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永野 昌治

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騎手、調教師、3連単等、多数の著書を持つ、JRDB創業時からのスタッフ永野昌治の見解です。
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#JRDB

引退調教師に捧ぐ

JRDB永野です。 出馬投票の木曜日がまだ2月だったので、今年定年を迎える調教師は今週の出走がラスト。 騎手時代にはダービーも制した、安田隆師、中野師。ナイスネイチャの主戦だった松永昌師。騎手時代はビッグタイトルこそなかったが渋い騎乗だった加用師も調教師を引退。 土曜中山の10レース上総ステークスのミラクルティアラは有力の1頭。 鞍上は先週にサウジダービーを勝った坂井騎手。坂井騎手の手綱では勝ちクラこそないが3戦して2着が3回。この馬とのコンビは昨年の11月以来になるか、

この勝負服はよく似合う

JRDB永野です。 古傷の治療のために戦列を離れていたM.デムーロ騎手が今週から復帰。 きさらぎ賞では新馬勝ち直後の5.シヴァースに騎乗。 佐々木主浩氏の馬ではこの馬のいとこにあたるディヴィーナで昨年の府中牝馬ステークス勝ちのほか、関屋記念、中京記念でも好走。 この馬の母のヴィブロスの未勝利勝ちの手綱もM.デムーロ騎手と相性の良い血統。

競馬雑記帳 2024/02/01

JRDB永野です。 美浦トレセンの坂路コースのリニューアルオープンから4ヶ月。 これまで、東西の格差の一因として坂路コースの違いが挙げられていたが、リニューアルの美浦の坂路は栗東の坂路に勝るとも劣らない設備に。これで関東馬の底上げも期待される。 では、実際は東西の差は詰まったのか。 日経新春杯をこの2月で定年の中野師の管理するブローザホーンが勝ったり、先週の3歳未勝利戦では関東遠征の最低人気の馬が3着に入って9頭立てながら複勝3600円と関東馬が京都で頑張っているイメージ

競馬雑記帳 2024/01/25

JRDB永野です。 早くも正月開催は終了で、開催が改まり、関東は東京開催に関西は2回京都に。 この時期になると必ず話題になるのが、引退調教師。 通常は2月一杯だが、今年は2月の末日が木曜で出馬投票の日のため、結果の出る3月5日までが免許有効なので、残りは6週。 今年引退の調教師のなかでは、中野師がブローザホーンで日経新春杯を、安田隆師がミッキーゴージャスで愛知杯を勝っている。 特に愛知杯では、安田隆厩舎からデビューした川田騎手が、脚を余しての負けだだけは絶対避けたいいう

厩舎指数で穴馬サーチ 初富士S

JRDB永野です。 土曜中山のメインは3勝クラスの初富士ステークス。 昨年のこのレースの勝ち馬はスルーセブンシーズで、次走で中山牝馬Sを勝ち、宝塚記念2着、凱旋門賞4着の飛躍のあしががりに。 今年のメンバーの中からも、この後重賞勝ち負けする馬が現れるか。 実績なら4.ダノンザタイガーが抜けている。1勝馬だが、昨年の共同通信杯では後のダービー馬のタスティエーラに先着。前走大敗も距離短縮で改めて。 忘れな草賞勝ちの9.グランベルナデット。秋3走が不本意だが、鞍上に横山武騎手

競馬雑記帳 2024/01/18

JRDB永野です。 昨年まで、4歳未勝利馬は、中山・東京・京都・阪神の中央開催には出走出来ない規定だったが、今年からその制限はなくなった。 先週土曜の京都7レースの4歳上1勝クラスを勝ったジャミーレは4歳未勝利馬の身で1勝クラスを勝っている。 この馬自身は、半姉にオークス馬シンハライトのいる良血で、デビューが3歳1月と遅く、その後、未勝利戦を使っただけで今回が3走目。これだけ良血だけに厩舎も大事に使っての結果。次走もう一度1勝クラスを使えるのでチェックしておきたい。 3

ひとクラ入魂

JRDB永野です。 来週から小倉開催が始まるが、3日間開催の今週は2場での開催で、騎手は偏り加減。 今年5年目を迎える泉谷騎手。初騎乗初勝ちを果たし、2年目では46勝を挙げたが、その後はやや停滞気味。 3日間開催では、土曜京都でひとクラと日曜の中山でひとクラのみ。 日曜中山10レースのポルックスSのブラックアーメットは昨年の福島でオープン特別勝ちのお手馬。好枠を引いたので内でロスなく立ち回って終い勝負なら決め手を活かせる。

