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永野 昌治

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騎手、調教師、3連単等、多数の著書を持つ、JRDB創業時からのスタッフ永野昌治の見解です。
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#ゴールドジェネレーター_金の成る木

産駒初勝利を

JRDB永野です。 日曜は札幌と東京で重賞が行われるが、今年のダービージョッキーの福永騎手は中京に居残りで、9クラに騎乗予定。 宝塚記念のファン投票では2位だったコントレイルは残念ながら回避となったが、すぐさまキセキの騎乗が決まるあたりはさすがトップジョッキー。 福永騎手の成績の傾向のひとつは新馬戦。 現3歳世代の新馬の勝ち数はルメール騎手を抑えてトップ。 一番人気での成績が良いのは当然だが、7番人気まで勝ちクラがあり単勝の回収率も高い。 昨年の新馬戦の勝ちクラのう

姉に続き妹もエスコート

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 土曜は新潟で騎乗した川田騎手は日曜は東京で騎乗。 レースは10レース以降の3クラの予定。 相変わらず川田騎手は関東圏で騎乗の際は騎乗馬を絞っている。 メインのフローラSではオヌールに騎乗。 先日の阪神牝馬Sでコンビを組んで勝ったデゼルの全妹で管理も同じ友道師。 武豊騎手からの乗り替わりだが、このパターンではチューリップ賞のエリザベスタワーを重制覇に導いている。 (成績集計は2019/1/1~2021/4/18) 土曜の新

固め勝ちも十分可能

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 土曜は新潟で重賞の福島牝馬Sが行われる為に、川田騎手や和田騎手がそちらに参戦。 武豊騎手の怪我の復帰は来週からの予定で、松山騎手は香港遠征と阪神は騎手が手薄に。岩田望騎手は障害戦以外は全クラ騎乗と忙しい。 騎乗馬の質を見ると、福永騎手が固め勝ちをしてもおかしくない。 2019年以降の福永騎手の厩舎別と馬主別の成績は以下の通り。(勝ち数順) 6レースのリノユニヴァースは新馬勝ち以来の競馬になるが、「シルクの馬で管理が友道師」

居残り番長

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 日曜は中山で皐月賞があるので、リーディング上位の騎手の多くはそちらは。 また、若手騎手の多くは新潟で騎乗。 その分阪神が空家になるかと思われたが、岩田康騎手や浜中騎手が居残り、関東から横山典騎手と内田騎手が遠征と顔ぶれは揃った。 しかし、明日の阪神で1番騎乗数が多いのは幸騎手で、10クラに騎乗予定。 その多くは乗り替わりで、ルメール騎手など皐月賞騎乗の騎手からの乗り替わりが4クラ。間違いなく日曜の居残り番長だろう。 幸騎手の

既にベテランの域

JRDB永野です。 日曜は阪神でGⅠがあるので、三浦騎手などがそちらで騎乗。 加えて戸崎騎手がドバイから帰国後の自主隔離中で騎乗はないので、中山は稍騎手が手薄。こういう時こそ若手騎手がチャンスだが、若手が元気なのは関西圏。 で、注目はベテランの北村宏騎手。 デビュー時に所属だった藤沢和厩舎は来年の2月末で解散だが、最近の成績では藤沢和厩舎の比重は低い。 この所、勝ちクラが多いのは木村哲厩舎。 日曜メインの美浦ステークスでは木村哲厩舎のハーメティキストに騎乗。 北村宏

拠点は関東に

JRDB永野です。 先週の日経賞で松山騎手が騎乗停止の制裁。 今週まで騎乗OKで大阪杯のサリオスには騎乗できるが、桜花賞のアールドヴィーヴルと皐月賞のグラティアスには騎乗できず。 その両馬の手綱を任せられたのがデムーロ騎手。 自身も3月半に騎乗停止の制裁を受け、フラワーCでユーバーレーベンに騎乗できず。賞金での権利取りも叶わなかったので、桜花賞での騎乗馬はいなかった。 そのデムーロ騎手だが、今年は完全に騎乗は関東寄り。 先週までで15勝だが、そのうち14勝は関東馬で

人気薄のルメール騎手は・・・。

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 ルメール騎手は昨年の同時期では36勝で、直後にドバイ渡航と自主隔離で4週のブランクがありながら年間204勝。 今年は既に42勝と昨年を上回るペースで勝っており、最終的に何勝を挙げるのやら。 近い所では春のクラシック路線。 皐月賞を予定している馬のうち、ホープフルS2着のオーソクレース、京成杯勝ちのグラティアス、弥生賞2着のシュネルマイスターらがルメール騎手のお手馬。 桜花賞は早くから阪神JF2着のサトノレイナスとのコンビは

