ふくろう多門のビデオレター No.16

ふくろう多門のビデオレターでは、「土木グローバル化」をキーワードに、会長プロジェクトの活動、「ふくろう多門の土木対談」の内容などを紹介しています。
第16回は、第15回に引き続き、上田会長のすすめるプロジェクトについて紹介します。

詳しくは土木学会tv「ふくろう多門のビデオレター」をご覧ください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLRALmeewpTqoKp7gGhXqoh_b_pNvYO9oH

上田会長に直接に意見や質問ができる「多門に多聞&多問」を開設しております。ぜひ皆さまからのご意見、ご質問をお寄せください!
https://committees.jsce.or.jp/chair/node/59

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

皆さんこんにちは。16回目のビデオレターをお送りします。前回に引き続き、私の会長プロジェクトについてお話をしたいと思います。土木グローバル化総合委員会の下には、土木技術者の国際化実践小委員会 小沼 恵太郎委員長、土木工学における学術研究活動の国際化ビジョン検討小委員会 長井 宏平委員長、国際展開プロジェクト形成検討小委員会 七條 牧生委員長、の三つの小委員会があります。

一つ目は技術者のための小委員会、二つ目は、研究者のための小委員会、三つ目は、海外プロジェクト形成のための小委員会です。前回お話しましたように、現時点での日本の土木分野では、グローバルな視点を持った人材の数が絶対的に少なく、日本の土木の役割、実力に応じた活動ができていないという危惧を私は持っており、そのために技術者と研究者の小委員会においては、まず日本の土木の世界における地位を若手の方々に正確に理解してもらい、シニアな技術者や研究者からのアドバイスも受けながら、グローバルな視点を持って仕事をしていく道筋を若手同士で意見を交換しながら見つけ出す作業をしていただいております。

技術者も研究者も普段は接点があまりない、土木内の異分野の方とのコミュニケーションを通しても、新たな知見が得られていることも期待しております。技術者が集まる小委員会では、若手自身で企画した、海外の成功事例としてのプロジェクト視察も行われています。

海外プロジェクトの小委員会では、SDGsを念頭に置いたプロジェクトを展開するための国際シンポジウムを海外からのゲストもお呼びして予定をしております。人材育成も海外プロジェクトの形成も時間を要する活動であり、そのための仕組み作り、継続的な支援が土木学会に求められていると考えています。

これらの委員会活動に対する皆さんのご意見ご質問などがありましたら、ぜひお声をお寄せください。まだ、まだこのビデオレターは続きます。今後もふくろう多門ビデオレターでの情報発信をお楽しみにください。ありがとうございました。

国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/