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土木偏愛note『from DOBOKU』

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土木広報センター情報集約・発信グループ fromDOBOKUグループのメンバーが、偏った(マニアック)な話題をお送りする、土木偏愛note『from DOBOKU』のマガジンです…
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#ドボジョ

より偏った編集へ-令和5年新偏集体制-

土木偏愛者のみなさま、こんにちは。 偏集長のマツです。先週からケニアに渡り、仕事に忙殺されています。 マジなんです。 それを肝心な報告が遅れた言い訳にさせてください(´・ω・`)  2021年にスタートしたこのfromDOBOKUですが、さらに偏った編集を目指し、令和5年1月1日から新体制に移行しました。(3ヶ月前w) 令和5年メンバー(2023年1月1日~) 委員長 兼偏集長   松永 昭吾(土木の妖怪マツ/インフラ・ラボ) 副委員長兼副偏集長  小川慎太郎(おがしん/

分岐器工場を見学してきた!

こんにちは。 私は、ほぼ毎日鉄道の事を考えているドボジョです。 みなさんは「分岐器(ぶんきき)」ってご存じでしょうか? 鉄道の路線が2方向に分かれていたり、大きな駅に到着する際にどのホームに入るのか分かれていたりしますが、その方向付けをしているのが分岐器です。 通勤・通学で鉄道を利用されている方の多くは、1日に何度もこの上を通っているはず。結構身近な存在です。分岐器の種類や動作については、ドボ鉄Takashiさんの記事 や、既に他のYoutube動画で詳しく説明されていま

室内で楽しむ「空から現場見学会」

こんにちは。 外出先で工事現場を見かけると、ついつい張り付いて見入ってしまう、 現場大好きドボジョです。 コロナ禍で不要不急の外出を控え、家に閉じこもっていた時期に GoogleEarthで空想旅行を楽しんでいた方は多いと思います。 ある日、私は気づいてしまいました。 「これで現場も見れるのでは??」と。 勿論、リアルタイムの現場を見ることはできませんが、 GoogleEarthであれば山奥のダム建設現場も、関係者以外立ち入り禁止の施設の工事現場も、遠い海外の工事の様子

ドボジョが再発見する地理と歴史の魅力

 理系あるあるかもしれないですが、学生時代、地理や歴史は好きではありませんでした。そんな私が町の成立ちや地理に興味を持つようになったのは、水曜どうでしょうやブラタモリというテレビ番組の影響でした。 関西に住む今は、ABCテレビNewsおかえりの1コーナー『なんでやねん』をよく見ています。  言われてみれば確かに不思議だと思うことが取り上げられているし、現地に解説が掲示してあるわけではないので、番組で紹介されないと知ることが出来ないことが多く、楽しいです。  今回は、大阪市

ドボジョが行く大分の旅(男池湧水群)

こんにちは。 旅が大好きなドボジョです。 今回の目的地は大分。 大分と言えば別府で地獄めぐり!湯布院で食べ歩き? 魅力的な観光地はたくさんありますが、ちょっと違う大分を堪能したい方におススメなのが、「男池湧水群(おいけゆうすいぐん)」散策です。 これはもう本当に、現地に行ってこの透明度を目視いただきたい! 地下から湧き出る水の透明度が・・・間近で見ても目を疑うほどです。 動画の方が水面が動くので分かりやすいと思います。 車で、すぐ近くまで行けます。男池までの遊歩道も整備

ドボジョの私がこころの拠り所にしている場所

 私はお寺が好きです。  今は仕事や子育て等でなかなかお寺巡りが難しいですが、独身の時は気心知れた友人と夏に京都のお寺をゆっくりと訪れるのが楽しみの1つでした。 そんな私が少し疲れたりしたときや心を落ち着かせたいときに行く場所があります。  家から歩いて1分もかからない距離にあるお寺です。  桜→藤の花→紅葉といった四季を感じることができ、お寺の門をくぐると私の中で京都のお寺に訪れたような気持ちにさせてくれる場所です。  お寺の中にある休憩場所の椅子に腰かけ、景色を見なが

ドボジョが大好きなドボク・ポケモン7選

 2023年8月。土木界の一部に衝撃が走りました。  ”橋に変形するポケモン”が発表された!!!  ・・・ポケモンとは、ピカチューとか、イーブイとかの、あの「ポケットモンスター」です。  2023年秋発売の新しいタイトルに”橋”をモチーフとしたポケモンが登場する事が公式発表の場で明かされました。 それがこの『ブリジュラス』です。 「強者感」たっぷり!!めっちゃカッコイイ!!と、界隈では瞬く間にその名は広まりました。 「はがね・ドラゴン」タイプという事から、鉄橋のようで

或るドボジョの虫の目

 道路分野の隅っこで、何でもないモノやコトにちょこっとときめいて、明日もこの世界で頑張ろう!と思ううちに数十年が経ってしまった。もしかしてこれらが土木偏愛なのかも、と思い、この貴重な機会におそるおそる書いてみることとした。  艶消し茄子紺の路面に、果て無く伸びる厚みのある白線。地形の起伏をなぞり、切り通し、時に貫いて道路は続き、街を、里をつなぐ。間断なくクルマが行き交い、モノが運ばれ、社会が生きている脈動のように感じられる。ドローンの映像ではない。点検のために上った切土のり

私は天性のドボジョ

土木という言葉を初めて意識したのは18歳の時だ。 そろそろ進路を考えなければならない時期だというのに、私は将来やりたいことなんて全く思い描けなかった。そんなある日、友人からの誘いがきっかけで夏のインターンシップ行くことになった。 行った先は土木構造物の維持管理点検現場だ。猛暑の中、ただ「だるいな」としか考えられなかった私は、どこに連れていかれるのかもわからないまま高所作業車に乗せられた。 そこで目にしたのは、高速道路の橋脚点検作業。短い棒を持ったおっちゃん達が、コンコン

奈良吉野で!ドボジョが見つけた土木遺産と絶品モンブランの旅

暑すぎた夏もようやく終わりを見せ始め、絶好の旅シーズンがやってきました! ということで、私も早速、日帰りプチ旅行に行ってきました。 今回はそこで見つけたロマンあふれるレンガ橋と絶品モンブランをご紹介したいと思います。 近鉄大阪阿部野橋駅から電車で1時間。 千本桜で有名な奈良の吉野山のほど近く、薬水駅にやってきました。 この薬水駅から徒歩5分のところにあるのが、旅の目的、レンガ造りの薬水拱橋です。 土木学会が選奨する「土木遺産」にも選ばれた薬水拱橋の完成は大正元年(191

日本と大違い!ドボジョが目撃したフランスの鉄道工事(後編)

私は、ほぼ毎日鉄道の事を考えているドボジョです。 「前編」では初めて訪れたパリで、(日本ではあまり考えられない)大胆な鉄道工事のスタイルを目の当たりにしましたが、今回さらに衝撃を受けたものをご紹介します。 工事用足場は、そのままホームに置いちゃう!  とある駅に停車した際、窓の外に突然工事用の足場のようなものが現れました。恐らく天井を補修するための工事用のゴツい足場と思われますが、そのまんま!大胆に!存置(放置?)しているとは・・・驚きです。  おそらく、夜間に天井の