トップクラス調教師(厩舎)の引退とその影響

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筆者の出資馬にバラーディスト(4牝、シルク、石坂正厩舎)がいます。石坂正厩舎所属ということで(順調であれば)来年2021年2月で転厩予定となっております。出資時点でわかっていたことなので、もちろん覚悟と言いますか気持ちの整理はできてはいますが、やはり転厩先がどこになるのかは気になるものです。

ほかでも、今年のキャロットドラフトではヒルダズパッション2019(藤沢和厩舎預託予定)の藤沢和師引退後の転厩先については話題になったと思いますし、キャロット会員以外も含め転厩先がどこになるかの予想をされたりもしていたことと思います。

このようにトップクラスの調教師の引退となると、どうしても所属馬転厩先などの話題が多く当事者である出資者にのみ関係性があるように感じてしまいますが、改めて冷静に考えてみると、当事者ではない非出資者であってもその周辺にはチャンスもあるのでは?!ということを感じたので今回その話をしていこうと思います。


まず。
主なトップクラス調教師のごく間近の引退予定が以下です。(話の展開上、一部の調教師のみを挙げております。)

2021年2月引退予定
・石坂正師
・角居師
2022年2月引退予定
・浅見師
・藤沢和師


この引退予定の調教師の年間収得賞金(2019年・2020年)を加筆したものが以下です。

2021年2月引退予定
・石坂正師(2019年:6.9億円、2020年:4.2億円)
・角居師(2019年:15.3億円、2020年:5.6億円)
→2名合計(2019年:22.2億円、2020年:9.8億円
2022年2月引退予定
・浅見師(2019年:4.9億円、2020年:4.2億円)
・藤沢和師(2019年:13.1億円、2020年:9.3億円)
→2名合計(2019年:18.0億円、2020年:13.5億円

※2020年は10/4まで。


トップクラスの調教師の引退によって、その厩舎が稼いでいた収得賞金分が一旦宙に浮くことになるわけです。上記の金額を見ればその大きさをご理解いただけると思います。

かなり大きなパイですので他の厩舎には大きなチャンスだと思いますし、このチャンスをスプリングボードにしてトップステーブル入りを狙って準備している厩舎もあると思います
この「準備」をしている厩舎を狙って出資していく、というのも一口馬主の出資戦略のひとつになりそうだと感じたのです。

準備をしている厩舎を予想するのがとても難儀というのはありますが、馬房数はヒントになるのではないかと思っています。
これまで馬房数増をしていなかった上位厩舎のなかで、直近数年になってから馬房数増をしている厩舎があったりします。丹念に調べていって、こういう直近での馬房数増をしている厩舎を狙ってみるのが面白いのではないかという発想です。
(※真偽のほどは不明ですが、馬房数増は断ることができるという説があります。この説を信じてみると、「これまでは馬房数増を断ってきたが、ここ最近で馬房数増を受諾している」ということが成立します。)


筆者が特に注目していきたいと思っているのは美浦の2022年です。やはり藤沢和師の引退は相当大きな出来事だと思いますし、そのパイもかなり大きいです。このチャンスを活かす厩舎がどこになりそうなのか?そういった長期目線で見ていくと違った楽しみや発見があると思います。

ちなみに、上記で挙げた2021年・2022年の引退予定情報だとすでにドラフト(2019年産のドラフト)を終えている方も多いと思います。(筆者もそのひとりです。)
なので、さらに先で影響大きそうなところも挙げておきたいと思います。

2024年2月引退予定
・安田隆師(2019年:12.9億円、2020年:9.3億円

※2024年は、2020年産が4歳、2021年産が3歳に当たる時期です。


2024年2月でこのままの延長で考えていくと約10億円分のパイが浮くことになります。このチャンスを活かせそうな厩舎はどこか?そんな視点で来年2020年産ドラフト時期までの競馬を見ていくと新たな発見があるかもしれませんね。筆者ももちろん継続して見ていきますし、何かヒントになりそうなことがあれば情報発信していきます。


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