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永野 昌治

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騎手、調教師、3連単等、多数の著書を持つ、JRDB創業時からのスタッフ永野昌治の見解です。
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2022年8月の記事一覧

厩舎指数で穴馬サーチ 小倉日経OP

JRDB永野です。 日曜小倉のメインの小倉日経オープンは珍しく関東馬が4頭。 ただ、今年の関西圏での平地のオープン特別は、関西馬が35勝に対して関東馬は5勝。 関東馬の参戦が少ないので、連対率、複勝率に差がないことは念頭に入れておきたい。 前走の中京記念ではメンバー最速の上がりの脚を使った6.ヴァリアメンテ。オープンに昇級後も大きくは崩れておらず、この頭数なら直線も捌き易いはずで差し届く。ここまでの4勝が全て藤岡佑騎手の手綱。 関東馬の10.アヴァーガーデンが西村淳騎手

九州は地元

JRDB永野です。 この夏は北海道を中心に騎乗していた鮫島駿騎手。 今週は札幌に騎手が集めるので、小倉が手薄な状態なので、そちらで騎乗。 土曜9クラ、日曜10クラと騎乗馬が集まった。 7月10日以来の小倉での騎乗なので、大半の馬は乗り替り。 土日併せて19クラのうち、前走からの継続騎乗は3クラのみ。 日曜のレースでは、川田騎手や松山騎手といったWSAJに騎乗で不在の騎手からの乗り替りも。 日曜の騎乗馬は自身が勝ちクラを多く挙げている厩舎が並ぶ。 7レースのコンジャクショ

秋に向けての伏線か

JRDB永野です。 今週は札幌でWASJが行われる為に、リーディング上位陣は札幌に集結。 川田騎手と松山騎手が札幌参戦で小倉の騎手がやや手薄に。 落馬負傷の岩田望騎手の復帰が遅れているのも騎手の遣り繰りを難しくしているか。 川田騎手が主戦の中内田厩舎は今週は新潟で2頭、小倉で4頭が出走予定。 新潟の2頭は関東の騎手に任せたが、小倉の4頭は藤岡佑騎手が札幌から移動して騎乗。 藤岡佑騎手は中内田厩舎では川田騎手に次ぐ存在。 3レースの未勝利戦のスカーレットオーラはダイワスカ

厩舎指数で穴馬サーチ BSN賞

JRDB永野です。 土曜新潟のメインはリステット競走のBSN賞。 リステット競走とオープン特別の違いがあるとはいえ、2週前の小倉での阿蘇ステークスが関西馬ばかりでフルゲート割れだったのに対して、BSN賞は半数以上が関西馬で除外も出たフルゲート。 小倉の場合は美浦から遠いという立地もあるが、美浦と栗東の層の厚さの違いが如実に現れている。 今週は札幌にリーディング上位陣が集結しているために、騎手の遣り繰りも一苦労の感じ。3.ダノンスプレンダーの鞍上はこの夏は北海道中心に騎乗し

競馬雑記帳 2022/08/25

JRDB永野です。 最近は競馬関連だけでなく、一般紙などでも取り上げられるようになった今村騎手。 先週土曜の新馬戦勝ちで、JRAと地方の交流競走の勝ちクラが31勝に到達でGⅠレースへの騎乗資格を獲得。 デビューの年の8月半ばでの31勝到達は、見習騎手のGⅠ騎乗は31勝以上という内規が出来てからは、三浦騎手、福永騎手に次ぐスピードらしい。 参考までに武豊騎手の31勝到達は8月なので、今村騎手はそれと遜色のないスピードで勝っているといえる。 資格を得たGⅠ騎乗資格だが、三浦騎

厩舎指数で穴馬サーチ 札幌記念

JRDB永野です。 調教師として1153勝、そのうち重賞が77勝をいう成績を残して、殿堂入りも果していた、伊藤雄二元調教師がなくなった。 ファインモーションやエアギルーヴ、ウイニングチケットなどGⅠ馬も多数育てた。なかでも筆者自身の印象が強いのはマックスビューティ。メジロラモーヌから2年連続の牝馬三冠誕生かと思われたがエ女王杯で2着に敗れた。 改めてマックスビューティ3歳時の出走履歴をみると三冠戦のトライアルも皆勤で、秋は神戸新聞に使ってからローズS、エ女王杯という臨戦家庭

人馬ともにサマーチャンピオンへ

JRDB永野です。 この夏は北海道に腰を据えて騎乗している浜中騎手だが、今週は土曜は札幌で騎乗して日曜は小倉に移動。 もちろん北九州記念のナムラクレアのへ騎乗のため。 この馬とのコンビは、昨年の小倉2歳Sで騎乗予定だった和田竜騎手が負傷のために急遽の乗り替りが縁。 浜中騎手は現在サマージョッキーズシリーズではトップ。対象レース2クラの騎乗だが共に勝っての20ポイント。札幌記念には函館記念でコンビを組んたハヤヤッコが出走するが、小倉での騎乗を選択したあたりに勝算を感じる。

