競馬稼業はつらいよ【ＩＤＭ◎｛レース条件→ＩＤＭ値｝：３歳以上オープン】

今回も引き続き、ＩＤＭ◎のクラス（レース条件）における成績を分析していきましょう。

（ここでのIDMとは「IDM調整値」のことです）

３歳以上オープンは、３勝クラスと重賞に挟まれており、かつ、重賞を目指す３歳馬と能力の限界点に達している古馬が混じり合う、非常に混沌とした条件になります。

概ね実績のある４歳以上古馬の指数が高く出力されます。３歳馬は、秋初戦または２戦目だと指数が高く出にくいため、◎が付くのは全体の約10％。

そういった事情によって、３歳馬に◎が付きにくい反面、◎が付いたときの勝率は高く、回収率も４歳、５歳のそれを大幅に上回ります。

指数別にみると、80以上はＧ１クラスとなり、Ｇ１競走において理想的な成績を残しています。

75以上80未満でも平均以上の成績。一方、大半を占める75未満では、平均を下回る成績。

また、２勝クラスからハンデ戦が加わります。ハンデ戦における指数別の成績は次の通り。

ハンデ戦は、総じて勝率・連対率は低め。しかし70未満においては、拮抗とした中でも平均並みの結果を残し、妙味をもたらしていることが分かります。

６月はまだ３歳馬に◎が打たれる状況にはなく、いわば４歳以上オープンの延長。より上がり目がない馬たちが混雑する12月もまた成績が悪化。

Ｇ１戦線の佳境となる10月は、上がり目と下がり目、また実力に対して真っ当な評価がしやすくなるため、◎の信頼度が非常に高くなります。勝率22％ベースの37％なので、回収率もその分上積みされる形で100％を大きく超えてきます。

⇒次回に続く

（集計期間は2017～2020年の3年間）

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中京11Ｒ ダ1800M チャンピオンズＣ・Ｇ１ (前日予想)

上位馬実力拮抗

◎６番テーオーケインズ：４歳馬。外厩帰り（チャンピオンヒルズ（滋賀）ABランク。）中間の馬体重506k（前走時492k）は、好仕上げ。叩き２走目上積み見込め。コース向き、距離短縮好材料。
○13番チュウワウィザード：中間の馬体重494k（前走時484k）は良い意味での平行線。距離、、コース向き、叩２走目、上積み見込め。
▲16番カフェファラオ：４歳馬。休み明け（目名共同育成Ｃ（静内町）もポン駆け利く体質。大外枠微妙な面あるが、中間の馬体重518k（前走時524k）はメイチの仕上げ。地力あり、展開次第。
注15番メイショウハリオ：外枠微妙な面あるが、中間の馬体重518k（前走時510k）はメイチの仕上げ。距離、コース向き、叩３走目、上積み見込め。
△1番ソダシ：初ダート戦も、血統、馬体構造的には問題無いが、最内枠で揉まれ無ければ。ハナ切れば面白い。中間の馬体重480k（前走時474k）は好仕上げ。距離向き。短期放牧（ノーザンＦしがらき（滋賀）Aランク）効果見込め。

複勝圏内

☆4番インティ：短期放牧（チャンピオンヒルズ（滋賀）ABランク。中間の馬体重524k（前走時526k）は、良い意味での平行線。
☆12番クリンチャー：中間の馬体重500k（前走時494k）は、良い意味での平行線。
☆7番サンライズホープ：４歳馬。中間の馬体重562（前走時540k）は、現時点では重目残り。前日のひと負いで絞ってくれば。当日の馬体重要注意。距離、コース向き、叩２走目、上積み見込め。先行流れ込み要注意。
☆8番スワーヴアラミス：中間の馬体重490k（前走時478k）は、現時点では若干、重目残りだが、前日のひと追いで絞ってくれば。当日の馬体重に注意。

他の外厩帰り馬
＊3番サンライズノヴァ：11/13吉澤Ｓ－ＷＥＳＴ（滋賀）ABランク。

結果
△1番がハナに立ち、☆4番が2番手、☆7番は好位、その外に11番、直後に◎6番が付け、外から☆12番、▲16番、○13番、☆8番は後方から追走。直線、△1番が粘る処を早々に、☆4番に交わされ、その外から◎6番が楽々と先頭に踊り出て、後続を大きく引き離して、完勝！　☆11番（3着）が2番手を伺うも、○13番が大外からジワジワ伸びて、2着確保。

次走コメント

◎6番は、馬体面からの上積みは薄いが、レース内容良く、見た目以上に強い勝ち方。次走も期待。
○13番は、外枠発走で後方からの競馬も、直線の脚色はシッカリ。次走もそれなりに。
＊11番は、揉まれ無ければ渋太い。次走、展開次第。
△1番は、次走、距離短縮、なら見直しも。
他馬は、一長一短あり、適性条件次第。