【データ分析】ハミ替え見つけてハッピーに・直前馬具変更情報とは

奥野です。

前回は、ブリンカーとチークピースについて分析を紹介しました。

今回は、「ハミ」です。

ハミは、騎手と馬がコンタクトをとるための道具。バイクや車でいうところのハンドルにあたります。

車やバイクは意志を持ちませんから、自分が握りやすい大きさや形状をしていればそれでいいかもしれません。しかし馬は意志をもちます。性格も馬によってさまざまです。ハミの大きさや形を騎手に合わせていては、思い通りの走りを実現させられません。抑えたいのに抑えられない、行かせたいのに行かない、まっすぐ走らない…。そんなことになってしまう可能性があります。

また、ハミは、その馬が抱えている疾病によっても変えてくることもあるそうです。詳しくは、JRDBの馬具図鑑で説明してくれているので、興味がある方はご覧ください。

JRDB馬具図鑑→https://note.com/jrdbn/n/n642ccd3116ef

10月3日・10月4日のハミ替え馬

10月3日と4日の2日間でハミ替え（前走と今走で違うハミをつけていた）の馬が88頭いました。

そのうち、馬券に絡んだのが21頭。

１着　９頭　／　２着　６頭　／　３着　６頭

👇がその全体成績

基準オッズ（単勝）別にみてみましょう。（2020年10月3日・10月4日）

勝負が掛かっていると思われる上位人気ほど、成績が平均よりも良くなっています。一方でハミ替えによる大激走もちらほら見受けられました。

こちらが過去１年。

基準１番人気の勝率は33％（全体平均30％）、単勝回収率は87％（全体平均77%）。大幅に平均を上回っています。

ハミ替えは人気馬こそ要チェックですね！！

直前馬具変更情報とは
JRDBは、各場のパドックでパドック担当者が馬具をチェックしています。それをすぐにデータ化しリアルタイムに情報を配信。他、あらゆる解析に利用しています。
前走との比較で、無かったものが着いていれば、「馬具変更あり」として情報が公開されます。その逆もあります。
また、”重要なもの”と特に重要ではないものに分類されます。チークピースはかなり重要な変更情報となります。

TEXT　奥野憲一