A・ZU・NAの中の人が好きすぎる話

はじめに

ここまでの流れを知ってもらうために書いた感想ベースの話ですのでご了承ください。

2018年頃の話

Aqoursのファンミが開催されていた頃、並行して虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の活動が少しずつ始まっていました。当時はAqoursにお熱だったこともあり、あまり興味はなかったのですが、マンスリーランキングはキャラデザが好きで中須かすみに投票していました。中須かすみ役の相良茉優さんも気になってはいたのですが、当時Twitterアカウントがなかったので特に追うこともなく、そして2018年2月、楠木ともりちゃんの

このツイートを見て凄く可愛いなと思ったんです。これが虹ヶ咲にハマるきっかけになりました。GGOのアニメも始まる頃だったので楠木ともりちゃんは気を紛らわせるにはちょうど良かったんだろうなと今冷静に考えると思います。アニメを見て、ラジオを聞いて、マチアソビやCDのリリースイベントに行って、楽しいオタクライフを送っていました。

楠木ともりちゃんに興味を示したのと同じ頃、同じく虹ヶ咲の前田佳織里さんにも興味を持っていました。僕は昔から低身長の女の子が好きなので身長146cmの前田佳織里さんはめちゃくちゃ見た目がタイプでした。都合良く交通費往復で1000円超えない程度の地元で開催されるアイカツスターズ!のイベントに前田佳織里さんの出演が決まっていたので応募してみました。外れました。そもそも当時はアイカツシリーズについてよく知らなかったので落選したことに対して特に何も思いませんでした。しかしその3日後に不思議なメールが届き、そこにはこう書かれていました。

抽選時の手続き誤りにより「第1部」「第2部」両方当選、落選という偏った結果が発生する事となりましたこと誠に申し訳ございませんでした。
既に発表となりました抽選結果の変更は出来ませんが、出演者様のご厚情によりまして、「両方落選」となられた方で参加をご希望される全員を対象とした、第3部(夕方)の上映会を開催させて頂きます。

謝罪したら負けみたいに思ってそうな運営が多い中でなんて良心的な運営なんだととても感心しました。こうして参加した上映会では49話と88話が上映され、しんみりした空気とコミカルな空気どちらも楽しめました。このイベントで演者について1点気になったところがありました。それは虹野ゆめ役の富田美憂ちゃんが小さな子供たちに笑顔を振りまいている一方で、前田佳織里さんは積極的に大きいおともだち(会場に来ている成人男性)に媚びていたことです。短期的にどちらが金になるかは明確だし、間違っているとも言えないのですが、イベント内容的に「それは違うだろ」というのが僕の感想でした。…が、そう思っていても優しくされると嬉しいので、当時クラウドファンディングを行っていた富田美憂・前田佳織里のアドリ部!!に何万円か突っ込みました。このクラウドファンディングは1pt約1円(途中で価格改定があったので正確にはわからない)で50万pt毎に番組が1回放送されるという今は亡きFRESH!(サイバーエージェントグループ)の謎企画で、うろ覚えですが100ptでお礼動画、10,000ptで会員証(?)に宛名入りサイン&番組終了時に名前読み上げ、50,000ptでメッセージ動画&第1回放送現地観覧&アフタートーク&お渡し会参加権みたいな感じのリターンでした。本当はもう少しポイント毎に細分化されていたかもしれませんが、一発目から50,000pt以上突っ込んでしまって自分には関係なかったので覚えていません…とまあ、最終的に128,821pt突っ込んで僕はこの企画のトップ支援者となりました。

