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永野 昌治

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騎手、調教師、3連単等、多数の著書を持つ、JRDB創業時からのスタッフ永野昌治の見解です。
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2023年12月の記事一覧

厩舎指数で穴馬サーチ ホープフルS

JRDB永野です。 JRA今年最後のGⅠは2歳馬による皐月賞と同じコースでのホープフルS。 有馬記念勝ちの武豊騎手は、このレースで平地GⅠ完全制覇が懸る。 昨年人気薄のドゥラエレーデでこのレースを制したムルバザエフ騎手。今年は人気の6.シンエンペラーに騎乗で連覇が懸る。距離の経験があるのは大きな強み。 初年度産駒からブレイクのスワーヴリチャード産駒の13.レガレイア。朝日杯も牝馬が好走しており侮れない。祖母がディープインパクトの半妹という良血。 前走鮫島駿騎手が手綱を

短期免許最終日

JRDB永野です。 昨年の短期免許では2勝に終わったドイル騎手だが、今年は日曜までで12勝。 大きな変化は、騎乗依頼仲介者の変更と主戦場をローカル開催に移したことにある。 ただ、第3場のなくなった先週は、土日中山で騎乗して2勝を挙げている。 28日が短期免許の最終日で騎乗が3頭だけだが、GⅠのホープフルSにも騎乗。 その前の立志賞でグランサバナに騎乗。昇級の前走でクラスに目処をたてている。 今回の短期免許の契約馬主のキャロットファームの馬で4勝を挙げており、この勝負服での

厩舎指数で穴馬サーチ 有馬記念

JRDB永野です。 4年振りとなった有馬記念の公開枠順抽選会。序盤はにこやかだったルメール騎手だが、騎乗するスターズオンアースが指名され、大外の16番が当ると思わず顔を覆い、テーブル席に戻っても浮かない様子。 1985年以降、16番の馬は【0-0-0-22】と全く馬券に絡んでいない。大外が嫌われて人気を落とすこともあり、1番人気に支持され馬はおらず、2番人気も菊花賞を勝った直後のライスシャワーだけで結果も8着。 さて、ルメール騎手はどう乗るか。 人気上位馬の厩舎指数算出指

阪神でも友道厩舎

JRDB永野です。 有馬記念に3頭出しの友道厩舎。 日曜は阪神でも3頭が出走。 10レースのサンタクロースSにはダービー馬ワグネリアンの全妹のミスフィガロが出走。 有馬記念に騎手が出払っているので、藤岡康騎手と秋華賞以来のコンビ。 友道厩舎、金子オーナー、藤岡康騎手では、ワグネリアンの神戸新聞杯やマカヒキの京都大賞典など勝負強い印象がある。

出戻りには訳がある?!

JRDB永野です。 3歳未勝利を勝ち上がれずに地方に転出した馬の中央再転入が目立つよういになってきた。 ただ、リーディング上位の厩舎は2歳世代で馬房が埋まるので、元いた馬の受け入れは難しいか。実際土曜に中央再転入で初戦を迎える馬の元いた厩舎の今年のランキングと再転入先の厩舎のランキングは、 クリノキューチャン  坂口智128位→天間175位 パララヴィクトリア  寺島24位→粕谷177位 ホウオウジュビリー  音無46位→西田130位 ロギッシュ      田村57位→西

厩舎指数で穴馬サーチ 阪神カップ

JRDB永野です。 土曜阪神のメインはGⅡの阪神カップ。 嘗ては暮れに行われていたスプリンターズSが秋のGⅠ開幕戦に移ったことにより、スプリンターの暮れの目標ちして創設で今年で18回目と比較的新しいレース。 特長としてはリピーターの多いレースでキンシャサノキセキなど連覇した馬が3頭。コースの適性がものを言うレースといえる。 12.ララクリスティーヌが昨年このコースで行われたスワンSで2着。年明け同じくこのコースでの京都牝馬S勝ちと阪神の芝1400mがベストの条件。 多

競馬雑記帳 2023/12/21

JRDB永野です。 早くも来年の話。 来春に新規開業の調教師が発表された。 現在開業待ちの技術調教師は美浦が3名で栗東が4名。その7名に加えて先日調教師試験に合格し来年の元日に免許所得の高橋一哉師も栗東で開業。 来春に定年となる調教師は、美浦で3名、栗東4名で、馬房数では美浦が60馬房、栗東が90馬房。以前は新規開業は14馬房くらいでのスタートだったが、今春開業の調教師は16~18馬房。栗東も90馬房空けば5名開業でも18馬房振り分けられる。逆に言えば遊んでいる馬房を極力

