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奥野：クイーンＳの的中、おめでとうございます。
村山：いや、買ってないし…。
奥野：先週の最後に「クイーンＳはもう儲かった気分(笑)」って笑ってたやん。
村山：ごめんなさい。買ってません（汗）
奥野：いい加減、私を心から信用したまえよ。
村山：すみません。でも、たしかにバッチリ的中でしたね！
奥野：当たりそうなレースをピックアップしたってこともあるけど、地力があって成長するべき馬がちゃんと成長していた結果で、51Ｋの斤量も有利に働いたよね。
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村山：ところで、この母集団はどういう範囲で構成されているのか気になります。過去何年分のデータ？
奥野：いいところに気が付いたね。でも"過去"って決めつけられては困りますわ。
村山：え？過去じゃないの？
奥野：過去も混ざってるけど、70％は未来だから。
村山：未来？ 聞いたことないですが、そんな母集団の取り方なんて。
奥野：過去データを使って集計するのは一般的で確かに正しいやり方。でも、今の馬は過去の馬と戦うわけでは無いからねぇ。その時点から未来に向かって、未来の馬の結果と比較していかないと、正しい比較ができませんってこと。
村山：過去５年も必要ないと？
奥野：いや、必要は必要よ、もちろん。でも過去に捉われてたら成長はないよ(-。-)y-゜゜゜
村山：顔がキモイなぁ…。タバコも吸わんでしょ！
奥野：５走前の馬が、これから誰と戦うかっていったら、そこから未来の馬たちと戦うわけだから、母集団をそこにしないと、より正確に比較するための偏差値が導けない。
村山：言われてみればそうか。。たとえばすでに引退したアーモンドアイ、イクイノックス、リスグラシュー、コントレイル、グランアレグリアらを母集団に加えてしまうと、オープンの平均値が上がってしまって、現オープン馬の偏差値が低く出る可能性がありますね。
奥野：そういうこと。よく理解できました。逆に、そういう名馬と戦っていないオープン馬は高く出る可能性があるからね。１ポイント、２ポイントの違いでも、上下を考えたら、結構な差になるからね。
村山：ということは、偏差値はその都度変わっていくということですね。
奥野：毎週再計算するから変わるね。
村山：生きてますね～♪
奥野：データはまさに生もの(-。-)y-゜゜゜
村山：じゃあ今週分から全レースの成績IDM偏差値をだしてもらえるんですよね！？
奥野：おいおい…。私はしっかりと値打ちを持たせるよ。
村山：え！？出してもらえないの？
奥野：まあまあ。ちゃんと取扱説明書があってこそでしょ。もうちょっと説明させてよ。
村山：はい。。重賞以外でも使えます？
奥野：もちろん！たとえば、先週日曜の新潟９Ｒ。
村山：ダート1800ｍの３歳未勝利。この時期のこの条件は予想したくないなぁ。
奥野：うん、そういう認識でしょう。まさにその通り。
どう？ 前走、前々走の偏差値を見て、買いたくなる馬はいる？？
村山：いない💦
奥野：それが分かるのと分からないのでは、予想の仕方が変わってくるよね。
村山：というより、普通に無理ゲー。そもそもみんな未勝利ですしね。
奥野：こんなレースを当てに行くとするから予想観が狂う。指数や感性で当てるなんて無理ってことを理解するべきなのよね。
村山：偏った見方をしないかぎり当たりませんわ。。
奥野：一方で、こういうレースは人気薄を狙っていきたいわけだから、成績IDM偏差値からそういう馬をピックアップすることもできる。
村山：なるほど。たしかに、人気薄で２着にきた③ブルズアイは、前走枠が薄っすらとピンクが付いているように、このメンバー中では上位にいるのにこのオッズ。４走前も５走前も割と内容が良かったんですよね。そして今回は短期放牧明け。
奥野：３着の⑦リベルテにしても、３走前以外は全く悪い成績じゃないのに、この人気。
村山：人気馬していた馬は、近走が比較的よく走っているから、当然今回人気したわけですけど、この条件において妙味を検討した場合、そういう馬から入るのは得策ではないですものね。
奥野：前走だけ良かった⑬ミツカネトーラスが１番人気で2.2倍。そこから入るのはもってのほかで、⑩⑫から入るのは間違った手ではないけど、買えないわけではない③ブルズアイや⑦リベルテを前走の着順だけで拾わないのは勿体ないよ。
村山：おっしゃるとおりです。勝ち馬の⑪ゲインサポートも、ブリンカーを初めて装着していたり、決して評価を下げる馬ではありませんでしたね。
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奥野：次は、同日の新潟10R 。同じく３歳未勝利。
村山：前走で60を出している馬が３頭いるから絞ろうと思えば絞れますね。
奥野：そう。でも確実性は低いでしょ？
それよりも見るべきなのが、割と高い偏差値を出しているのに、全然人気のない馬がいる、ってところです。
村山：あ、９Rと同じ狙い方！
奥野：その通り！
たとえば⑭。前走、前々走で55.8をだしているのに7番人気。あと、⑪は前走は低かったけど、前々走と３走前に55を出しているのに単勝オッズが100倍を超えています。あと、前走57.5の⑯も人気ないよね。
村山：逆に、56そこそこしか出せていないのに1.7倍だった⑫は人気しすぎ！ なるほど川田騎手か。
たしかに、そいう見方をすると、この3頭は旨味がありますね。
奥野：クイーンＳのコガネノソラはそういう見方でピックアップできたし！コガネノソラの単勝オッズが2倍ぐらいなら「得がないなぁ」ってなるけど、１番人気馬よりも偏差値が高いのに、10倍ぐらいつくなら買いだよね～っていう見方をするべき！ 馬券で"儲ける"にはね。
村山：（やっぱり本気で儲ける気でいる😓）
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奥野：では今週のピックアップレースです。
村山：エルムステークスですね！
奥野：パッと見た感じは？
村山：成績IDM偏差値からは、⑦ミトノオー、⑭プロミストウォリア、⑨ペイシャエスの３頭が中心で良いのではないでしょうか？オッズ的にも。
奥野：同意。対して、２番人気の④ナチュラルハイは前走は勝利して高く出てるけど、５走前に勝利した３勝クラスでも58.6しか出ていないし、前走以外はパッとしない。なのに、単勝3.5倍の２番人気は買いづらいよね。
村山：北海道適性はあるけど、今回のテーマからはズレますね。穴っぽいところでは、③ヴィクティファルスかなと思ったんですが、４走前は勝利しているのに58.7と低いし、ここ２戦がさっぱり。今回休ませてどうか、というところ。
奥野：単オッズが30倍以上ついてるのか…。狙い目としては良いと思うけど。ノーザンＦ空港からの入厩。外厩データ的には？
村山：間隔とかは気にしなくていいと思います。北海道の牧場に放牧に出て環境を変えたのは気持ちの面でいい方向に働くかもしれませんね。近２走は走る気をなくした感じの敗戦だったので。
奥野：⑬ベイダーイメルも決して弱い馬ではないよね。60には届かないけど58、59を出しているし、脚の使い方が難しいだけで、ずっといい走りをしてるよ。
村山：あとは、⑫テーオードレフォンかなぁ。ミトノオー、プロミストウォリアとの位置関係がどうなるか。
奥野：この距離ならスピードは上だから、ハナを取ってしまうかもしれないなー。前走、４走前がいいし、このオッズなら買ったおいたほうがいいでしょ。
村山：よっしゃ！今回はちゃんと買うぞー！！
奥野：そういうのが一番怖いねんて。。
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