢が問題用紙に書いてあるので、試験の説明アナウンスの間など、本来の問題の音声が流れる前に先に目を通しておくといいです。私も、音声を聞いている途中にわかった問題は、設問のアナウンスが流れる前でも解答して、次の問題の設問に目を通して準備する……といった訓練をしていました。

リーディングテストは、あらゆる出題パターンを経験しておく
TOEIC L&Rには、ほかの検定試験と同様に傾向があります。会話やニュース、メール、チラシ、Webサイトなど、種類は多いものの、ある程度決まった体裁の問題が登場します。頻出語句やフレーズを覚えることに加え、模試や問題集をたくさん解いて、さまざまな出題パターンを体験しておくことをおすすめします。

すべてのカテゴリの問題に慣れるには時間はかかりますが、とにかくたくさんの種類の問題を解いておけば、本番の問題にあわてず対処できるようになるでしょう。私は「一日一模試」を80日程度続けることで少しだけ慣れることができました。問題をバラバラと解くより、本番の試験と同じ構成の問題を通して解くことで、本番で解く際のリズムを体に染み込ませることができます。

また、少し例外はあるものの、設問の順序にも決まりがあります。リスニングの会話文や説明文、リーディングの長文読解など、パッセージに複数の設問がある場合、解答は設問の順番で並んでいることが多いです。たとえば、1番目の問題の解答はパッセージの冒頭で登場し、次の質問はその後の段落に登場、最後の設問はパッセージの最後やすべて読み終えたあとに得られる内容をヒントに解いていけばいいのです。


リーディングテストは、普段から時間を意識して解く
TOEIC L&Rの公開テストは13時にリスニングパートがスタートし、13時45分ごろからリーディングパートが始まり、15時ごろに終わります。リーディングでは75分間で100問に解答しなければなりません。Part5や6は1問あたり20秒から30秒以内、Part7は1問あたり60秒以内を目安に解けるように訓練しましょう。

当日の時間にあてはめると、13時45分〜14時5分の20分間にPart5〜6を終わらせて、残りの55分でPart7を解くような時間配分です。

すべて解くのは上級者でも難しいので、時間がかかりそうな問題は解かずに次の問題に進む、という指導もあります。しかし私の場合はついつい順番に解いてしまいますね。

ちなみにPart7についても、パッセージ全体を読んだあとに設問を読むのでなく、先に設問を見て何が問われているかを把握したほうがいいです。その後、答えを探す感覚でパッセージを読目ばいいのです。

また、TOEICの参考書は、常に受験をされていて、満点を何度も獲得している著者の、より最新のものを選ぶといいでしょう。TOEICの傾向と対策は微妙に変化しているからです。

さまざまな達人たちがそれぞれの学習法を展開していますが、いくつかの本を購入して実践し、ぜひ自分なりの学習方法を生み出してください。

TOEICスコア800を超えたら、気が緩んでしまった

820獲得後のTOEIC学習状況ですが、9月の受験の前日まで「一日一模試」を実践していたものの、10月になったら少々息切れしてしまいました。やる気スイッチオン状態もそう長続きはしないものですね。現在はだいたい2〜3日でリーディングパート100問を解いて、試験前の10日程度のみ「一日一模試」のペースに落ち着いています。

2019年11月の受験からは万全を期すために、リスニング音声がより大きく聞こえるよう、会場ではなるべく前のほうに移動させてもらうようにしました。11月の試験では何のアクシデントもなく、スコアは840(リスニング460、リーディング380)でした。

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リスニングはアクシデントがなかったため、ようやく本来の実力を確認できたと思います。一方リーディングは400以上を狙って勉強していたつもりでしたが、全く成長が見られず、スコアは380のまま。もともと英文法が苦手なため、Part5でたくさん間違えてしまったのだと自己分析しています。

2020年1月の試験も何のアクシデントもなかったのですが、リーディングは3問ほどと時間内に解くことができませんでした。結果は845と総スコアは少し伸びたものの、リーディングが375とダウン。文法と長文読解の実力の限界を感じる結果となりました。

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子供からは「○○くんのお父さんって、TOEIC900以上なんだって。尊敬するわ」と、違う角度からプレッシャーをかけられる始末です。かくいう子どもたちもさすがに12月ごろからは受験勉強に火がついて、ふたりとも志望校への合格を果たしました。まあ、私は二人の学習について直接のケアはぜんぜんしませんでしたが、親としてはひと安心です。

そして、次の受験は2020年3月、ところが新型肺炎の影響により中止。その後申し込んだ5月も中止が決まっています。2020年は本来東京2020オリンピックの影響で7月のTOEIC試験はないため、6月の受験を申し込みました。これも受験できるかどうかはわかりません。

受験のチャンスがないためアプリ「abceed」にセットしたスコア目標は860のままです。一部TOEICスクールで団体受験ができるところもあるので、6月に受験できない場合はチャレンジしたいと思います。

とまあ、2018年9月から始めた英語学習1年半を振り返ってきたわけですが、子供の受験が終わっても私の学習は続きます。現在の目標は2021年までにスコア860以上、2022年までにスコア900以上です。これまでとは違った学習の必要性を感じており、今後はさまざまな学習チャレンジをしていきたいと思っております。

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