アイデアを売るということ【ボードゲーム・趣味】

Yukoです。テスト期間って余計な趣味が増えますよね。期末試験期間中なのですが、noteを書く意欲がうなぎのぼりです。(このnoteには結論らしい結論はありません…)

高校生の頃、ボードゲームを作って売る、という経験をしました。その時に面白いなと思ったのが、ボードゲームの値段です。
ボードゲームをあまり遊ばない人からすると、ボードゲームの値段は結構高いです。小さなトランプ箱のようなゲームが1,000円以上、少し大きくなるだけで、3,000円を超えることも稀ではありません。

そして、正直に言ってしまえば、アイデアさえあれば他人が自作して遊ぶことが可能なゲームもたくさんあるんですよね。だからこそアートワークだ、コンポーネント(内容物)の質だ、とよく言われたりもするのですが、根本的に価値を産むのは、ボードゲームのアイデアに他ならないと思っています。

そのアイデアを「売る」と考えた時に、ふと疑問が生まれます。

「いったいいくらで売ればいいんだろう?」

例えば、チェスのルールに「相手の駒を取った時に自駒2つの場所を入れ替えることができる」というルールを足してゲームにしたとします。5秒で考えたので面白いかはともかく、今までの戦術が変わる事は確かで、「新しい体験を産む」という意味では新しいゲームとして成立します。では、これを発表しようとしたときに、値段を付けるべきなのか、それとも無料で公開するべきなのか。

別の例で言えば、新しいゲームのルールを作ったとして、それをnoteで公開するとします。もしそれが鉛筆1本と紙1枚で成立するゲームだった場合、有料公開するべきなのか、無料公開するべきなのか。

正直なところ、今の世の中にいる以上、値段設定は市場の状況、さらに根本的には購入者に依存します。お金を払うことで体験を得る、幸せを得る、というのはよく言われることですが、その幸せも人それぞれです。

なのでこのnoteで値段設定に関する結論をいうことは出来ないのですが、自分の生み出したアイデアに対してどれくらいの付加価値をつけるのか、というのはとても面白い論題だなと思います。

先に述べたような「コンポーネントの製作費用がかからない」ゲームに関しては、投げ銭というのは根本的解決ではないにしろ、良いアプローチなのではないでしょうか。
暇な時間で好きなように生み出されたゲームこそ、時間の消費に対する付加価値も比較的下がるために、投げ銭が合っている、と思ったりもします。

だからこそ、人生のモラトリアムとしての大学生の時に、好きなことをして利益という形でフィードバックをもらう、というのは面白くて大事なことなんじゃないかな、と思った次第でした。

近いうちに、カレンダーで遊べるボードゲームを公開しようと思います。

Thank you for reading!
(December 11, 2021)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?