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競馬雑記帳 2023/04/20

JRDB永野です。

いよいよ今週末に京都競馬場が長い改修を終えて開催が再開。
前回の開催は、コントレイルの菊花賞をメインにした開催で、ディープボンドなどの現6歳世代が3歳馬だった。現5歳世代で2歳秋までにデビューした馬は京都競馬場の経験のある馬も。来週の天皇賞に登録のあるディープモンスターは、前回の京都開催の最終週の土曜日に新馬戦を勝っている。

今回の改修、スタンドの建て替えはもちろんだが、馬場の全面改修も大きなポイント。前回の大幅は馬場改修は1994年。前年の秋の開催終了と共に改修に入り翌年の秋開催、通常なら10月、11月が京都開催だが、11月にその年の1回京都開催としてスタート。そのために、その年のビワハヤヒデが勝った春の天皇賞や、単勝1.0倍のナリタブライアンがスターマンも負けた京都新聞杯は阪神競馬場で行われている。もう30年近く前の話なのでリアルタイムで当時を知ってるのそれなりの年齢。当時はダービースタリオン人気もあり競馬ブームだったのでその当時の中学生でも既に40歳オーバーか・・・・。

10週続いた先の阪神開催では、芝コースは開催を通じて良好な状態を保った。これは昨年暮れの開催と同時に、冬のあいだにも拘わらず芝の張り替えを実施したことが効を奏した。このように馬場造園技術の進歩は著しい。

京都競馬場も今回の改修で、路盤から全面に改修を実施。路床に暗渠の排水ダクトを20m間隔でコースに対して斜めに設置して、コース上のどこかで暗渠にかかり排水を良くするなど工夫がされている。

全面的に路盤の改修は行われたが、コースレイアウト自体は以前と同じ。芝は内外併せて1200mから3200mまで都合13の距離設定、ダートは7の距離設定がされているが、芝1100m、芝外回り2000m、ダート1000m、ダート1100m、ダート2600mはほぼ行われておらず、前回の改修以前にエリザベス女王杯が3歳戦だったころ、トライアルのローズSが芝外2000mで行われていたが1コーナーまでの距離が短く安全面を考慮して前回の改修後は全く行われていない。
実質の距離別は、芝が11、ダートが4の設定。平地の都合15コースのうち、ダートは初日で全4コースを実施、芝は土曜に5コース、土日で3000m以上の2コースと若駒の新馬・未勝利でのコースの内回りの1400mを残してお披露目。内回りの1400mと3200m戦も2週目には行われる。3000mだけが菊花賞待ちということになりそう。

こういう初ものに強いのが、武豊騎手。
2006年に阪神競馬場に外回りが出来て最初の開催の初日の1レースを勝っているし、大阪杯がGⅠになって最初のレースを勝ったのがキタサンブラック騎乗の武豊騎手。
通常1レースはダート戦だが、土曜1レースは芝のレース。除外こそ出なかったが、フルゲート18頭での3歳未勝利戦。ここで武豊騎手はディープ産駒のスイープアワーズに騎乗。前走5着で出走順位は上位で除外の心配はなかっただけに狙って来ているとしか言いようがない。

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