オタクのあるべき姿とは

はじめに

僕こと筆者は毎年この時期になると将来が不安になり「声優オタク辞めるぞ!」と言い出してしばらくイベントに行かなくなり、そして私生活で嫌なことがあるとまた声優イベントに戻ってくるそんなサイクルを繰り返しています。キモオタクと意識高い系の悪魔融合みたいなタイトルですが実態はオタクを辞められない異常者の戯言ですのでご理解ください。
また、この内容も他人に押し付ける意図はなく、「自分はこう思っている」というだけに過ぎないことをご理解ください。

オタクとは何か

本題の前に、皆さんは自分がオタクになったきっかけを覚えていますか?
そもそもオタクの定義ってあるんでしょうか?
まずは僕が思う“オタク”について記したいと思います。
※「本題の前に」と書いていますがここが本編です。

例えば幼稚園の頃(生まれた世代とか家庭環境によりますが)、ポケモンパンのオマケのデコキャラシールって流行ったと思うんです。
これを“れんらくちょう”に貼ってたからと言って別にオタクではないですよね。
仮に家庭環境の都合(例えば親が第一パンに勤めてるとか)で意図せずコンプリートセットとか持ってたとしても別にオタクではないと思うんです。
両親から「クリスマスにサンタさんから何貰いたい?マリオパーティ?」って聞かれて「スマブラ!」とかではなく「ポケモンパン!デコキャラシール!」って答えられる奴がオタクだと思うんです。
れんらくちょうにデコキャラシールを貼ってるだけの奴とクリスマスプレゼントに意図的にデコキャラシールを貰った奴、どちらもポケモンが好きだと思いますし、前者もそう主張すると思いますが、後者とは熱量が違いますよね。この熱量、能動的な異常性がオタクだと思うんです。

他には、ポケモンって種族値、個体値、努力値の3つの価、所謂3値と性格で能力値が決まるという話はなんとなく皆さん聞いたことがあると思うんです。6Vリザードンとか、AS(極振り)ガブリアスとかそういうやつです。
6Vというのは、HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さの6つのステータスが全て最高値であることを指します。個体値の最高値は31で、これをVと呼んでいます。
AS(極振り)というのは、前述の6ステータスの略称をH,A,B,C,D,Sとし、A(攻撃)とS(素早さ)の努力値(公式名称:基礎ポイント)が上限値(252)であることを指します。ちなみに努力値は合計で510までのため、極振りできるのは2箇所までです。
僕はこの程度の知識で止まっている人はオタクではないと思います。何故なら3値はポケモン対戦をする上で必須の情報だからです(ポケモン対戦する奴自体が既にオタクって言われたら何も言い返せませんが)。逆に言えばポケモン育成に必要な“能力値の知識”は3値と性格以外ありません。
オタクというのは「10とか100とかキリの良い数字じゃなくてなんで31?」「Vって何の略?」「上限が252の理由は?」と本筋とは関係ない部分に興味を示すこと、あるいはそれに気づくことだと思います。

時々「〇〇を知らない奴が✕✕を語るな」みたいな論に対して「〇〇を知らなくても✕✕が好きであることに変わりはない」みたいな反論をする人がいますが、僕はどちらの言うことも正しいと思います。
前者は、相手の好きを否定しているのではなく、自分と同じ土俵に立つなと言っているだけです。
ミシュランのシェフが「サイゼリヤは本格イタリアン」と言うのと、イタリアに行ったことがない人が「サイゼリヤは本格イタリアン」と言うのでは意味が違います。それを同列に語るなというだけです。
別にオタクがミシュランのシェフほど価値があるというわけではないです。イタリアに行ったことがある人レベルです。でも行ったことがない人とは違うということを理解してもらいたいのです。
オタクは本筋とは関係ない部分に興味を示すが故に博識であるし、知識不足を指摘されて喚くような奴はオタクになり得ないと僕は思います。
もちろん誰でも最初は初心者なので知識不足が悪いのではありません。知識不足を開き直って甘えている癖に自分がファン代表みたいな面をするのが良くないという話です。

