格闘ゲーマーではないと知らないPS5の意外な弱点「入力遅延」について

こんにちは、ジローです。

PS5は4Kが可能だったり、処理能力の向上でロードが速くなっていたりと基本的に便利ですが、実は入力遅延という意味でいうと少し難があります。

○入力遅延って何?

【入力遅延】
ボタンを押してから実際にゲーム内で反映されるまでの時間のこと、基本的にフレーム数(F)で表示される

こちらは何を言っているのかというと、

KOF15をプレイする場合、PS5でPS5版をプレイした時、ボタンを押してから入力がゲームに反映されるまで一番時間がかかっている。PS4proが反映されるまで一番速い】

という内容が書かれています。KOF15というのは最近発売された格闘ゲームのことです。こちらには記載ありませんが、PS5より通常のPS4でPS4版をプレイした場合の方が遅延が少ないケースもあります。

PS5は処理能力が向上しているはずなのに、PS4より入力に時間がかかっています。そしてPS4版を動かすと大体軽くなるという…原因は分かりませんが、実際にこうなっています。他のゲームでもあるのかもしれませんね。


これは界隈では有名な話ですが、一般的には知る人が少ないであろう情報です。

こう書くと「それならPS5買ったらPS4版でプレイした方が快適なんだ~」と思いがちです。ただグラフィック面やロードの面ではPS5版の方が当然良いです。この辺りは難しいところなんですよね…


○そもそも何故入力遅延があるの?

これに関して確たる情報はありません。推測として自分の考えを述べると

・メーカー側が意図して設定してる
・開発の要件として存在している
・仕様上必ず存在するので、特に考慮していない

3つのうちのどれかなのかな?と思います。実際昔あった『スーパーストリートファイター4』という格闘ゲームで、オンライン対戦を想定しているため、オフラインでは意図的に遅延を入れている、ということがあった記憶があります。

その影響からか、一部ではオンラインの方がオフラインより快適な状況がある、という逆転現象も起きていました。

一番有力そうなのは3番目の「仕様上必ず存在するので、特に考慮していない」ですね。これに関してもしかしたらどこかでメーカーがインタビューとかで答えてるのかもしれないですね。もし知っていたらTwitterから教えて下さい。

この理由が有力そうだと思うのは、実は一番快適なのはPC版だからなんです。

PC版は入力遅延がほぼないんですよね。なのでメーカー側が設定しているのであればPC版も近い遅延ではないとおかしいのかなと。PS版のみ開発要件として存在していて、PC版は制限がないから~というのもありそうですけどね。


○そういえばフレーム(F)って何?

ちなみにフレーム(F)についてですが、最近のゲームはほとんど60Fで描写されていると思うので、1Fというのは60分の1秒、つまり0.016秒のことです。

そんなの誤差では?と感じるかもしれませんが、格闘ゲームでは1Fをめぐってメーカーから細かい調整が行われますし、プレーヤーが瞬時に行う判断も変わっていきます。

実際に1Fの違いは体感出来ることも普通にあります、人間というのは凄いものだと改めて再認識させられますね。


○最後に

自分にとっては身近だけど他の人からはそうでもない話題だったので、もの珍しいかと思い書いてみたテーマでした。

そういえば最近格闘ゲームで繋がりが出来た韓国の人に「あなたの国では格闘ゲームは何のハードでやってるの?」と聞くと「皆ほぼPCだよ」と答えてくれました。そこには入力遅延の話もおそらく絡んでるのだろうなと思います。

かつてはゲーム専門のハードがあってくれた方が便利でした、しかし今はPCのスペック向上、steamによって遊びやすい環境が構築されたことで状況が変わってきています。

これに関してはまた掘り下げてみたいですね。

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