お手並み、拝見

JRDB永野です。 年始から短期免許の外国人騎手が枠一杯の5人が参戦。 モリス騎手は年末まら引き続きだが、他の4人は短期免許は初めてで、昨年の札幌でのWSJSに騎乗したキング騎手以外の3人は、日本での騎乗自体が初。 短期免許の資格があるので、当然腕のある騎手だけに、あとは契約馬主、身元引受調教師、騎乗依頼仲介者のコンビネーションか。 WASJでは、第4戦で競走中止がありながら2位の成績を残したキング騎手。 初めての短期免許になるが、美浦の堀厩舎が身元引受。3日間開催で13

阪神でも友道厩舎

JRDB永野です。 有馬記念に3頭出しの友道厩舎。 日曜は阪神でも3頭が出走。 10レースのサンタクロースSにはダービー馬ワグネリアンの全妹のミスフィガロが出走。 有馬記念に騎手が出払っているので、藤岡康騎手と秋華賞以来のコンビ。 友道厩舎、金子オーナー、藤岡康騎手では、ワグネリアンの神戸新聞杯やマカヒキの京都大賞典など勝負強い印象がある。

競馬雑記帳 2023/12/14

JRDB永野です。 今年の残り半月。競馬の開催も5日間を残すのみに。 暮れの大一番の有馬記念の登録馬も発表になった。 残念ながら、ファン投票1位のイクイノックスと2位のリバティアイランドの名前はないが、20頭の登録でフルゲート16頭の争いになりそう。 ジャパンカップと同じく、10着でも出走奨励金1000万円というが魅力か。 現状では、チャンピオンズCで改めてダートの適性を示したドゥラエレーデが東京大賞典回り方向で、京都大賞典勝ちからここ一本に絞ったプラダリアが15番目で、福

競馬雑記帳 2023/12/7

JRDB永野です。 フリーエージェントで去就の注目されているメジャーリーグの大谷選手。 その移籍金は800億円とも言われている。その金額がピンと来ないということで、テレビのワイドショーで引き合いにだしていたのがスカイツリー。総工費は630億円だったらしい。竣工からそでに12年で物価が上がってはいるだろが、移籍金でスカイツリーがもうひとつ建設できる計算。ちょっと想像出来ない金額。 ジャパンカップを最後に競走生活を終えたイクイノックス。社台SSが50億円で購入といのが、一口を

厩舎指数で穴馬サーチ キャピタルS

JRDB永野です。 ジャパンカップの前日のメインとして定着しているキャピタルS. マイルの距離も長く固定されている。 昨年は18頭、一昨年は17頭と多頭数だったが、今年は10頭と落ち着いた頭数に。 ここ3年は人気の4歳馬が制しており、今年もそのパターンか。 競りでの高値で話題になった8.ドーブネ。オープン勝ちはあるがまだ重賞勝ちはなく原価償却までの道は遠い。鞍上の吉田隼騎手は好相性で、まずはリステッドからひとつづつ。 3歳の春には二冠馬のスターズオンアースを負かした3.

真価の問われる場

JRDB永野です。 秋の福島開催のリーディングを獲得の佐々木騎手。 2場開催の今週も土曜6クラ、日曜8クラと騎乗馬が集まった。 土曜の最終レースでは蛯名正厩舎のワールドコネクターに騎乗。 今年佐々木騎手は蛯名正厩舎の馬では【2-1-0-5】と、武豊騎手、杉原騎手と並んで蛯名正厩舎の勝ち頭。 この馬とは昨年の夏の新潟でコンビを組んで2戦1勝3着1回と結果を残している。 3歳春以来の芝のレースになるが、未勝利勝ちは東京の芝のマイル戦。大型馬の叩かれての変り身に期待したい。

競馬雑記帳 2023/11/23

JRDB永野です。 今週は今年で43回目を迎えるジャパンカップ。ハーツクライ産駒でセントレジャー勝ちのコンティニアスが回避して外国馬は1頭のみとなったが、5着でもGⅢ勝ち以上の5000万円の賞金、10着でも1000万円の出走奨励金が交付れさ、出走すれば、馬主をはじめ厩舎スタップに参加記念品が交付されるとあって、フルゲートに。 興味はやはりGⅠ5連勝中のイクイノックスと3冠牝馬リバティアイランドの対戦。最近ではジェンティルドンナ、アーモンドアイが牝馬三冠達成直後の参戦で勝っ