以下、自分語りなのでまとめまで飛んでもらって構いません。

ロックマンゼロとの出会い

ところで、僕が初めて能動的な異常性を発揮したのは『ロックマンゼロ』でした。
ロックマンゼロとの出会いはテレビCMで、当時は周りの友達もみんなポケモンにキャッキャしてるくらい幼かったので朧気に「かっこいいなぁ」と思ったくらいでした。
そして数年後(子供の1年はとてつもなく長いので実際には2年経ってないかもしれない頃)、世間では『ロックマンエグゼ』が大ブームの中、僕は裕福な友達の家で投げ捨てられていたロックマンゼロ2を借りて即ハマってしまい、当時はコロコロコミックで消える程度のお小遣いしか貰えなかったのでいろんな手段で1200円ほどかき集めて約5km離れたBOOK OFFまで徒歩で行き、裸(パッケージや説明書が欠品した中古)のロックマンゼロ(1)を買いました。

ロックマンゼロは、ロックマンXシリーズの100年後の世界で、エックスが創造した人間の理想郷ネオ・アルカディアと、エネルギー不足のため処分されそうになったレプリロイド(人型ロボット)たちで結成したレジスタンスとの戦いを描く物語で、主人公のゼロはレジスタンス唯一の人間である少女シエルによって100年の眠りから目覚めさせられます。つまり主人公はエネルギー不足に反抗する悪の組織の実行犯です。
現実に例えるとSDGs!脱炭素!とか政府が言ってる中で、積極的にプラスチックストローを使いたい集団が環境省に破壊工作するような話です。
かなり省略しましたが、ロックマンゼロの随所に出てくる人間とレプリロイドの恋愛が切なくて好きです。決して結ばれることはないけれど、お互いを想っている。演者とオタクの関係ってこうあるべきだと思うんですよね……

さて、このロックマンゼロシリーズは4作で終了し、続編に当たるロックマンゼクスシリーズもわずか2作で打ち切り(真の黒幕が判明したが倒さず終了)となりました。
僕は、勝手にゼロを目覚めさせて「助けて」と宣いテロに加担させていく過程で微かにゼロに恋心を抱いてくシエルが好きで、とにかく続編が欲しくて…何をしたかというと、“ロックマンゼロ5”というワードでYahoo!検索しました。あるはずがないのに。しかし、u-capcomというカプコンスタッフとファンが交流できる公式サイト(※現在はありません)がヒットしたのです。そこではロックマンゼロ続編の要望だったり、キャラクターに対するスタッフの見解だったり、様々な意見を見ることができました。ここでロックマンゼロのサウンドトラックには本編ストーリーに声を充てたパートだったり、本編未収録内容のボイスドラマが収録されていることを知りました。僕はデュエルマスターズの鮫トレで稼いだ金ですぐそのサントラを買いました。これによりロックマンゼロのキャラクターをより深く知ることができました。シエルにガチ恋してる司令官の過去とか。そんなボイスドラマを聴いているうちに「シエルの声を充てている人って他にはどんな役をやってるんだろう?」という疑問を持ち、Wikipediaで調べました。これが終わらぬ悪夢(声優オタク)の始まりでした。

