厩舎アーニング・インデックス用語説明

【厩舎アーニング・インデックス用語説明】

厩舎EI

厩舎EI（2019年　最大値：3.71　最小値：0.14）
一口馬主にとってとても重要な厩舎の稼ぐ力を見える化した指標です。特に「1馬房当たり」まで数字を絞り込んでいるところがポイントです。
ご存知のように厩舎毎に馬房数の割り当て数に違いがあります。馬房の多い厩舎ですと例えば28馬房だったり、馬房の少ないところですと16馬房だったりとけっこうな開きがあります。JRAホームページで見れるリーディング情報でも総賞金がわかりますが、これは馬房数の違いに関係なく表示をしているものです。JRAホームページ情報だけですと一口馬主としては使い勝手に難があるため、そこに手を加えて一口馬主にとって必要な厩舎の稼ぐ力を見える化したものが「厩舎EI」です。
私自身が出資馬選びの際に、もっとも重要視している指標になります。
※クラブ馬以外も含んだ数値となっています。
（「1.00」が中間点になります。1.00超は収得賞金が平均以上、逆に1.00未満ですと収得賞金が平均未満というつくりになっています。）

世代限定重賞EI

世代限定重賞EI（2019年　最大値：18.62　最小値：0.00）
世代限定重賞EIは、「世代限定重賞（2歳重賞・3歳重賞）」の数値のみを抜き出したものです。出資馬でクラシックを目標にするにはこの世代限定重賞EIが大事になると考えています。世代限定重賞EIも「1馬房当たり」まで数字を絞り込んでいます。

世代限定戦は毎年、新しい世代で戦っていくレースです。この指数で毎年上位に来る厩舎は、仕入れやトレーニング、レース選びに長けているのだと思います。
※クラブ馬以外も含んだ数値となっています。
（「1.00」が中間点になります。1.00超は収得賞金が平均以上、逆に1.00未満ですと収得賞金が平均未満というつくりになっています。）

出走EI

出走EI（2019年　最大値：1.46　最小値：0.70）
厩舎の走らせる力を見える化した指標です。この指標も「1馬房当たり」まで数字を絞り込んで、真の出走数の多い少ないを見える化しています。ただし、この「出走EI」は多ければよいわけではありませんし、逆に少なければよいわけでもありません。厩舎のスタイルをより見える化した指標になります。
厩舎のスタイルを理解することで、出資馬の出走数についてのストレスも減少できると思います。
※クラブ馬以外も含んだ数値となっています。
（「1.00」が中間点になります。1.00超は出走数が平均以上、逆に1.00未満ですと出走数が平均未満というつくりになっています。）

回収月数EI

回収月数EI（2019年　最大値：3.53　最小値：0.43）
一口馬主向けに特化した指標です。出資金（馬価格＋ランニングコスト）を①厩舎EIで割った数値になります。厩舎の稼ぐ力と馬質（≒馬価格）とのバランスを見るために作成した指標になります。
（「1.00」が中間点になります。ただし、これまでと異なり1.00未満のほうが価値が高い数値になります。ご注意ください。1.00未満ですと回収月数が平均未満、逆に1.00超は回収月数が平均以上というつくりになっています。）
※クラブ馬のみで算出。当該世代でクラブ馬が不在の厩舎は当数値の算出はしておりません。

仕入れEI

仕入れEI（2019年　最大値：1.56　最小値：0.28）
2歳世代の年末時点での登録数を、馬房数で割った数値になります。2歳世代の仕入れが多いのか少ないのかを見ていくための数値になります。
ここは厩舎のビジネスモデルを把握できる数値だと考えています。多く仕入れてそのなかから良駿を育てていくようなビジネスモデルの厩舎もあれば、仕入れを少数に絞って勝ち上がり率を追求していくビジネスモデルの厩舎もあります。また、この⑤仕入れEIと③出走EIを重ねて見ていくのも参考になります。仕入れが多く、出走数も多ければ、回転が早いビジネスモデルだと想像することもできます。
※クラブ馬以外も含んだ数値となっています。
（「1.00」が中間点になります。1.00超は仕入れ数が平均以上、逆に1.00未満ですと仕入れ数が平均未満というつくりになっています。）

残存率EI

残存率EI（※2019年度分は未計上、2018年　最大値：2.50　最小値：0.14）
さきほど見た⑤仕入れEIの世代が4歳時年始時点でどれだけの数が残っているかを調べた数値になります。ほぼほぼ勝ち上がり率と同等の数値になりますが、平地未勝利でも障害で残っている馬もカウントしていますので、ひと世代で仕入れた馬のうち何頭を現役で残せているかというものを見る数値になります。
※クラブ馬以外も含んだ数値となっています。
（「1.00」が中間点になります。1.00超は残存数が平均以上、逆に1.00未満ですと残存数が平均未満というつくりになっています。）