東京TC 2022年募集 関西① 指数&ミニ解説版【一口馬主向け】2021-2022調教師(厩舎)分析
【一口馬主向け】調教師(厩舎)分析に訪問してくださり誠にありがとうございます。
主要クラブの2022年ドラフト時期に合わせ、今年も最新の指数と解説を交え各厩舎の最新情報をお届け致します。(今後も記事作成ができ次第順次アップしていきます。)
今年は「指数&ミニ解説版」の形式でお届け致します。
すでに前年度版で多くの厩舎の深掘り解説を行っていること、筆者自身の時間確保が難しい状況にあること、このあたり諸々を考慮してのことなのでご理解いただけますと幸いです。
「指数&ミニ解説版」ではありますが、指数はもちろん最新の指数ですし、厩舎情報についても最新事情に触れるようにしております。
当レポートがみなさまの出資馬選びの参考になることを願っています。良い調教師(厩舎)とのご縁、みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁があることを願っています!
本分析レポートは、東京TC 2022年募集用に預託厩舎の最新指数&ミニ解説をセットにしたものです。
今回は東京TC 関西①(2022年募集)として以下形式で厩舎情報を提供致します。
※音無厩舎記事についてです。こちらは以下で掲載した内容とほぼ同内容になります。以下記事をご購読いただいていらっしゃる場合にはご了承のうえ今回の購読をご検討ください。
本レポートは最新版となる「2021-2022版」でして、最新2021年厩舎成績データも取り入れ、厩舎の成績動向から出資戦略を考えていきます。
「指数データ&ミニ解説版」については、「ミニ解説」と言いつつも相応のボリュームになっています。なお、ミニ解説版サンプルとして安田隆厩舎を無料公開しています。有料版購入の前にサンプルをお読みくださると嬉しいです。
では早速、以下から分析レポートになります。
※最終的なご出資の判断については自己責任でお願い致します。
【安田隆行厩舎2021-2022】
※各EI(アーニング・インデックス)は独自算出の数値で平均値が1.00です。用語説明はこちら
https://note.com/jra_trainer/n/nd2f94207f16d
2021年がキャリア27年目。2024年2月末で引退予定のため、2021年産世代は3歳春クラシック前に転厩することが確実です。安田隆厩舎からデビューできるメリットと転厩後の未知数のリスク、いずれのほうが自身にとってプラスになるのかをしっかりと考えたうえで出資検討していきたいところでしょう。
その安田隆厩舎、2024年の引退時期に向かって萎むようなことはなく、むしろ厩舎成績を向上・拡大させていっています。
向上・拡大の代表的指標は収得賞金でしょう。収得賞金は、2018年(7.9億円)→2019年(12.9億円)→2020年(12.5億円)→2021年(11.8億円)という直近推移で、2019年以降は最上位クラスの象徴と筆者が考える「10億円超」を連続で記録しています。2022年の進捗途中経過も順調でして、2022年も引き続きの10億円超を期待できそうです。
単に向上・拡大しているだけでなく、質の面での良化もあります。
以下は勝数リーディング順位と①厩舎EI順位を比較したものです。
2018年 勝数順位(6位):①厩舎EI順位(20位)
2019年 勝数順位(1位):①厩舎EI順位(7位)
2020年 勝数順位(4位):①厩舎EI順位(5位)
2021年 勝数順位(10位):①厩舎EI順位(8位)
※勝数順位はnetkeibaを参照しています。
上記のとおりで、2019年以降は両者の順位の差が縮まって、2021年には①厩舎EI順位の方が上回る記録となりました。
ざっくりとした表現すると、
2018年まで:平場も含めた勝ち星を重視したい出資者向き
2019年以降:賞金を重視したい出資者向き
というようなイメージになると思います。
続いては⑤残存率EI(≒勝ち上がり率)を見てみます。
仮に2021年産安田隆厩舎募集馬へ出資するのであれば、引退転厩前までの勝ち上がり期待を持っての出資になると思いますので⑤残存率EIの重要度が高いと思います。
その⑤残存率EIは、2018年(1.80)→2019年(1.19)→2020年(1.36)と連続で平均1.00を大きく上回っており勝ち上がり期待値を高く持てる実績があります。
ここまでに取り上げた指数だけでなく他指数も総じて良指数を記録していまして、2024年の引退が惜しいと感じるくらいです。まあ、惜しいと言っても決まっていることなので引退は仕方ありません。一口出資はある程度の年月を要するものですし、冒頭で書きました安田隆厩舎からデビューできるメリットと、その後の転厩のデメリットとの両面をしっかり検討し自分なりに納得・理解したうえで出資検討をしていきたいです。
最後に、安田隆厩舎募集馬を検討していない方にも影響がある話題を出して締めたいと思います。
安田隆厩舎が引退すると、安田隆厩舎が稼いでいた収得賞金分(約10億円)が一旦宙に浮くことになります。約10億円というかなり大きいパイですので他の厩舎には大きなチャンスだと思いますし、このチャンスを掴んでトップステーブル入りを狙って準備している厩舎もあると思います。この「準備」をしている厩舎を狙って出資していく、というのも一口馬主の出資戦略のひとつだと思います。
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