日本語ラップを始めてみた【音楽】
Yukoです。先日初雪が降り、寒さが厳しくなってきています。ベッドから出られずに身体の向きを変え続ける負の連鎖…
自分の大学は日本人が多く、去年の今頃、1つ上の先輩の部屋でみんなでワイワイしていた時に、その人が「フリースタイルラップしよう!」と唐突に言い出し、YouTubeでビートを流し始めました。
聞けば、少し前から日本人学生で受け継がれている文化(?)とのこと。
気がつけば強制参加です。(´・ω・`)ノシ
フリースタイルラップでは、流れるビートに合わせて自分の思いついたことを言っていきます。
お題に沿ったもの(大学生活、ドライブ、など何でも)もあれば、普通に会話をするもの、さらには相手とラップの上手さを競い合うものもあります。
ビートが流れる。時計回り4小節で番を交代していくらしい。初めてなので、順番は最後にしてもらいます。
…なんか、みんなすごい。自分の言いたいことを考えているうちに、もう自分の番。1小節めで自分が何を言いたいのかわからなくなり、「うおお何を言えばいいのかわからないい」とビートに合わせて言ってみる。
ビートに合わず失敗。
みんな優しいので、他の人が後を繋いでくれました。
撃沈。
でも、一通り終えて帰る段になって、「面白かったなあ」という気持ちが湧いてきました。ビートに乗って楽しく言葉を紡ぐ、というのは、あまりできる経験ではありません。日本語の捉え方が変わった瞬間でした。
そして今学期、ラップバトルの動画をYouTubeで探して見始めました。調べ始めたら何と数の多いこと。テンポの取り方や日本語の選び方、あらゆるところに個性が溢れる、今まで触れたことのなかった文化に、あっという間に引き摺り込まれていきました。
これは最近のものですが、とてもかっこいい試合。バトルのビートはテンポが早いものが多いですが、ゆったりしたものもあり、時と場合によってラップの表情が変わるのも醍醐味の一つ。
こんなものに憧れて、「韻とかいいからとりあえず言葉を並べよう!」の精神で練習開始。結果として、1人で部屋でラップをする、側から見たら少しアブナイ人が出来上がってしまいました。でも、なぜか本当に楽しい。
最近ちょっと病み気味だったんですが、「何かを話す」「アップテンポに乗る」という部分で自分の気持ちを上向きに保つモチベーションになっているんだろうな、とも思います。
ラップというと、音楽の影響からか、「なんか怖い人々」「悪い文化」みたいな先入観があります。でも、それは本当に一部でしかない。
実際はもっと多種多様で面白いものなんです。
どこでも、いつでも、誰でもできる、クリエイティブな場。
少しでも、ラップを始めてみようと思ってくれた方がいれば嬉しいです。
Thank you for reading! (Nov. 23, 2021)
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