ところで、2018年6月9日が何の日だったか覚えてますか?Aqoursの3rdライブ埼玉の日です。僕はこの日のチケットを持っていて、実はアリーナ最前ブロックの2列目だったらしいのですが、Aqoursを見たいとは思えなかったので行くことはありませんでした。そして僕はそのチケットを知人に渡すために東京まで来ていました。Aqoursは苦手になったけどAqoursを好きな人たちを嫌いになったわけではなかったのでライブ後に合流する約束をしていました。前述の通り僕はライブには行かないので、それまでの時間潰しのために行ったのがSPR5 meeting vol.1でした。この年の5月に声優としてTwitterを始めたばかりだった大西亜玖璃さんをフォローしたことがきっかけで知ったイベントではありましたが、色々と衝撃を受けました。これまで僕が行ったライブイベントで一番小さな会場でもZepp Namba程度だったので、まずポニーキャニオン本社の小さなステージで5人が歌いながら激しく踊る姿は衝撃でした。そしてその中で一際スタイルが良い大西亜玖璃さんはこれまでの僕の人生で見た中で最も綺麗な人として映りました。イベントの内容としてはバラエティ的なトークパートとライブパートで、Aqoursのファンミーティングで茶番を見せられ続けた僕にとってはトークもライブもとても楽しい時間でした。そして終演後のお渡し会。声優(特にラブライブ)のお渡し会といえば抽選が当たり前。それを先着で参加できてしまうのがまず衝撃で(と書きましたがこれより前に楠木ともりちゃんのお水お渡し会に参加してました)、更に周回までできてしまうというのは僕の中ではありえない内容でした。そして渡される物が5人の直筆サインと終演後アンケートだったことも衝撃でした。まさか渡されたものを回収されるなんて想像していませんでした。本当に色々と新鮮な体験をした日で、5年近くたった今でも覚えています。余談ですがイベントは後方で見ていたのですぐ横の関係者スペースに内田秀さんがいました。

この翌週2018年6月16日(頃だったと思う)、楠木ともりちゃんの初渡米(LA)が正式発表されました。7月6日金曜日。イベント開催まで3週間を切っている状況での発表ではありましたがアメリカに行くこと自体に躊躇いはありませんでした。しかし、この2日後に当たる7月8日は富田美憂・前田佳織里のアドリ部!!初回でした。つまり十数万円かけて参加権を得たイベントの日です。日本とLAの時差は17時間、そして飛行時間は約12時間です。察しの良い方なら気がつくと思いますが7月6日中にアメリカを発たなければ7月8日のちょうど良い時間に日本に帰国できないのです。普通に考えれば行かない選択をすればいいのですが、僕は渡米する選択をしました。もちろん7月8日に帰国する前提で。余談ですが会場の下見もしたかったので水曜に開催されたAqoursのライブも見たのですが、たぶん3rdライブのダイジェストがこんな感じなんだろうなという内容で普通に楽しかったです。

高速道路が火事になり(?)大渋滞で想定よりタクシー代が高くて持っていた現金では足りなかった等、多少トラブルはありつつも予定通り7月8日に帰国しました。アドリ部!!初回の内容は正直もう鮮明には覚えていないのですが、人形劇的なことをしたり、イベント参加者のポエムを熱唱したりしていました。アフタートークと称してカメラを回さずにやっていた企画は2人が作った料理(?)をマネージャーと抽選で当たった参加者が口にするというものでした。今では考えられませんが当時の前田佳織里さんはあまりネタに走らず大丈夫そうなものを作っていた一方で(ただ、個人的には食材を触った手で髪を触ったり包丁を持ったまま余所見していたのは気になった)、富田美憂ちゃんはマネージャーに日頃の恨みを晴らすという設定でかなり厳しそうなものを生み出していました。
この後のお渡し会、実は前田佳織里さんにとって初めてのお渡し会になります。緊張と時差ボケで眠かったこともあり他の人の会話は聞いていませんでしたが、そんな中で会話した内容が「ロサンゼルスから来ました」「いつもTwitterで応援ありがとうございます!」「僕Twitterで佳織里ちゃんにリプ送ったことないですよ」でした。おそらくこの会話がきっかけで後の僕と前田佳織里さんとの関係性を構築することになります。

この翌週、何のイベントがあったか覚えていますか?スクフェス感謝祭(沼津)です。虹ヶ咲の出演メンバーはファミ通組(大西亜玖璃、村上奈津実、田中ちえ美)でした。同じ日に音泉祭でGGOラジオの公録もやっていました。どちらもチケットを持っていたのですが、僕がどちらを選んだかは言うまでもなく…ちなみにこの後9月にも大西亜玖璃さん(SPR5)か楠木ともりちゃん(GGO)のどちらかを選ばなければならない日が来ます。その時も選択したのは楠木ともりちゃんでした。