厩舎指数で穴馬サーチ 初出走馬の取捨

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 2018年産の馬達の新馬戦は先の東京開催と、それと時期が同じ阪神の2週目で終了。 初出走の馬達は既走馬相手に未勝利戦を走ることに。 しかし、ひと開催分新馬戦が少なかった分、素質馬も残っている。 先週日曜の阪神4レースで勝ち上ったシュレンヌなどが良い例か。 それら、過去走のない馬達の取捨のひとつの手がかりとなるいのが厩舎指数。 以下の表は、2017年産の馬達の新馬戦が終了した2020/3/28からダービー当日2020/5/31

祝800勝

JRDB永野です。 先週サウジアラビアで騎乗した騎手のうち、坂井騎手はそのままドバイへ移動。帰国した戸崎騎手と藤田騎手は、自主隔離で日本での騎乗再開は3月13日からとか。 3月末のドバイへは既に北村友騎手が遠征することが伝えられているが、同じように帰国後2週間の隔離が必要なら、大阪杯と桜花賞に騎乗できない。北村友騎手は3歳牡馬にはラーゴムというお手馬がいるので、皐月賞に間に合えばという考えか。 阪急杯ではレシステンシアとコンビ。 高松宮記念のステップレースだが、宮記念当

狙っての参戦は買い

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 今月末で騎手を引退する蛯名騎手だが、これまでJRAの全10場のうち9場で重賞競走を勝っており、残りは小倉競馬場だけ。 日曜の小倉大賞典が最後のチャンス。約2年振りにコンビを組むデンコウアンジュで記録達成となるか。 しかし、GⅠの裏ながら騎手が揃っており、蛯名騎手の記録の前に立ちはだかる。 特に7.フェアリーポルカに騎乗の和田竜騎手に注目。 和田竜騎手の場別成績では、小倉での成績は目立ったものではない。 しかし、小倉を「夏の主

現在関東リーディング

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 今年は京都競馬場改修に伴う変則開催のため、関西の主場は引き続き中京だが、関東の主場は例年通り、今週から東京に。最終週には今年最初のJRAのGⅠ、フェブラリーSが組まれている。 昨年の東京競馬場での騎手別の成績は以下の通り。 (勝ち数順) ルメール騎手が85勝で断然のトップ。 続くのが、短期免許での騎乗で、東京では10週間の騎乗だったレーン騎手。 その次が、レーン騎手とは1勝差だった田辺騎手。 ただ、騎乗馬の質を人気で見

土曜日、松山騎手は皆勤です。

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 先週の競馬が終った時点でルメール騎手は198勝。 2年振りの200勝にマジック2で、これはよほどのアクシデントがない限り達成だろう。 ただ、自己最多の2018年の215という数字の更新は苦しい。 今年すでに自己最多を更新しているのが松山騎手。 これまでは昨年の91勝が最多だったが、今年は既に124勝で、内容も牝馬三冠含めて重賞9勝と充実している。 今週も騎乗数は多く、土曜は全レース、日曜は朝イチのレースを除く11レースに騎乗

川田-安田隆の関東圏成績

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 阪神で2歳牝馬のチャンピオン戦が行われるが、川田騎手は騎乗馬はなく中山で騎乗。 川田騎手の関東圏遠征にしては珍しく6クラに騎乗。 (JC当日や東京スポーツ杯当日は2クラのみだった) カペラSでは安田隆厩舎の12.レッドルセルに騎乗。 これまで4回騎乗して3勝。 関東主場での川田騎手と安田隆厩舎のコンピは好成績で、ここは人気でも期待したい。 (2019/1/1~2020/12/5 川田騎手-安田隆厩舎の競馬場別成績) 出

競馬雑記帳 2020/12/9

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 今週末は香港で国際競走。 日本からも、3レースに6頭が参戦予定でJRAでの馬券の発売も行われます。 だた、騎手の遠征はウインブライトで香港カップの連覇を狙う松岡騎手だけ。 その他の日本馬には、スミヨンやムーアなど短期免許でお馴染の外国人騎手が手綱をとることに。 このご時世でこの秋にJRAの短期免許を取得した外国人騎手はいなかったが、この香港で騎乗はどういう免許での騎乗なのだろう。 欧州の競馬はシーズンオフだけに、香港で短期免