声優オタクになったきっかけ

ゲームって、シリーズ物でもない限り同じスタッフが作ったタイトルを探してもほとんど見つからないんですよ。それと比較して声優ってめちゃくちゃ出演作が多いんです。アニメにもゲームにも出演してるんだからそれはそうですよね。声優を軸に探求すれば、たくさんの作品に触れられる。これが楽しくて仕方なかったです。
ロックマンゼロでヒロインのシエルを演じている田中理恵さんは、例えばハヤテのごとく!に出演していたんですが、これも声優オタク育成アニメと言って差し支えない豪華キャストで、ヒロインの三千院ナギは釘宮理恵さんですし、他にも人気声優を言い出したらキリがないし、キャラソンもラジオも充実の声豚御用達アニメでした。そんなこんなで声優知識を身につけつつある頃に僕の前に現れたのがテレビアニメあかね色に染まる坂でした。
メインヒロインが釘宮理恵&平野綾!サブヒロインに田中理恵まで!凄い!僕が気になってる声優勢揃いだ!といった調子でアニメを見てそこそこハマって、原作について調べ始めたんです。ここでノベルゲームにハマって…現在までの最短ルートを辿るためというか本筋とは関係なくなるので6年ほど(若手声優にハマって飽きて商業ゲーにも飽きて同人ゲーにハマってた時代を)割愛しますが、あかね色に染まる坂のメーカーであるfengでイラストレーターも同じ新作が発表されたんですね。その新作の主人公の妹のCVが表(非18禁界隈を指す)では結構有名な声優にそっくりらしいじゃないですか。これがラブライブとの出会いでした。

最初は当時大流行していたスクフェス…ではなく、斜に構えたクソゲーハンターだったので酷評されていたスクパラを手に取りました。しかしこのスクパラ、別に面白くないわけではないんですよ。本編を知らなくても申し訳程度のストーリーでなんとなくキャラクターの特徴は掴めますし、音ゲーとしても(左右反転とかノーツ消えたり特殊ルールで)普通に遊べなくはないクオリティなんです。なぜ普通に面白いゲームがこんなにも酷評されているのか、気になったのでスクフェスもプレイしてみたんです。まあハマりますよね。プレイできる曲は多いし難易度もそこそこ高くて面白い。そこからはグッズを買ったりアニメのBDを買って見たり、映画もフィルム目的で100回以上見たりしている最中、μ'sのファイナルライブ発表。1日目は機材開放席が当選し、2日目は面識もなかったのにたまたまTwitterをフォローしていた人がチケットを譲ってくれて、結果両日現地参加することになり本当に満足感のある2日間でした。
ここで終わっていれば真人間になりえた気がするんですが、何となくやりきれない気持ちのまま(小泉花陽が好きだったので)久保ユリカを見たり、友達に誘われてi☆Risを見た後、Aqoursの恋になりたいAQUARIUMが曲もPVもめちゃくちゃ気に入ってしまったんですよね…

