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【アパートキタノ物語】〜ウッドデッキ 製作編〜 #1

今回から筆者が現在住んでいる「DIY可能賃貸 アパートキタノ」の現状や暮らしの様子などを書いていくシリーズが始まりました。このシリーズを見ていただくことで、近頃少しずつ増えてきている「DIY可能賃貸」の実状が分かると同時に、住人さんたちの個性的な暮らしを楽しんでもらえると思います。

場所:アパートキタノ
URL:アパートキタノHP
https://www.apart-kitano.com/

<築40年のアパートが生まれ変わった>

アパートキタノは八王子市にあり、築40年以上のアパート。最寄り駅から徒歩十分ですが、その道のりは坂道が続いています。不動産としては良いとは言えないかもしれませんが、DIY部屋をつくると僅か3ヶ月で43件の問合せ、30件の内覧がありました。

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問合せの中で多かったのは、Twitterを見て興味を持ったという人。アパートキタノには公式Twitterがあり、住人さんたちの部屋の様子や、住人さんたちが花見をして楽しんでいる写真など色んな写真が上げられています。
それだけではなく、住人さんたち自身もアパートキタノについて頻繁につぶやいています。「机を作りました!」などの自分の家具についてだったり、アパートキタノでの暮らしについて本音で綴っていたりします。
それらの投稿にうつる「暮らしを存分に楽しむ人たち」を見て、たくさんの人が興味を持ってくれました。

< 自分たちの暮らしは自分たちでつくる>

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アパートキタノの部屋には壁一面と床に合板(ラワン、MDF、シナ、ラーチ、OSBから選ぶ)が貼ってあり、棚をつけたり絵を描いたり、自由に付け加えていくことができます。
DIYというと、日曜大工のイメージの方もいるかもしれませんがDIYというのは「Do it yourself」が略された言葉。そして、この言葉こそアパートキタノの根底にある概念です。
ただ「本棚を自分でつくる」「収納を増やしてみる」だけでなく、それを通して自分の手で自分の暮らしを豊かにしていくことができる住まい。
「賃貸でも、ワンルームでも、存分に楽しむことができるんだ!」そう思わせてくれるのが、アパートキタノなのです。

<ウッドデッキ でのんびりしたい>

アパートキタノの運営をしている方から、「みんなでウッドデッキ を作りませんか!」という声が上がりました。
エントランスの前に少し空いたスペースがあります。ここにウッドデッキ を作ろうと。昨年の春には桜の木の下でお花見をしていたそうです。

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住人さんたちも「この場所で日向ぼっこしたいですね」「ここで本とか読みたい」など賛成のようでした。
提案があってから、1ヶ月ほどで製作にうつることになり、「手伝ってくれませんか!」と住人さんたちに召集がかかりました。

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二日間かけての製作でしたが、計5人の人が参加してくれて完成させることができました。

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完成したウッドデッキ に寝転び、目を閉じると、ここは本当に東京なのかと思うぐらい自然の中にいる感覚になります。というのも、アパートの近くには小さな竹林があり、風が吹くと竹がなびいて気持ち良い音がするのです。また、鳥の鳴き声が聞こえたり、猫がうろちょろしていたり、アパートが坂の上にあるためとても景色がいいんです。
手伝ってくれた住人さんたちも、これからこの場所をどう使おうかとワクワクしていました。「ここでBBQしたいね」「次はピザ窯を作りたい」など、妄想が止まらない様子でした。
さらなるアパートキタノの進化が楽しみです。

<新しいご近所付き合い>

アパートキタノでは、住人さんたちの連絡のやりとりはSlackで行われています。ウッドデッキについての意見だったり、DIYのアイデアの共有だったり、アパート近くのおすすめのごはん処を紹介したり。
入居してからすぐに、Slack上で自己紹介が行われ、他の住人のDIYで作ったものなども見ることができます。それによって、はじめて会ったときもはじめての感じがしなかったりします。そして、共通の話題があるのでとても話が弾みます。
昔はお隣さんにカレーをお裾分けなんてこともあったそうですが、プライバシーが重要視される今の時代、そんなご近所付き合いも無くなってきているように思えます。
アパートキタノでは、新しい形でご近所付き合いが復活しているのです。
先日、それを象徴する出来事がありました。

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このような投稿があり、このあと実際にもらってくれる人が出てきて、無事渡すことができたそうです。
このようなことができるのも、アパートキタノの良さだと言えるでしょう。

<まだまだ進化するアパートキタノ>

今回は、アパートキタノについての紹介だったり、ウッドデッキ のことを書きましたが、これからも住人さんたちの暮らしぶりを紹介していけたらと思います。
そして、筆者自身もここで住む過程を楽しんでいこうと思います。

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