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競馬雑記帳 2021/07/08


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JRDB永野です。


開幕週の小倉の芝は超高速馬場。

土曜日の3歳未勝利戦で、グランデッツァが2014年の都大路ステークスで記録した芝1800MのJRAレコード1.43.9を0.1秒上回るレコード。
勝ったエスコーラは父がディープインパクト、母が独オークス勝ちのサロミナで半兄にサリオスという超良血。それにしても2着に1.8秒の大差を付けてゴール前は流すレースでJRAレコードが出るのはビックリ。


現在行われていない距離や、ひとつの競馬場にしかない特殊な距離を除けば、JRAの芝のレコードで一番古いのがアグネスワールドの芝1200Mの1.06.5のタイム。この時計は1999年の小倉競馬場の路盤改修でスパイラルカーブが設定された新装の初日のメインでのもの。この時計が22年振りに2勝クラスの特別戦で更新された。
2勝クラスでレコードがでるなら、翌日の重賞ではそれを更に上回る時計。結局アグネスワールドの時計を0.5秒更新することに。
この距離での0.5秒は非常に大きい。次にこのレコードが更新されるのはいつになるのか。
今週は週中の雨模様でパンパンの良馬場は望みつらい。
しかし、今年の小倉は7月下旬から3週の休みがあるので、その間に芝の状態が回復すれば4回小倉2週目の北九州記念で更にレコード更新ということも。

今週の福島のメインは名物の七夕賞。
このレース毎年変な売れ方をするのが枠の7-7のソロ目。

普通、枠のゾロ目とそれと同じ馬の馬連のオッズはニアイコールの数字になる。最近は場合によっては、AI分析などで馬連に大量投票があって、枠連の方が配当が大きいことも珍しくない。
しかし、七夕賞は一貫して7-7の枠連の方が売れる傾向に。
過去20年の七夕賞の7-7のオッズとそれに該当する馬連のオッズを比べると、イビツになっているいのがわかる。

【過去20年の七夕賞7-7のオッズとそれに該当する馬連のオッズ比較】

七夕賞


例えば昨年、7枠は単勝7番人気と11番人気。これで枠連7-7は43.7倍で馬連では92.2倍。倍以上の開きがある。このレースの2枠2頭は3番人気と10番人気で枠連2-2が86.4倍、それに相当する馬連が82.8倍だったことを考えれば枠の7-7だけが売れているのは一目瞭然。

「ケントク買い」自体は否定しないが、買う際は枠の7-7より該当馬連が断然お徳。
ちなみに七夕賞が7-7で決着したのは1986年が最後。それ以降は7枠のゾロ目で決着はしていない。1986年なので当たり前だが、馬連は存在していない。


出走表等は、JRA発表のものをご確認ください

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