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永野 昌治

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騎手、調教師、3連単等、多数の著書を持つ、JRDB創業時からのスタッフ永野昌治の見解です。
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#岩田望騎手

今週からフリー

JRDB永野です。 今週からデビュー以来所属だった藤原英厩舎からフリーになった岩田望騎手。 NHKマイルCはトーホウガレオンが抽選で除外になって騎乗馬はないが、東京で6クラに騎乗予定で、全て乗り替わり。 10レースのメトロポリタンSでは池江厩舎のゼッフィーロに騎乗。前走の御堂筋Sの際は中京で高松宮記念騎乗のために荻野極騎手に手綱を譲ったが順当に手戻り。 前走で道悪をこなしており雨でも問題はなさそう。 旧所属の藤原厩舎との関係は変わらないだろうが、池江厩舎など有力厩舎との

フル回転

JRDB永野です。 日曜は東京でGⅠフェブラリーS、小倉でGⅢ小倉大賞典が行われるので、阪神が裏開催の状況。特定の騎手が数多くのレースになることに。 11レース騎乗する、角田河、鮫島駿、和田騎手を抑えて、岩田望騎手は全12クラに騎乗予定。先週7勝と固め勝ちで昇り調子。うち8クラが乗り替わりでの騎乗で各陣営からの信頼度も高いことが伺い知れる。 中には関東馬の騎乗依頼も。 昨年の岩田望騎手の関東馬、関西馬別の成績は以下の通り。 勝率こそ関西馬の方が若干上位だが、単・複とも

福永騎手の後継者は

JRDB永野です。 福永騎手が調教師に転身する。昨年のジャパンカップのコントレイルに関してカンテレで放送されたインタビューたど思うが、自身も「次のステージ」という表現で調教師ということは考えていると語っていたが、意外と早くその時期が。難関に一発合格というのはお見事。 来年2月末までの騎手生活。注意されるJRAのGⅠ戦は残り5レースだが、今週の阪神JFは騎乗なし。あとの4クラのうち、朝日杯はエイシンプレストンで、ホープフルSはコントレイルで、フェブラリーSはメイショウボーラ

居残り大将

JRDB永野です。 日曜は中京でGⅠのチャンピオンズカップが行われるのでリーディング上位の騎手はそちらへ。 阪神は若い騎手が中心になるメンバー構成。 土曜は中山で騎乗していた岩田望騎手は阪神に戻って9クラに騎乗予定。 うち、新馬も含めて継続騎乗は2クラだけ。先週終了時点でリーディング7位の鞍上に懸る期待は大きい。 10レースの逆瀬川ステークスは、GⅠ帰りのストーリアに騎乗。 松山騎手からの乗り替わりだが、未勝利勝ちは岩田望騎手の手綱。 秋華賞で8着も勝ち馬からは0.4

祝・戦列復帰

JRDB永野です。 夏の小倉で負傷して戦列を離れていた、岩田望騎手が今週から復帰。 負傷前は4位だったリーディングは7位まで後退。 これだけリーディング上位でも5週休むと騎乗馬は集まりにくいのか土曜は1クラの騎乗だけ。それでも勝ち切るしぶとさを見せた。 日曜はメインの神戸新聞杯のアスクワイルドモアを含めて5クラの騎乗予定。 前走からの継続騎乗はメインのアスクワイルドモアと6レースのキャロライナリーバ。 キャロライナリーバの走るダート1400M戦は岩田望騎手が得意としてい

GⅠの騎乗はないが。

JRDB永野です。 先週終了時点でリーディング2位に付けている岩田望騎手だが、先週の京都新聞杯での制裁で来週は騎乗停止。ダービーは現状では騎乗可能だが、土曜の4レースでは馬群に突っ込むのに躊躇していたような感じもあったが、メインでは狭い所を突いたように守りに入った騎乗はしていないので安心。 日曜日はGⅠでの騎乗馬はいないが、東京で騎乗。 青竜ステークスでは休養中の同期の団野騎手からバトンを受けてウラヤに騎乗。 新馬戦以来の手綱だが、この馬自身はダートでは底を見せていない

中京は得意コース

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 夏競馬の終りとともに3歳の未勝利戦も終了。 常にフルゲートで行われていた番組がなくなって、今週は少頭数のレースも多い。 3歳上の1勝クラスも条件によってはフルゲートにはならず。3歳未勝利馬は今年の場合10月一杯までは空きがあれば、中央場に出走可能で今週も1勝クラスのレースでチラホラと未勝利馬が見られる。 ただ、やはり未勝利を勝てなかった馬では1勝クラスでは力の差が。 昨年の同じ時期、9月開催の中山・中京に出走した、前走3歳未

名牝のムスメで

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 特別登録の時点で18頭だった今年のダービーだが、ダノンザキッドが回避でフルゲート割れに。 枠確定後に除外や取消でのフルゲート割れはあるが、出馬投票の時点でのフルゲート割れはグレード制導入後ははじめて。 余談だが、ダノンザキッドを管理する安田隆師にとって、初めてのダービー出走機会だったとか。 定年まで残り少ないだけに、残念だろう。 ダノンザキッドに騎乗予定だった川田騎手はヨーホウレイクに騎乗。 リーディング上位の騎手だけに鞍

武豊騎手の代役にまで成長

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 先週の競馬で武豊騎手が骨折。 春のGⅠシリーズの前半戦は戦列を離れることに。 高松宮記念のレシステンシアは浜中騎手に、桜花賞のメイケイエールは横山典騎手に乗り替わり。 皐月賞のヨーホーレイクの鞍上も岩田望騎手と発表された。 岩田望騎手は同期のなかでは1番先に見習いを卒業。 厩舎のバックアップもありデビューの年からGⅠレースに騎乗している。 重賞勝ちは同期では、斎藤騎手や団野騎手、菅原騎手に先を越されているが、初重賞も時間の問