話は少し遡ります。ゴクドルズは知っていますか?ヤクザ3人が性転換してアイドルになって大ブレイクするという設定のマンガで、アニメ化された際は男性声優と女性声優の2人1組で1役を演じており、女性側は貫井柚佳さん、前田佳織里さん、赤尾ひかるさんの3人でした。そのゴクドルズのイベントが8月末の水曜日にあり、内容はニコニコ公開生放送とCDの特典お渡し会でした。生放送はオーイシマサヨシもいて結構際どいトークをしていた印象があります。
その後のお渡し会で僕を見た前田佳織里さんの第一声が「ロサンゼルスから」でした。たった1回話しただけの僕をきちんと覚えていて本当に凄い子だなと思ったし、これからも応援したいと思った一方で、誰か1人を優遇することなく3人に話そうと思っていたのでかなり調子を狂わされました。

思い返せばこの頃は本当に楽しくて、媒体別活動やマンスリーランキングはもちろん、ウルトラゲームスで1stアルバムの曲を発表したり、1stアルバム発売記念でお台場で路上ライブをしたり、僕の中で虹ヶ咲が最も輝いていた時期でした。
そしてこの頃は僕も平然とレス乞食してました。TGSスクフェスのこれとかこれとか。
そんなこんなで前田佳織里さんとの関係性を築いていった中で、1つ問題が発生しました。

ご存じかもしれませんが前田佳織里さんは所謂一般(非関係者)の方のツイートをリツイートしたりいいねしたりしません。本人曰く事務所方針らしい(と言いつつも他のアミューズ所属の声優はやってる)のですが、結構ガバガバです。実は僕のところにもリツイートのリツイートで通知が来たことがあり、虹ヶ咲のお渡し会で「リツイートのリツイートでも通知来るので他の人にはやらないようにね」と注意したんです。その時は「マジかーめっちゃ恥ずかしい」と言って顔を隠したりして可愛かったです。
前田佳織里さんのお渡し会は開催店舗で購入した人のみ抽選対象だったので応募者が少なく、2回中2回当選していました。そして2回目の会で言われたのが「この後って兵庫行くの?」でした。僕は兵庫県在住なので「家に帰るの?」的な意味かと思って(それも演者とファンの関係としては充分おかしいのですが)「そうですね」と返事をすると「(兵庫県で開催される)ともりるのお渡し会も行くの?」と返ってきました。
僕は前述の通り前田佳織里さんにリプライは送りません。それは単純に前田佳織里さんがリプライを送りたいと思えるツイートをしないからというのもあるし、ファンは群であって個人として認識させる必要がないと思っているからです。しかしながら結果としてリプライを送らないことで必要以上に個人の趣味嗜好を認識させてしまっていました。

そんな感じで気まずさを感じながらも楠木ともりちゃんのお渡し会も行ったし、SPR5のお渡し会にも行きました。色々とあったのですがこの後は仕事が大変なことになっていて年末に雪国に飛んだかと思ったら年明けには赤道付近の国に軟禁されたりしていました。年始のゴクドルズのイベントは抽選に外れたので元々行かない予定だったのですが、SPR5のリリイベやラジオ公録には行くつもりだったのに仕事が片付かず行けませんでした(厳密には土日休みはあったので一瞬だけ帰国すれば行けたのですが飛行機代が往復十数万円だったので断念しました)。

2019年頃の話

帰国してからもすぐ異国に飛ぶ予定になっていたのですが「それは体力的にキツい」と嘘を吐いて上司に仕事を押し付けてアドリ部!!の最終イベントに行き、名前も知らないスタッフさんから「あすかさん!いつもありがとうございます」とお礼を言われよくわからない気持ちになりました。
イベント内容は牧野由依さんをゲストに呼んだトークとお渡し会で、トークパートはバレンタインの話、酒の話、肉まんの話をしていたこと、あと前田佳織里さんがにゃんにゃん言わされてたことくらいしか覚えてませんがたぶん楽しかったと思います。
お渡し会では声優のイベントとしては珍しく、ファン側から直接プレゼントを手渡しできる形式でした。僕は異国の地のお土産として富田美憂ちゃんと前田佳織里さんどちらにも同じ物をプレゼントしましたのですが、その時前田佳織里さんが「なんか軟禁されてるってツイートしてたもんね」と言っていて最早ツイートを見てることを隠さなくなっていました。あと、このお渡し会で1つ答え合わせがしたくて「これ僕の名前書いたのって美憂ちゃんですか?」

