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【懐かし話】サイン読み全盛の時代(6)

同士による情報交換の始まり

AT氏主宰のサイン読み競馬サークルに入り、サークルメンバーがGIレースの前日にFAXで予想をする話をした。
メンバー間で直接やり取りがしたいと考えた私は、FAX予想の原稿の最後に「情報交換しませんか?」と自身の連絡先を記載して仲間を募った。
すると、6人ぐらいの人から希望があり、個別での情報交換が始まったのである。(これが後のサイン読み予想集団へ繋がっていく)

SSさんとの交流

その中で気が合ったのは同じ地元名古屋のSSさん。
地元が同じこともあり、頻繁に飲みにいき、競馬談義に花を咲かせたのを覚えている。
そこで何度も出たのはサークル主催のAT氏の話。
毎月、会報(サークルのメンバーが送っている原稿をコピーしたもの)が送られてくるのだが、その中にAT氏が販売している宣伝のページがあった。

AT式サイン読みテキスト(1) 5,000円
AT式サイン読みテキスト(2) 5,000円
AT式サイン読みテキスト(3) 5,000円

その他にも色々販売しているのだが、

私「こういうの買う人いるんですかね?」
SSさん「サークルに入った時、買いましたよ」


そして後日見せてもらい驚いた。
5,000円のそれなりの価格なので、ちゃんとした本に近いものを想像していたら、数ページの両面コピーしただけのもの。

私「ええ? これで5,000円もするの? こんなものぼったくりじゃん」
SSさん「騙されました」


内容も、特に目新しいものはなく、流石にこの内容で5,000円はないわと思った次第。
SSさんもAT氏には不信感を抱いていた。
怪しいのはこれだけではなかった。
以前、AT氏が名古屋でオフ会をやり、SSさんも参加された。
参加者全員で中京競馬場へ行き、皆馬券を購入し、メインレースは多くの方が的中し、払い戻しをしたそう。

SSさん「ATさん、(結果は)どうでしたか?」
AT氏「もちろん的中したよ」
SSさん「払い戻し行かないんですか?」
AT氏「(言葉に詰まりながら)東京で払い戻しするからいいよ」

SSさんは絶対外れたなと確信したそう。
後に、不信感を持つ決定的な出来事が次から次へとあるのだがその話は後日。

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