厩舎指数で穴馬サーチ 朝日杯FS

JRDB永野です。 ホープフルSと使い分けの進むなが、一昨年の勝ち馬のドウデュースがダービーを製するなど、来年に向けての重要度は変わりない。牝馬1頭を含めて来年の飛躍に向けての一戦。 人気上位馬の厩舎指数算出指定TMの印は 03.ジャンタルマンタル      ○・○・◎・○ 17.シュトラウス         ◎ 08.ダノンマッキンリー      注・▲・◎・▲ 01.エコロヴァルツ        注・無 05.タガノエルピーダ       △・△ 下位人気で厚い印

穴騎手の本領発揮か

JRDB永野です。 チャンピオンズカップで12番人気のウィルソンテソーロで2着と好走した原騎手。 先週も7番人気のキタノリューオーで師走Sを勝つなど穴騎手ぶりを発揮。 先週までの今年の成績では単回収が137と、騎乗数100回以上の騎手では水沼、国分恭騎手に次ぐ数字。 原騎手といえば、テソーロの馬の印象が強いが、今週はテソーロの馬の騎乗はなし。 中山で騎乗する日曜は、最終レースに関西馬の騎乗依頼。騎乗するタガノチュールとは昨年の初夏の新潟でテン乗りで勝ちクラ。 休み明けの前

年間50勝目前

JRDB永野です。 土曜の中山ではYJSのファイナルが。先日の川崎ラウンド終了時点でのランキングは、1位が永野騎手、2位田口騎手、3位秋山稔騎手とJRA勢が上位に。 そんななか、今年ブレイクした佐々木騎手は最下位と出遅れ。こんなことなら土曜日のYJS中山ラウンドより、勝ちの稼げる中京で乗っていた方が良かったか。 YJSのトライアルラウンドでは、西日本12人中12位と振るわなかった永島騎手だが、中央では今年既に48勝で50勝のラインも見ててきた。先週の阪神JFではGⅠレース

厩舎指数で穴馬サーチ ターコイズS

JRDB永野です。 土曜の中山ではイクイノックスの引退式が行われるが日曜ではないのは、ルメール騎手の都合か。 その前には牝馬限定のGⅢ戦のターコイズステークス。除外もでたフルゲートで行われる。その中には、イクイノックスと同じキタサンブラックを父にもつ馬が2頭。ヒップホップソウルはイクイノックスと同じ木村厩舎で、キタサンブラック産駒の特長を掴んでの仕上げは得意かも。 10.ヒップアップソウルは1勝馬だが、その1勝が中山芝のマイル戦。そのほかフラワーC、紫苑Sでそれぞれ2着と

競馬雑記帳 2023/12/14

JRDB永野です。 今年の残り半月。競馬の開催も5日間を残すのみに。 暮れの大一番の有馬記念の登録馬も発表になった。 残念ながら、ファン投票1位のイクイノックスと2位のリバティアイランドの名前はないが、20頭の登録でフルゲート16頭の争いになりそう。 ジャパンカップと同じく、10着でも出走奨励金1000万円というが魅力か。 現状では、チャンピオンズCで改めてダートの適性を示したドゥラエレーデが東京大賞典回り方向で、京都大賞典勝ちからここ一本に絞ったプラダリアが15番目で、福

祝・調教師試験合格

JRDB永野です。 新規の調教師に美浦から3名、栗東から6名が合格。 来年の2月一杯で美浦で3名、栗東で4名が定年に。栗東では28馬房の安田隆師が定年というのも、6名と普段より多めの合格者の要因か。 その中には1000勝ジョッキーの秋山真騎手の名前も。キャリア27年で44歳なら転身もおかしくはない。 桜花賞キョウエイマーチの晩年の主戦で、自身はデビュー2年目から15年連続で重賞勝ち。その年に初めてのGⅠ勝ちとなったのが、カレンブラックヒルのHNKマイルC。 秋山真騎手の

厩舎指数で穴馬サーチ 阪神JF

JRDB永野です。 今年の阪神JFは昨年のリバティアイランドのような抜けた存在がおらず混戦模様。 人気上位馬の厩舎指数算出指定TMの印は 14.サフィラ       △・◎・△ 10.コラソンビート    ▲・△ 06.ステレンボッシュ   △・△・◎・△ 03.キャットファイト   無・▲ 16.ルシフェル      ○ 下位人気で厚い印がある馬は見当たらない 14.サフィラの池添学厩舎。主戦は兄の池添謙騎手だが、ことシルクの馬に関しては今年手綱を取っておらず、松