と訪ねました。すると「かおりんだと思いますよ」と返ってきました。この時「ホンマか〜?」と思っていたのですが、


今改めて見るとめちゃくちゃ前田佳織里さんの字でした。疑ってごめんなさい。

3月、AnimeJapan2019のスクフェスステージでも例によって“あすか@前田の犬”というユーザーネームで入賞してしまいました。残念ながら当時の映像は消されてしまったようです。
翌日、大西亜玖璃さんの入院が発表されました。
この日はSPR5としてAnimeJapanに出演予定だったのですが、当然大西亜玖璃さんの出演はキャンセルになってしまったので帰ろうかと検討していました。すると大西亜玖璃さんが

とツイートしたので思い留まりました。自分が一番大変な状況なのに周りの人のことを気遣える大西亜玖璃さんに感動してしまいました。そして帰ろうとしていた自分はなんて愚かなんだろうと。
ここまで語りませんでしたがSPR5の魅力はダンスが激しいのに全パート生歌というところです。メンバーが頑張っていて、パフォーマンスが良くて、曲も良くて、メンバー同士の絡みが面白くて、見てる側も楽しい最高の現場だと僕は思っています。そんなSPR5のメンバーが1人欠けた状態だったけど、大西亜玖璃さんのパートはリーダーの岩井映美里さんがカバーしてくれていて、いつもとは違う雰囲気でそれはそれで結構楽しかったです。
その翌週、KMFこと虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会校内マッチングフェスティバルが開催されました。大西亜玖璃さんが出演するのかとても不安でしたが、無事出演してくれていました。僕が参加したのは夜公演だったのですが、この公演はBlu-rayに収録されている回でご存じの通り、トリを務める大西亜玖璃さんが感極まって泣いてしまいます。この涙を見て僕の中でこれまで雑に扱ってきた大西亜玖璃さんに対してもう少し優しくしようと思いました。

4月といえば、前田佳織里さんの誕生日です。ちょうど3月の給料に1,2月の出張手当が加算されてかなりの額になっていたので、そこそこ良い物をプレゼントしようとブランドショップ巡りをしていました。そこで目に止まった財布があったのですが、見た瞬間から「これはあぐぽんの方が似合いそうだな」と思いつつ、それを買って帰りました。…結局、どう考えても大西亜玖璃さんにプレゼントすべき物だと思ったので同じ店で別の財布(比較すると7000円ほど安い物)を買い直して前田佳織里さんに贈りました。
そして5月3日、大西亜玖璃さんの誕生日の翌日にイベントがあったので、そこでプレゼントを渡し、1日遅れのお祝いの言葉を贈りました。ただその時に何故か頭の片隅に前田佳織里さんの顔が浮かんでしまって、人と話している時に他の人のことを考えているのは良くないというのと、流石に依存し過ぎだと思いしばらく前田佳織里さんのTwitterアカウントをブロックしました。故に、5,6月のイベントは行きませんでした。(けもフレくらいしかなかったと思います)

ある程度気持ちの整理ができたので、福岡で開催される朗読劇の発表を期に何事もなかったかのように(というか本当に何事もないのですが)ブロックを解除しました。ただこの朗読劇の日は楠木ともりちゃんのライブの日でもありました。朗読劇は金土日の3日間、ライブは日曜だったので、金土は朗読劇、日はライブという選択肢も考えられたのですが、この朗読劇は全通特典があったので、少し悩んだ末に朗読劇を選びました。余談ですが知人に渡した楠木ともりちゃんのライブの席は最前だったらしいです。
この朗読劇は茶番みたいな明るいAパートと物語の設定が重いBパートの2部構成になっていて、前田佳織里さんはBパートで重要な役割を担っていました。普段、声優のレコーディング等を一般(非関係者)の方が見ることはありませんが、朗読劇では全身で芝居をする前田佳織里さんを見ることができて貴重な体験でした。イベントの内容はさておき、この朗読劇のために全国各地から(両手で足りる程度の人数とはいえ)前田佳織里ファンが福岡に集まっており、虹ヶ咲メンバーの中で楠木界隈の次に勢いがある現場なんじゃないかと話題になっていました。

