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【秋華賞】社台ファームの底力

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■秋華賞

展開が~、内回りが~、ノーザンF系でない直行は~

デアリングタクトのマイナス面を挙げるのは簡単です。しかし、デアリングタクトのIDMは75。2番手のリアアメリアとは9ポイントという絶対的な差があります。

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オークス時点で「古馬GⅡでも上位争いできるレベル」に達した馬にとって、冒頭の批判は雑音にしかなりません。

間隔も全く不安なし。18年アーモンドアイ、19年クロノジェネシスと、秋華賞は2年続けてオークスから直行した実績馬が優勝中。間隔があくことが有利に働くのが今の秋華賞です。エルフィンS→桜花賞という前例のない臨戦を成功させた陣営なら、今回もしっかり態勢を整えてくるでしょう。


問題は相手。

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実績的にはリアアメリアウインマリリンと、人気順の評価になるでしょう。

リアアメリアは中内田厩舎×ノーザンFしがらきでローズS勝ち。ダノンファンタジーを想起させる組み合わせです。

「ノーザンFしがらき」×「帰厩2走目の中3週」は中内田厩舎の得意とするところ。重賞等クラスを考慮しなければ、3着内率57%で複勝回収率90%と優秀です。

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ローズSの最終追切も芝でソフトにまとめていたので、状態は落とさないと考えています。ただ、逆転するまではいかないか。

ウインマリリンは強い追切を消化したので追切評価は上向き。

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それでも、状態面の不安は拭えません。デアリングタクトの宇治田原優駿Sとの比較では、コスモヴューFからのぶっつけは評価が低くなります。押さえまででしょう。

それ以下の馬は、IDM15番手のミスニューヨークまで12頭が5ポイントの差。横一線で評価付けを行うのは正直困難です。


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このような時は過去に倣うのが1番。
孔子ではないですが、故きを温ねて新しきを知ろうかと。

社台F系の育成馬を狙います。


というのも、近5年で見ると、秋華賞で穴をあけるのは社台F系が多いです。

■15年
5番人気2着 クイーンズリング(山元トレセン2走目)
8番人気3着 マキシマムドパリ(山元トレセン2走目)
■16年
4番人気2着 パールコード(グリーンウッド2走目)
8番人気3着 カイザーバル(山元トレセン2走目)
■19年
2番人気2着カレンブーケドール(山元トレセン2走目)

5頭が馬券圏内に好走。

たしかに優勝馬がおらず、ノーザンFの後塵を拝してきた結果です。
それでも人気順を見ると、社台Fの底力が秋華賞で生きると考えてよいでしょう。

▲マジックキャッスル


3番手を堂々と取り上げるのもなんですが、好配当の使者としてこの馬に期待します。

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マジックキャッスルは国枝厩舎×山元トレーニングセンターの2走目。昨年のカレンブーケドールと同じ組み合わせで、「牝馬の国枝」です。

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アーモンドアイの活躍から放牧明けでの好走イメージが強い国枝厩舎ですが、実は3着内率や単複の回収率では叩き2走目の方が上。

近3年の芝では、叩き2走目(放牧帰り2走目)を買い続けていれば、複勝回収率は110%を達成していた計算です。

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マジックキャッスル自身も関西遠征は慣れたもの。輸送を苦にせず、好状態でパドックに姿を見せてくれるでしょう。

距離は違えど、レシステンシアに詰め寄った京都コースなら、適性面での上積みにも期待できます。

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対抗のウインマイティーは新馬戦4着後、2戦続けて使われたことで未勝利を突破。

リフレッシュ放牧後の年明け初戦、エルフィンSでは7着に敗れたものの、そこから在厩で鍛えられてオークス3着まで駆け上がりました。

そして、前走紫苑Sは放牧明けでの1戦。後方からの競馬となり、持ち前の渋太さを生かせませんでした。

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 これでウインマイティーは、新馬戦を含めると放牧明けで3戦3敗。すべて馬券圏外となっています。一方、在厩調整では【3110】とパーフェクト。一度使われたことで前向きさが出て、オークス時のような先行が叶えば。

◎13デアリングタクト
○05ウインマイティー
▲12マジックキャッスル
△02リアアメリア
△08ソフトフルート

この5頭で考えていますが、ここまで書いて社台F系育成のオーマイダーリンに好走されると立ち直れないので、

☆14オーマイダーリン

はプラスしておきます。

TEXT:村山弘樹

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