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土木偏愛note『from DOBOKU』

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土木広報センター情報集約・発信グループ fromDOBOKUグループのメンバーが、偏った(マニアック)な話題をお送りする、土木偏愛note『from DOBOKU』のマガジンです… もっと読む
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#ドボクのラジオ

より偏った編集へ-令和5年新偏集体制-

土木偏愛者のみなさま、こんにちは。 偏集長のマツです。先週からケニアに渡り、仕事に忙殺されています。 マジなんです。 それを肝心な報告が遅れた言い訳にさせてください(´・ω・`)  2021年にスタートしたこのfromDOBOKUですが、さらに偏った編集を目指し、令和5年1月1日から新体制に移行しました。(3ヶ月前w) 令和5年メンバー(2023年1月1日~) 委員長 兼偏集長   松永 昭吾(土木の妖怪マツ/インフラ・ラボ) 副委員長兼副偏集長  小川慎太郎(おがしん/

ドボクのラジオ 第262回 【土木偉人シリーズ】砂浜に木を植えた男 大梶七兵衛

2024年6月5日(水)放送 ゲスト:緒方英樹さん ナビゲーター:JUMI 案内役:赤井のぶ 砂浜に木を植えるって、みなさん想像できますか? なんと、大梶七兵衛は、私財をなげうって砂浜に木を植えたのです! このお話は、三代将軍徳川家光の時代で、幕府も松江藩も農作物の増産が急務だった頃。出雲平野は、江戸時代の初めまでは、斐伊川と神戸川という二つの川が運んだ土砂で形成された扇状地でした。農民たちは宍道湖の増水によって斐伊川や神戸川が溢れると山へ向かって逃げまわったそうです

ドボクのラジオ 第261回 決定!土木広報大賞2023

2024年5月29日(水)放送 ゲスト:田中里沙さん ナビゲーター:JUMI 案内役:蛎殻町の松 公益社団法人土木学会 土木広報センターが主催する「土木広報大賞2023」の選考委員長・田中里沙さんが今回のゲスト。おかげさまで「ドボクのラジオ」は特別賞を受賞しました(拍手)。実は表彰式の司会は私が務めておりました。式の中でどうしても田中委員長に受賞理由を伺いたかったのですが、委員長から「受賞の理由は・・・言えません。」という衝撃的な(笑)コメントがあったのです。そこで今回の

ドボクのラジオ 第260回 日本橋浜町を住みよいまちに

2024年5月22日(水)放送 ゲスト:浅野進さん、山頭彩さん ナビゲーター:JUMI 案内役:蛎殻町の松 日本橋浜町エリアマネジメントは、日本橋浜町界隈をより魅力的なまちにしようと2020年4月に設立された団体です。地域の会社、地元自治組織、商店会組織、個人などが会員になっていて、地域を活性化させるイベント、まちづくりに関する検討や提案、情報発信などさまざまな活動を精力的に進めています。活動内容はこちらのページをご覧ください。 町名に「日本橋」の名前がついていますが、1

ドボクのラジオ 第259回 持続可能な建設産業に向けて

2024年5月15日(水)放送 ゲスト:岩田 正吾さん ナビゲーター:JUMI 案内役:人形町のゆみ 岩田さんは、長年、鉄筋工事業に従事されてきました。入社当時は仕事がしんどくて仕方がなかったそうです。どうやって仕事から逃げだそうとばかり考えていた岩田さんでしたが、完成した道路を見た時には、鳥肌が立つぐらいの達成感と、大きな仕事をしたという誇りに近い感情がでてきて、やりがいに代わっていきました。 そのうちお父さまが創業された鉄筋工事の専門会社を引き継ぎ社長になったとき

ドボクのラジオ 第258回 【土木偉人シリーズ】パッテンライ!八田が荒野にやってきた

2024年5月8日(水)放送 ゲスト:緒方英樹さん ナビゲーター:JUMI 案内役:人形町のゆみ 八田與一さんというと、土木業界にいらっしゃる方なら多くの方がご存じかと思います。 台湾南部の華南平野では、洪水、干ばつ、塩害という三重苦で貧しさにあえいでいましたが、八田與一さんは台湾総監府の土木技師としてさまざまな苦労を乗り越え烏山頭ダムを建設し、華南平野を灌漑しました。 今回は「パッテンライ!南の島の水ものがたり」というアニメ映画を紹介しました。 パッテンライとい

ドボクのラジオ 第257回 祝!ドボラジ放送5周年

2024年5月1日(水)放送  ナビゲーター:JUMI  ドボラジメンバーによるトーク おかげさまで5周年を迎えました。現役のドボラジメンバーのうち、赤井ゆきさん以外の全員でマイクを囲みました。思い出話が出るのは当然のことですが、それ以外にも、わかりやすく話すということや、ラジオならではの話し方の工夫など、ひょっとしたらリスナーの皆さんにも参考になるかもしれない話題も出たので、有意義な放送回になったと思います。 私自身は、番組の中でも普段と変わらずに「自然に話す」ように心