存在感は十分

JRDB永野です。 短期免許で来日中のホー騎手。 3週で4勝と勝ちクラはソコソコだが、うちひとつは重賞勝ち。 先週の小倉記念では人気薄のヒンドゥタイムスを2着に持ってきて存在感を見せた。 それもあってか、今週は土曜11クラ、7クラと騎乗も増えた。 来週は札幌でのワールドオールスタージョッキーズ参戦のために小倉での騎乗は日曜まで。 土曜の注目は2レースのシエロフェイス。管理する矢作師との相性は良く、レパードS勝ちのカフジオクタゴンでは穴をあけているし、昨年4月のラヴズオンリ

厩舎指数で穴馬サーチ 札幌日刊スポーツ杯

JRDB永野です。 戦列復帰となった先週は新潟で騎乗したルメール騎手だが、今週は土日共に札幌で騎乗。来週もワールドオールスタージョッキーズ参戦で札幌で騎乗することに。 日曜の札幌記念ではグローリーヴェイズと初コンビ。この馬自身は6勝のうち5勝が外国人騎手。さてルメール騎手がどう乗るか。 土曜のメインの札幌日刊スポーツ杯では、ルメール騎手は5.チャックネイトに騎乗。昨年の夏に未勝利勝ちを決めたとき以来の騎乗、馬自身も半年振りの競馬だが、厩舎指数算出TMは◎で信頼したい。

競馬雑記帳 2022/08/19

JRDB永野です。 ジャック・ル・マロワ賞などGⅠ5勝を挙げてJRAの顕彰馬にも選出されたタイキシャトルが死亡した。 水曜日のスポーツ報知の紙面には功労馬として養老牧場で余生を過ごしている所が報じられ、取材済みで放送前のテレビの映像もあるとか。 直前まで元気だったらしいが、老衰からくる心不全だったとか。28歳で老衰か・・・。 現役時代はダートでデビューの未勝利戦を勝って、当時は秋に行われていたユニコーンSで重賞初制覇。その後はダートを使うことはなかったが、不良馬場の安田記

回収率は高い

JRDB永野です。 この秋はダービー馬ドウデュースでの凱旋門賞挑戦を控える武豊騎手。 日曜の札幌では前走新馬戦で人気になりながら除外となったコモドアーズに出走するが武豊騎手自身は新潟で騎乗。 関屋記念のディヴィーナにヴィクトリアMに続いての騎乗依頼で新潟での騎乗だが、その他の騎乗馬も面白そう。 浦佐特別のファーンヒルは端午ステークスからの継続騎乗。管理するのはキタサンブラックの清水久師。 今年の武豊騎手と清水久詞のコンビは単・複ともに回収率が高く馬券の妙味は大きい。

厩舎指数で穴馬サーチ 関屋記念

JRDB永野です。 日曜新潟のメインはサマーマイルシリーズ第3戦の関屋記念。 サマーマイルシリーズは1戦目の米子ステークスがリステッド競走なので勝馬のウンカーネリアンは8ポイント。中京記念勝ちのベレヌスには2ポイント差。シリーズチャンピオンのためにはここで少しでも多くポイントを稼いでおきたいところ。 休み休みの出走ながらルメール騎手で連続して重賞2着の7.スカイブルーヴ。その重賞2着の2回はいずれも厩舎指数算出TMは注だったが、今回は◎。距離の1200Mは守備範囲で重賞初

戦列復帰

JRDB永野です。 宝塚記念デー以降、日本を離れていたルメール騎手だが、先週末は英国でシャガーカップに騎乗、今週末からは日本での騎乗再開となった。 騎乗馬は土日共に7頭の予定。 6週振りの日本での騎乗なので、お手馬でも前走でほかの騎手が騎乗している場合も。 ルメール騎手自身は、乗り替りと継続騎乗での差はあまりない。 土曜の7クラの内、新馬戦がひとクラ。残りは乗り替りと継続騎乗が半々。 当然、ルメール騎手の帰国を待っての出走の継続騎乗の馬が有力。 乗り替りでは、今年の

厩舎指数で穴馬サーチ 阿蘇S

JRDB永野です。 2週間の休止を経て今週から小倉は4回開催がスタート。 7月の3回開催は4週を通して芝の状態は良好で先行決着が多かったが、最終日から20日間が経過しているので、芝の状態はベストのコンディションのはずで、先行有利のスピード決着となりそう。 土曜小倉のメインは古馬オープンの阿蘇ステークス。2001年以降古馬のオープン特別とし1700Mで争われている。長らくハンデ戦だったが、2020年からは別定戦に。 40代以上のゲーマーで「ダビスタ」をプレイしたことのある方