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天皇賞(秋)~回顧

痛恨のミス~1995年の再現性

天皇賞(秋)はかなり見えていると思っていたので、やられることはないと思っていたが、痛恨のミスによる大失敗。
絶対的連軸であるイクイノックスとジャックドールの1点で決まると会員の方々にお伝えしたが、ジャックドールではなくパンサラッサの方であった。

ここでは深くは書けないが、私の理論を一つだけご披露したいと思う。
まず、今年の解読のポイントの一つは、札幌記念が【最後の定量57kg戦】というのが挙げられるかと。
これと同じ状況なのは、1995年。
1996年に行われた改革として、安田記念と宝塚記念の2レースが定量57kgから58kgに変更されたこと。
その前年というのが、今年と同じということだ。
この点から、1995年の再現をやると読んだ。

7ゲート 1番人気ナリタブライアン
7ゲート 1番人気イクイノックス

1番人気馬を7ゲートに配置することで再現の合図。

1995年 天皇賞(秋) 1着サクラチトセオー、2着ジェニュイン

まず、サクラチトセオーの戦歴。

サクラチトセオーの戦歴

サクラチトセオー 安田記念2着【最後の定量57kg戦】

ここから安易に、

ジャックドール 札幌記念1着【最後の定量57kg戦】

へ飛びついたというわけ。
サクラチトセオーとパンサラッサの戦歴を比べて頂きたい。

パンサラッサの戦歴

サクラチトセオー 中山記念2着→安田記念2着【最後の定量57kg戦】
パンサラッサ 中山記念1着→札幌記念2着【最後の定量57kg戦】

こうして比較すると、明らかにサクラチトセオーの再現馬はパンサラッサということ。
そしてサクラチトセオーは中山記念2着馬なので、パンサラッサの同枠に中山記念2着馬カラテが組んでいるのだ。
そして、抜け落ちていた観点は、来年定量58kg戦になるのは、札幌記念だけではないということ。
1995年の天皇賞(秋)では、翌年定量58kg戦になるのは、安田記念と宝塚記念の2レースで、連対馬で出走したのはサクラチトセオーの1頭のみ。
それに対して今年は、翌年定量58kg戦となる大阪杯1着馬ポタジェが出走している。

今年の馬柱を見て頂きたい。

2022年 天皇賞(秋) 1着イクイノックス 2着パンサラッサ

【最後の定量57kg戦】札幌記念2着パンサラッサは3番、【最後の定量57kg戦】大阪杯1着ポタジェは4番に配置されている。
今年は15頭立ての奇数頭数なので、1番側から2頭ずつ見ていくと、逆枠でパンサラッサとポタジェは同枠となる。
これらの要因から、サクラチトセオーを再現するのは【囮馬】ジャックドールではなくパンサラッサというわけ。
事後検証から、他にもジャックドールの戦歴的欠陥は理解したが、実力不足で、まんまと【囮馬】の方に引っかかったのである。

次に、1995年のジェニュインの再現馬はイクイノックスで異論はないだろう。

ジェニュインの戦歴
イクイノックスの戦歴

ジェニュイン 皐月賞1着(3番人気)→日本ダービー2着(2番人気)
イクイノックス 皐月賞2着(3番人気)→日本ダービー2着(2番人気)

春季クラシック連続連対歴所持。
人気も同じということが解るだろう。
イクイノックスは皐月賞2着で、ジェニュインの1着を持っていない。
だから、イクイノックスの同枠に皐月賞馬ジオグリフが組まれているのだ。

次に、サクラチトセオーとジェニュインの決着を、着順が逆になってイクイノックスとパンサラッサとなった理由。
1995年は、マイシンザンが出走取消をし、マイシンザンを除いて枠順を組み替えると、サクラチトセオーとジェニュインは同枠となりゾロ目となる。

1番サクラチトセオー
2番ゴーゴーゼット
4番ジェニュイン

ゾロ目とは、1着馬は2着同枠馬であり、2着馬は1着同枠馬。
つまり、サクラチトセオーは2着同枠馬であり、ジェニュインは1着同枠馬。
だから着順が逆になったということ。

また、サクラチトセオーがジャックドールではなくパンサラッサの証拠は他にもある。
サクラチトセオーの同枠に組まれてきたゴーゴーゼットの戦歴に注目する。

ゴーゴーゼット 宝塚記念8着
パンサラッサ 宝塚記念8着

宝塚記念8着馬の枠で統一。
そして、

サクラチトセオー 前年・天皇賞(秋)6着
ポタジェ 前年・天皇賞(秋)6着

共に前年の6着馬の枠で統一。
これを見ていなかったのは痛恨のミス。
このように1995年を完全再現したのである。
ここまで読めれば1点になるわけ。

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