そしてこの翌週、個人的にちょっと面白かった出来事がありました。僕は前田佳織里さんにはTwitterでリプライを送らない派であることは前述の通りですが、一方で大西亜玖璃さんには積極的にリプライを送っていました。理由は単純に大西亜玖璃さんがリプライを送りたくなるツイートをしていたというのもあるのですが、当時は大西亜玖璃さん、相良茉優さん、内田秀さんの3人がパーソナリティを務めていた『Lumina Charisのルミカリキュラム!』(略称ルミカリ)というラジオ番組があり、このラジオの設定が「声優事務所Lumina Charisに所属する新人声優たちがその名にふさわしくなる為に努力し、マネージャー(リスナー)の皆さんと一緒に成長していこうというカリキュラム」ということで、要するに「架空の声優事務所に所属する架空の女性声優の日常を届けるラジオ」ということでした。つまりルミカリの3人は僕にとって架空の存在だったのでリプライを送ることに抵抗がありませんでした。
そしてそのラジオで「私は仙台で育ったので七夕といえば8月の仙台七夕まつりの印象があります。皆さんは七夕に何かエピソードはありますか?」みたいなお便りが読まれていました。その際に相良茉優さんが「なんで七夕なのに8月なんだろうね?」と疑問を口にし、それに対し大西亜玖璃さんが「旧暦」と即答して不思議がられていました。すると大西亜玖璃さんは

というツイートをしていたことを語りだし、リプライで「旧暦の七夕は8月だからまだ会えるチャンスはありますよ」って励ましてくれた方がいたと言っていました。

どう考えてもこのリプライのことです。普通にファンのリプライをしっかり読んでいて、なおかつその内容を覚えていたことに驚きました(覚えていたのは収録日が七夕に近かったからというツッコミはいらないです)。ただ大西亜玖璃さん的には「織姫と彦星が会う」チャンスがまだあるという解釈だったようですが、僕はその前の話題にある「短冊に願い事を書く」チャンスの話をしたつもりだったので、微妙に噛み合っていませんでした。

(色々すっ飛ばして)9月、ついにスクスタがリリースされました。皆さんもう忘れてしまったかもしれませんがスクスタは開始直後にSRキャラを1人選択して貰えます。僕はイチ推しの中須かすみ…ではなく、桜坂しずくを選択しました。もともと清楚系で碧眼のキャラデザも好きだったし、CV前田佳織里だったこともありリリースされる頃には一番好きなキャラクターになっていたんだと思います。そして10月、虹ヶ咲の2ndアルバムが発売され、リリースイベントがあるかと思って予定を空けていましたが…代わり(?)に上海でライブとお渡し会がありました。出演者は大西亜玖璃さん、前田佳織里さん、田中ちえ美さんの3人です。このイベントのチケット購入には中国の身分証(日本で言うマイナンバーのようなもの)が必要だったのですが、僕はAqoursファンミ上海で財布(厳密にはお金を入れていたビニール袋)をなくしたことがあり、その際に現地でおそらく非合法な方法で元々持っていた額より若干プラスになるくらいお金を稼いでやり過ごしたことがあるので、チケットがない状態で日本を出ても中国なら会場に入れるという謎の自信がありました。最初芸能人だと勘違いされて会場周辺を案内されるなど少なからずトラブルはあったものの、中国人スタッフを説得しチケットを購入して会場入りすることに成功しました。中国はライブコンテンツが良くも悪くも盛り上がる傾向があるのでとても楽しかったです。そして近くにいた中国人たちに火鍋を食べに連れて行かれ、中国人たちは白い側を食べ日本人に赤い側を押しつけていたのも思い出の1つです。

翌日、お渡し会の参加券は1会計につき1枚だったのと、欲しい商品もそんなになかったので2枚だけ回収していました。お渡し会は大西さん、前田さん、田中さんの順に1人ずつ話す形式です。通訳付きだったこともあり、日本語で話しかけると他の人たちよりたくさん話ができる印象でした。ちなみにこのお渡し会に参加した日本人は僕を含め推定4人、そのうち僕を含む3人は前田佳織里さんのファンでした。

まず大西さんに話したのは「初海外おめでとうございます!次は宇宙行きたいですね!」でした。大西さんは少し考えてから「飛行機苦手だからロケットは…」と答えてくれました。ノリが悪かったので話題を変えて上海の街並みがヨーロッパ風という話をすると結構食いついてきました。こちらが話題提供しないとまともに会話できない印象だったのが当時の大西亜玖璃さんでした。

