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宝塚記念 出走情報を踏まえて

村山弘樹です。

サラブレ7月号において、紙幅の都合や締め切り時に出否が未定で触れられなかった有力馬について簡単にまとめます。

宝塚記念

18頭中14頭が放牧明け。放牧先と厩舎が連携して、各馬ここを目標にしっかり仕上げられている印象です。


クロノジェネシス

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「間隔があいてこそ」のクロノジェネシスを◎に。これまで、新馬を除く放牧明け初戦では【4220】。5着に敗れたエリザベス女王杯は、中3週で同馬にとって唯一の在厩調整でした。

時計の掛かる馬場を得意としていて、「放牧明け」×「渋馬場」が激走のタイミング。オークスから直行だった秋華賞、20年初戦の京都記念はこの条件に合致して完勝と、当日の雨予報は大歓迎です。

また、放牧後に馬体重を大きく増やし、成長を遂げてきたのも特徴の一つ。今回の調教後馬体重は470キロで前走比+16キロ。大阪杯時の調教後馬体重が462キロだったので、今回は更なる馬体良化が見込めます。雨馬場なら外枠からでも。


サートゥルナーリア

無題

5月22日にノーザンFしがらきから帰厩。帰厩後も本数多く乗られるのはいつも通り。時計こそ目立たないものの、坂路でしっかり終いを伸ばすこの馬の追切はできています。動きも◎。

本誌で触れた通り、馬券に絡めなかったのは、「東京」と「中5週以下」が重なった日本ダービーと天皇賞秋。同じ放牧明けでも、間隔があくほど心身が充実します。

状態面は万全。あとは本質的には瞬発力に寄ったタイプと思えるので馬場が渋ってタフな流れとなった際、他馬比較でどれくらいの脚を使えるか。有馬記念の内容からも極端にパフォーマンスを落とすとは思えず、対抗評価とします。


ラッキーライラック

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帰厩初戦が【3223】、帰厩2走目が【2100】なので数字上は叩き良化型。古馬になってから中10週以上で勝ち切れていないため、放牧効果を理由に推奨はできません。

ただ、馬券外に沈んだのも、状態不安だった秋華賞と、マイルの阪神牝馬S、Vマイルだけ。Vマイルも0.1秒差の4着です。上がりの掛かる決着が苦手かどうかも正直判断できません。レースも巧いのでこれも買いです。


ペルシアンナイト

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何度となくマイルCSで好走してきた叩き2走目は【1321】。典型的な叩き良化馬で、時計の掛かる馬場が良いタイプ。今回はその2条件が合わさっており、自身の力は発揮できる。

noteのケツ

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