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子供に「学び方」が身についているかどうか

「学び方」という視点で、向山洋一先生の実践を読んでいます。


例えば、自習です。
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自習というのは、子供に、どのような学習方法を身につけさせているか
ということと密接に結びついています。
私のクラスでは、極端な場合、次の言い方でも大丈夫です。
「次の時間は自習です。算数の勉強をすすめていきなさい。」
これだけで通じるということは、
学習方法を身につけているということです。
       『授業づくり よくある失敗例175例』P42
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自習の時間に、「算数の勉強をすすめていきなさい」とだけ指示したことが
私は無いです。
単元末の練習ページならあります。
が、単元途中で、この指示はしたことがないのです。
子供たちが家にタブレットを持って帰ります。
「算数の勉強をすすめていきなさい。」
この指示だけで子供たちが算数を進められるのか?
今の私には自信がないです。


学習方法を教える、以外にも大事なことがあります。
学習内容です。
「ポイント中のポイント」だけを教える、ということです。
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1単元を5分で授業する。
5分で授業し終了。
これやってみるといいです。
どんな単元でもいいから5分で授業してもらって、
教科書のこの問題できるよね、
この問題もできるよね、
これだってできるよね、
これはできるよね、
これもできるよね、
で、5分で全部終わり。
あとは自分で勉強しなさい(笑)。
このためにはですね、ポイント中のポイントの問題でなくちゃ
だめなんですね。
ごちゃごちゃごちゃごちゃ、
たくさん教えるわけじゃないです。
1問できて1単元全部教えられるのが理想的ですね。
            『授業づくり よくある失敗例175例』P93
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向山先生の著書を読むと、
「ポイント中のポイント」だけを教える、という思想は、
向山先生が20代のときに、すでにあります。
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◆『アンバランス』4号
算数でかけ算をやっています。
大急ぎで、九九の復習をしました。
どの子もできるようになりました。
今日、次の問題をしました。
この2題ができれば、かけ算の9割は終わりです。
34×3 34×43
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◆『エトセトラ』85号
6年の学年の先生方と算数の補講をすることを決めた。
(略)
整数のたし算、早く言えば、
78+296ができればいいのである。
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◆「向山型算数に挑戦」60
体積というのは、
1㎤の立体の何個分かで表すという定義を教えることこそ
大切なのである。
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「学び方を教える授業」には、
①教師がいなくとも、子供だけで学び進められる「学習方法」を教える。
②「学習内容」は、ポイント中のポイントだけ教える。
この2つが大事なです。

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