ドボクのラジオ 第256回 【土木偉人シリーズ】江戸に多摩川の水を引く・玉川兄弟の熱意、献身、技術

2024年4月24日(水)放送 ゲスト:緒方英樹 ナビゲーター:JUMI 案内役:赤井ゆき 今回のお相手は、緒方英樹さん。どんな「ドボクのレキシ」が聞けるのか、わくわく。 テーマは「玉川上水をつくった玉川兄弟」のお話し。 我が家のそばには「玉川上水」が流れている。というか、今回のお話を聞いて「あそこ玉川上水だったの!?」と気づいたのです。大きな道路の中央になんだか時間が止まったような空間があるのは知っていたのですが。 羽村から四谷までおよそ43kmもの距離(フルマラソン

ドボクのラジオ 第255回 橋をつくる現場の楽しさ

2024年4月17日(水)放送 ゲスト:田中茂義さん ナビゲーター:JUMI 案内役:赤井のぶ 公益社団法人土木学会の第111代会長に就任された田中茂義さんは、会社に入社してから、橋梁を中心とした土木構造物の設計・施工に関する業務に従事しました。 今回は、過去に携わった経験談を「橋をつくる現場のたのしさ」として語ってくださいました。 代表的なプロジェクトとして携わった瀬戸大橋(下部工)では、橋脚をどのようにしてつくったのか。キーワードは、「海中コンクリート!」。そして、

ドボクのラジオ 第254回 伝えよう!ドボクの魅力

2024年4月10日(水)放送 ゲスト:田中茂義さん ナビゲーター:JUMI 案内役:赤井のぶ 公益社団法人土木学会では、各年の会長が任期中に何か一つのテーマを決めて特別プロジェクトを立ち上げることが通例となっています。第111代会長の田中茂義さんは「土木の魅力向上プロジェクト」をテーマに掲げて、「魅力ある土木の世界」の発信と、「土木のステイタスアップ」を目指した取り組みの2本柱で活動を進められています。プロジェクトに関わる委員会メンバーはなんと70名以上! 2011年

ドボクのラジオ 第253回 関東大震災から100年 地震対策の取組

2024年4月3日(水)放送 ゲスト:小槻祥江さん、小穴温子さん ナビゲーター:JUMI 案内役:おがえもん 今回のゲストは清水建設の小槻祥江さんと小穴温子さんです。 小槻さんは免震、制振などの地震対策、小穴さんは地震、地震動の専門家です。お二人とも落ち着いた雰囲気で質問になんでも答えていただける安心感がありました。 冒頭にてニュース等でよく聞く「横揺れ」「縦揺れ」について教えていただきましたが、確かにP波とS波について小中学生のときの理科で習っていた記憶があります。忘れ

ドボクのラジオ 第252回 【土木偉人シリーズ】僧・禅海による大いなるチャレンジ 青の洞門開削

2024年3月27日(水)放送 ゲスト:緒方英樹 ナビゲーター:JUMI 案内役:赤井ゆき  1年ぶりのラジオ収録。え!?1年が早すぎて…怖い。お相手は、ドボクの歴史をいろんな切り口でお話ししてくださる緒方英樹さん。今回は「青の洞門」を開削した僧「禅海」のお話し。青は地区の名前、洞門はトンネル。 昔々、大分県中津市の耶馬渓には通行難所の競秀峰という切り立った崖があったそうな。  中津や羅漢寺に行くためにはこの難所を通らねばならぬ。鎖を伝って命がけ…転落する人々や馬を目に

ドボクのラジオ 第251回 橋を架けるテクノロジー

2024年3月20日(水)放送 ゲスト:齊藤孝則さん ナビゲーター:JUMI 案内役:蛎殻町の松 工事にはさまざまな技術を持った専門家の皆さんが携わっています。発注者、元請、1次下請け、2次下請け、・・・という体制の中で、齊藤さんの会社は1次下請けの立ち位置で「専門工事」を担当されています。道路橋、鉄道橋、高速道路橋などのプレストレストコンクリート工事や、貯水タンク、LNGガスタンク、浄化槽タンクなどのPCタンク工事などを担当する、まさにプロフェッショナル技術者の集団で

ドボクのラジオ 第250回 土木は総合力だ!

2024年3月13日(水)放送 ゲスト:村上育子さん ナビゲーター:JUMI 案内役:人形町のゆみ 1993年に鹿島建設株式会社に入社された村上育子さんから30年間の仕事の軌跡や、村上さんが所属されている一般社団法人土木技術者女性の会の活動などについて教えていただきました。 ほぼ女性技術者がいない時代に、女性の現場監督者として現場で奮闘された様子や、苦労されたことなどを伺いました。昔は男女共同トイレだったそうです。また女性用を前提としていない作業服・ヘルメット・安