メンテナンス技術の価値に適切な評価を
水口 和之
依頼論説
(株)ネクスコ東日本エンジニアリング代表取締役社長
社会資本メンテナンス元年(2013年)から10年、この間に、道路構造物の5年に一度の詳細点検は法制化され、高速道路会社はRC床版の取り換えを中心とした大規模更新事業を全国で進めており、土木学会では2020年度にインフラメンテナンス総合委員会を立ち上げ体系的・有機的な活動を開始している。
日本のインフラはすでにメンテナンスの時代、しかも大更新時代に移行していると思われるが、一方でインフラメンテナンスの