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路地裏旅行社: 旅程表を作る

私は旅に出るときは必ず一日ごとの旅程表を必ず立てていく。それが出張であろうと個人旅行であろうと、海外であろうと国内であろうと、泊まりの旅はこれなくしては始まらない。

旅程表を作る

旅程表(英語ではITINERARY、アイティナラリという。いまだにうまく言えないのだが、旅行中よく出てくるので参考までに)は次のように作る。

旅程表

まず、横に「日付け」「曜日」「午前」「午後」「」「宿泊地」をとる。

縦に予定している日数分だけの欄をとる。縦に日付曜日を入れていく。深夜便で行くのなら前の日からの分もちゃんと作っておくこと。

「曜日」が重要だ

日曜日は休みの店が多いし、交通時刻表も変わる。決まった曜日に数便しか飛んでない航空便だってある。

もっと大事なのは世界中どこでも月曜日は美術館、博物館がお休みになることだ。逆に火曜日はルーブルがお休みなので火曜日開館のオルセーが混むということだってある。だから日曜日と月曜日をどうしのぐかは大事な問題なのだ。

また、一週間以上の旅では、週に一日はたとえ休暇中の旅行であってもお休みを入れたい。ずっと動きっぱなしでは気力も体力も続かない。私は毎週土曜日の午前中をそれにあてて、洗濯やら郵便出しに当てている。

「宿泊」も大事だ

これはその日どこに泊まるのかをはっきりさせるのだ。街、村、地域でもいい。はっきりホテルは決まってなくても良い。車中泊でも良い。とにかく、この日の晩はどこに泊まるのかをはっきりさせる。

そうすると、旅程の骨格がはっきりしてくる。とにかくここでは、どこに泊まるのかを大体決めておくこと。そうすることで旅程に現実味が出る。これで旅の枠組みが出来る。

「夜」には夜の楽しみがある

午前」「午後」「」はおおざっぱに午前中、午後、そして夜の行動計画を書く。

予定が決まっているフライトの時間、汽車の時間をまず書き入れてしまう。それから日時が決まっているコンサートやお祭り、人と会う約束なんかも書き入れる。

夜の欄があるのは食事だけでなく、映画、演劇、コンサート、オペラ、酒場と夜も忙しいからだ。さあ、それからじっくりと残った予定を書き込んでいこう。このあたりが一番たのしいんだ。

予定なんか立てないよ

えっ俺なんて予定なんか立てないよ、そんなのに縛られるのはまっぴらゴメンだね、という人が居るに違いない。まあ、旅程表はどうしても必要というものではない。

でも、まずこれを作っているときが楽しいんだ。この楽しみを捨てるのはもったいないなあ。

また旅程表はその後の度重なる変更にとっても役に立つのだ。というのも、前もって変えられないところ時間がかかりそうな所などが解っているため、突然の変更にも対処しやすいのだ。

例えば乗るはずの飛行機が出なかった。だが、次の目的地から二日後に出国すればよいということが解っていれば、夜行列車で行ってもいいし、今いるところにもう一泊してもいいというのが即座に判断できるのだ。

予定とはこういう突発的な出来事に対処するための準備事項だ、と言ってもいいだろう。



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