見出し画像

記述式問題の導入について

記述式問題の導入について

日本赤十字看護大学では2020年度に実施する入学者選抜から、学校推薦型選抜の「資料読解」と一般選抜の「国語」の一部に、記述式問題を導入します。

「学力の3要素」に含まれる表現力を、筆記試験でも評価できるようにすることが目的です。また、思考力と判断力についても、一層多角的に評価できるようになることが期待されます。

「学力の3要素」に関する評価方法・比重等については、看護学部アドミッション・ポリシーのページに資料を掲載しています。※さいたま看護学部も同様の内容です。

導入の経緯について

本学の昨年度における推薦入試・一般入試では、筆記試験はすべてマークシートで解答する選択式問題による出題でした。
選択式問題といっても、覚えていれば解答できるような知識を問う問題は少なく、知識を使って考えることで答えを導き出したり判断する形式の問題が多く出題されていました。
一方で選択式問題による筆記試験では、表現力を評価できていませんでした。

また、高等学校の学習指導要領では、思考力・判断力・表現力をはぐくむ観点から言語活動を充実させる方針が打ち出され、国語に限らず様々な教科や科目で言語活動に力を入れた授業が行われています。

大学の入学者選抜試験は、高等学校までに学んだ学力や身につけた力を評価することが目的です。本学の入学者選抜試験も高等学校の授業の変化に対応し、筆記試験に表現力の確認を取り入れて授業で学んだり身につけた力をより適切に評価できるようにすることが、記述式問題の導入に至った経緯です。

概要について

記述式問題は、学校推薦型選抜の「資料読解」と一般選抜の「国語」の一部に導入します。
一部というのは、基本的にマークシートで解答する選択式問題が多く出題され、100点満点のうち一部が記述式問題で出題されるという位置付けです。
記述式問題を導入する初年度は受験生の皆さんが参考にできるものがなく準備が難しいため、まず一部に限り導入することにしました。

過去問題集について

記述式問題は載っていませんが、選択式問題の傾向は昨年度までの過去問題集でご覧いただけます。
無料で配布していますので、興味をお持ちいただいた場合は資料請求ページからお申し込みください。

参考情報:入試概要(看護学部)

参考情報:入試概要(さいたま看護学部)






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?