一方で、前田佳織里さんには「今日は日本から来ました」と当たり前のことを言ってみると「いや知ってるよw飛行機大丈夫だった?」と向こうから話題提供してくれました。これは僕が直近で「飛行機が苦手」とツイートしていたのでそれを考慮した発言だったのかもしれません。ただ僕の言う「飛行機が苦手」は2時間前に空港入りして手続きしたり唐突に飛ばなくなったりの諸々のことを指しているので、不要な心配をかけてしまったかもしれません。そんなことを思ってると前田佳織里さんが「そういや髪伸びたね」とまた向こうから話題提供してきました。いつと比較してそう言ってるのかわかりませんでしたがとりあえず「そうですね」と一言だけ返し、田中さんのいるところに移りました。

初対面の田中さんからの第一声は「ニーハオ」でした。僕が普通に日本語で返事をすると「なんだ日本人の方か〜」と少し安心した様子でしたが、特に話すことがなかったので「100人スコアマッチ1位だったんです」とか「1stライブ楽しみです」とか一方的にコンテンツの話をして去りました。

そして2周目、スクスタリリース直後だったので大西さんには「スクスタがリリースされて歩夢ちゃん人気になりましたよね」と話しかけました。「そうなんですか?」とあまり腑に落ちていない様子だったので僕が「ねえ、幼稚園のときのこと覚えてる?」と各所で話題になっていたセリフを言うと「みんなマウント取ってくるとか言うんですよ〜」と少し嬉しそうにしてました。

前田さんには「パスポート何色でした?」という意味不明な質問をしました。「パスポート?赤色だった」とまあ予想通り返ってきたので「ですよね」とつぶやくと「同じ?赤色?」と聞いてきたので「僕も赤ですね」と返しました。すると「おそろじゃん!」と普通ファンと演者の立場逆だろと言いたくなる反応をしていましたが僕にとってここからが本題でした。「ともりるにも聞いてみてくださいよ」そう言うと「えっ?ともりるに聞くの?」と急に不機嫌になりました。前回(虹ヶ咲のお渡し会)は自分から楠木ともりちゃんの話題を振っておきながら、こっちから名前を出したら不機嫌になるなんて可愛い奴だなあと思いつつも、意味不明な会話を展開して申し訳無さも感じていました。

そして田中さんのターンですが、「こうやって話すの初めてだし、何話していいかわからなくて」と正直に話しました。すると「こうやって来てくれるだけで嬉しいです。またイベント来てください」と無難なまとめ方をしてくれました。

これで僕のお渡し会は終わり。のはずだったのですが、福岡の朗読劇で知り合った前田佳織里のファンから「券いりませんか?何回も大西さんと話すのキツいす」と言われ参加券を2枚渡されました。こうして僕のお渡し会アンコールが始まりました。
大西さんには「〇〇のときのこと覚えてる?」構文で七夕の話を振ってみました。最初は何のことかわかっていなかったようですが、途中で思い出したようで「雨降ってたけど8月に七夕があるから大丈夫みたいな話ですよね!」と楽しそうに語ってました。

前田さんにはさっきの話の続きと称して未成年はパスポートが青いという話をしました。「そうなんだ、すごいね」と(流石にそんな言い方はしてなかったですが)興味なさそうに反応してました。

田中さんには話すことがなかったので「日本人ってどれくらい来てますか?」と聞いてみました。田中さんの答えは「ほぼ1割くらいかな。お渡し会は」でしたがこのお渡し会に参加している人数が少なく見積もって100人はいるのに対し日本人は僕を含め推定4人しかいないので全然計算あってないだろと思いました。知らない日本人が5〜6人来ていたら話は別ですが。ただ前日のライブには僕ら(虹ヶ咲目当ての人)以外にも日本人がいることは気づいていたので「ライブは結構人来てましたね」と話してみると「ライブはほとんど上海の人じゃないかな」と全然話が噛み合いませんでした。そもそも初対面で「ニーハオ」って声かけてきた奴が顔見て国籍わかるんかよと。

そしてホントのホントに最後、何を話すかも決めないまま大西さんのところに行くと

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