Aqoursについて

ここから先、あまり鮮明には覚えていないのですが、μ'sからの流れでAqoursにもハマってしまったといっても最初は今まで通り、PVを見て、テレビアニメを見た程度でした。アニメの内容(というか最終話)にはあまり納得していないものの、曲やキャラデザは好きだったのでAqoursの1stライブに参加しました。
…今の僕だったらわかりやすく頑張ってた逢田梨香子さんとか元気いっぱいで目立ってた斉藤朱夏さんとかを好きになっていたと思うんですが、昔から低身長女性が好きだったことや、黒澤ルビィのビジュアルが好きということもあって1stライブ頃から身長149cmで努力家な降幡愛さんに惹かれていました。
その後は降幡さんが出演していたプン吉の秘密基地を見て「背は絶対175以上!」とか言ってキャッキャしたり、スクフェス感謝祭だったり2ndライブだったり沼津の夏祭りに参加して、ただただ一方的に応援(?)していました。
そんなある日、とあるアカウントからフォローされました。降幡さんのマネージャーでした。
本人がアカウントを消してしまった今となってはフォローされるファンとされないファンの違いが何だったのかはわかりません。例えば、何か問題を起こしそうな過激なファンを監視していたのかもしれませんし、あるいは、降幡さん本人かマネージャーのお気に入りのファンをフォローしていたのかもしれません。結果を考えれば前者の方が濃厚ではあるのですが、後者の可能性もあると個人的に思っているのには理由があって、何の証明もないし、ただ直感的な話に過ぎないのですが、いつだったかのインスタグラムで降幡さんのリプ返祭りの文体がマネージャーそっくりだったんですよね。Twitterがマネージャーを名乗った降幡さん本人だったのか、インスタのリプ返が降幡さんを名乗ったマネージャーだったのか、どちらとも取れますよね…で、フォローされたことによって所謂ガチ恋を拗らせました。とはいえ、フォローされる前から韓国ファンミに行く予定になっていたくらい好きだったんですけどね。ちなみに某破壊神より僕の方がフォローされるのは数日早かったです(唐突で無意味なマウント)。
そしてフォローされてから約2ヶ月後、その某破壊神さんの事件がありました。内容としては降幡さんと1人のファン(某破壊神さん)がプライベートで会えるようマネージャーが情報リークしたのではないかというものです。某破壊神さんが「(要約すると)いろんな憶測を生むツイートをしてすみませんでした」といった内容の謝罪ツイートをして逃亡する形でこの事件は終幕しました。僕は彼の謝罪ツイートのうち1つ嘘があると思っています。その嘘とは「マネージャー様とは相互フォローではありますが 連絡をやり取りをしたこともお会いしたこともありません」という部分です。何故なら僕はこのマネージャーと直接連絡を取ったことがあるし、このマネージャーの他の担当タレントの例もあって、相互フォローの関係であれば「直接連絡を取る」ことにハードルがほぼないし、何よりこの事件の発端がマネージャーのリプライによるものだったからです。謝罪文()もマネージャーと相談した結果書いたものだと思っています。ただ、僕がマネージャーにそれとなく今後の予定を質問しても知っている情報が返ってくるか、それとなくはぐらかされるだけでクリティカルな部分は出してこなかったこともあって「私へ情報のリーク等などは絶対にありません」という部分は本当だと思っています(所謂関係値で対応が変わるのかもしれませんが、僕も「事務所の人たち朝早すぎでしょ…」みたいなリプでも何でもないツイートに「徹夜飲みで朝帰りですw」みたいなリプが付くくらいの関係値ではあったので…)。だからこの事件のことは何とも思っていないし、この後も僕の予定になかった台湾ファンミに行ったりするくらいのガチ恋拗らせ具合だったんですが、結果的にこの事件の4ヶ月後にファンを辞める…所謂他界をしてしまいます。そのきっかけとなったのが(うろ覚えですが)「この間帰省した時に母と親戚と食べた」という設定でアップされたパスタの写真でした(※現在は投稿を消している模様)。タレントが食べた店を特定して同じメニューを食べるなんてファンなら普通にあることだと思うので僕の行動の気持ち悪さは追及しないでほしいのですが、降幡さんの地元と言われている松本まで実際に食べに行きました。ニンニクの風味が強めで結構美味しかったです。これまで降幡さんが美味しいと言っていた料理の大半がニンニクの風味が強め…というのはどうでもよくて、そのアップされた写真と同じ席(木製のテーブルの年輪から判断)自体は見つけたんです。ただ、テーブル上の備品とか諸々が違っていて、降幡さんの言う『この間』っていつのことなんだ…?そもそも座席数的に登場人物(親戚と母)が一緒に座るのは無理じゃないか…?という疑問を持ってしまい、そんな疑念を抱いたまま函館ユニットカーニバルという客を馬鹿にしたような(Awaken the powerのCDにチケット応募のシリアルが付いていたのにAwaken the powerを披露しない)ライブを見て「Aqoursを見るのはもう辞めよう」となったのでした。
ライブというコンテンツは演者と客が一体になって作り上げるものだと思いますし、制作側にとっては「次」があっても、来る人にとっては「最後」かもしれない。「次があるから」と言って今できることをやらないのはエンターテインメントではないと僕は思います。

AZUNAの中の人が好きすぎる話

2018年から2020年頃のお話です。


コロナ禍について

この後はコロナ禍でイベントがすっかりなくなってしまいました。当たり前ですがイベントだけでなくこれまで語っていたような仕事もなくなってしまい、金銭的に苦しくなりました。というか今も苦しいです。
それはさておき、2020年6月に僕の大好きな『Lumina Charisのルミカリキュラム!』が終了してしまいました。大西亜玖璃さんが出演する番組はどれも面白くなかったし、相良茉優さんはオタサーの姫みたいなツイートが増え怠惰な性格を隠さなくなり不快だったので、ほぼ消去法でルミカリの潤滑油的存在だった内田秀さんの(一応)個人番組に当たる『内田秀のIt's秀Time!』を見るようになっていました。
大したエピソードはないのですが

このカンガルーの名前を考案して採用されたりしました。カンガルーの母親だからカーちゃん…本当にしょうもない話ですみません…

内田秀さんの出演作の代表といえば『艦隊これくしょん』通称『艦これ』ですが、あえて今からプレイしようとは思わなかったので、内田秀さんがヒロインを務めるノベルゲームである『ことのはアムリラート』をプレイしました。
ことのはアムリラートは、日本そっくりだけど日本語が通じない異世界に来てしまった主人公が、少しだけ日本語がわかる少女ルカに出会い、その国の言葉を学びながら生活していくお話です。この異世界の言語は作中ではユリアーモと呼ばれていますが、現実でもエスペラント(語)としてほぼ同じ言語が存在します。エスペラントは宗教などを除外した世界共通のフラットな国際補助語で、個人的には漢字を使わない中国語のような言語だと思っています(エスペラントと中国語どちらも理解が浅いのでテキトー言ってます)。
感想としては中学の頃初めて英語に触れた時のような感覚でエスペラント語を勉強できたのでとても楽しかったです。しかも内田秀さん演じるルカの声がめちゃくちゃ可愛いので何を言っているのか理解したくて勉強も捗りました。
異世界に飛ばされてきた時点で、この物語の結末が元の世界に戻ることだと想像できると思います。僕が想像できていた結末は主人公が元の世界に戻り、ルカには会えなくなってしまうという沙耶の唄の病院エンドみたいな物語でしたが、世間的にはこれはバッドエンドだったらしいです。ただ、沙耶の唄と違って伏線回収としてはこのバッドエンドが一番綺麗だと思ったので僕はバッドエンドが好きです。だからというわけではないつもりですが続編に当たる『いつかのメモラージョ』はプレイしていません。

そんなこんなで、知り合いと虹ヶ咲2ndライブを見たり、コロナ禍なりの楽しみ方も見つけつつある頃、何故か大西亜玖璃さんのイベントだけ現地開催が増えていきました。
大西亜玖璃さんが主演を務める『まえせつ!』のイベントだったり、Prima Portaの2ndシングルのリリースイベントだったり…そしてそのリリースイベントでPrima Porta 1stライブと大西亜玖璃さんの卒業が発表されました。正直この時点で大西亜玖璃さんのソロデビューは予想できていたので、お見送り会の際に「おめでとう」と言うか迷ったのですが、客観的に考えて意味不明だったので「頑張ってね」と卒業公演を指しているとも取れる発言をして帰りました。
大西亜玖璃さんの卒業公演ことPrima Porta 1stライブはめちゃくちゃ高倍率で僕は当たらなかったのですが、台湾でご一緒した方やその他の様々なご縁で両部参加することができました。ライブの内容は持ち歌+アイドルソングのカバーで「会社の忘年会でカラオケに行くことになり若手が年配の方に配慮しました」みたいな選曲でしたが本人たちが楽しそうだったのでまあ良かったかなと思います。

僕は低身長女性が好きなのでPrima Portaでは身長147cmの首藤志奈さんに興味を持つ予定でした。そして、想定外に興味を持たなかったのですが、ワンフェスの配信でIDOLY PRIDEのステージがあるということで見てみました。その時見た高尾奏音ちゃんがめちゃくちゃ可愛かったんです。高尾奏音ちゃん自体は大西亜玖璃さんが出演する『あぐのんる〜むらぼ♪』の“のん”の部分として知っていました。その時は癖が強い子だなぁくらいにしか思っていませんでしたが、この日はメイクが良かったのかめちゃくちゃ可愛く思えたんです。これがきっかけでIDOLY PRIDEにも手を出すようになりました。…コロナ禍でIDOLY PRIDEのイベントはいくつもなくなりましたが、重箱の隅問題を毎日回答させるマネージャーポータル等、IDOLY PRIDEというコンテンツは様々なプロモーションをしていました。そして2020年11月、トークとライブとアニメ試写というごちゃ混ぜ謎イベントが開催され、ちょうどこの頃Go Toトラベルという政府のキャンペーンで旅行が衝撃的に安かったので軽率に参加しました。
そして僕は…やっぱり低身長女性声優が好きでした。

大西亜玖璃さんから離れられない理由

2020年末〜2022年の話はこちらにまとめました。

上記で2021年はガッツリ省略してますがザックリ言うと低身長女性声優にお熱でした。僕は前田佳織里さんの時の反省でTwitterでリプライを送らないどころかフォローもしないしリツイート等の通知が行く行為もしないし手紙も一通も書きませんでした。しかしながらプレゼントが誰から贈られた物か本人が管理しているようで実際に会話した際には身バレしていました。低身長女性声優ってみんなこうなんでしょうか…

オタクのゴールとは

時は遡り2020年10月、ロックマンXDiVEというソーシャルゲームの日本版がリリースされました。このゲームはロックマンXの“ゲーム世界”にバグが発生し、プレーヤさん(プレイヤー)がハンタープログラムを操作してバグを修整しロックマンXのゲームを守るという設定です。そしてこのロックマンXDiVE日本版リリース時(?)に僕を狂わせた張本人であるシエルのハンタープログラムがフェスガチャに実装されました。しかし、このシエルにはボイスがついていませんでした。公式の説明では新型コロナウイルス感染症拡大の影響とのことでしたが、本当にそうだったのかは甚だ疑問です。
時は流れ2021年2月、ロックマンゼロ&ゼクスコレクションが発売されました。これを記念してシエル役の田中理恵さんが

こちらの動画をアップしました。このfreesiaはロックマンゼロ4のテーマ曲(2ndステージ曲)であるEsperantoのアレンジで、シエルがゼロへの想いを歌っているエンディングテーマ曲です。当時(十数年前)は気がつかなかったのですが、人間とレプリロイドの共存をテーマにしているロックマンゼロ4のテーマ曲のタイトルが国際補助語であるEsperantoってめちゃくちゃ深くないですか?僕はそれに気がついたときロックマンゼロが更に好きになりました。
freesiaの歌詞を見ると「(ロボットであるゼロと違い、人間のシエルには)永遠はないから今は傍にいてほしいの」だったり「夢見た日々じゃないならむしろこのままでいいの」だったり、シエルが割とヤンデレ気質なことがわかるんですよね…
それはそうと、16年越しにこうして僕の好きなキャラの曲を中の人に改めて歌ってもらえている。しかも自主的に。これ以上に声優オタクとして嬉しいことってあるんでしょうか?ロックマンXDiVEの新録もおそらく本人は乗り気だということもわかり一安心しました。
そして2022年6月、ロックマンXDiVEでついにシエルのボイスが収録されました。「ロックマンゼロの続編」という僕が望んだ形ではありませんでしたが、僕が追い求めたシエルの新録を十数年後しに耳にすることができたのです。たくさん寄り道もしてきたけど、僕はもう…オタクとして“ゴール”したんじゃないでしょうか…
…いや、オタクにゴールなんて無いのです。飽くなき探究心、能動的な異常性こそがオタクなのですから…

まとめ

・オタクとは能動的な異常性を発揮する人のこと。
 故に、一般人とは意見が合わない。
 一般人は何度も遠征とかツアー全通とかしない。

・オタクは本筋とは関係ない部分に興味を示す。
 故に、博識であっても常識はない。

・オタクはキモい。
 他人に理解されなくて初めてオタクと言える。
 もちろんなりたくてなるものではない。

・声優オタクは声優本人が好きなわけではない。
 好きな作品の1スタッフとして声優が好き。
 そうじゃない奴はドルオタの方が向いてる。

・オタクにゴールはない。
 オタクになった時点で終わり。


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