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obniz + 温度センサ、つなぎ方で値が変わる

obniz にアナログ温度センサをつなぐ場合、接続方法によって値が変わる

エアコンのリモコン操作に続いて obniz に温度測定をさせてみた。
(リモコンについては https://ham-jq1qnv.blog.ss-blog.jp/2021-09-20 )
JavaScript などコードについては諸先輩方が書かれいてるので割愛。
ここではその時にすんなりとは行かなかったハードの問題について記す。

まず、見出しの写真のごとく温度センサを直接繋いで動作させてみた。ところが、室内にある別な温度計とは異なる値を示した。体感的にもおかしな温度だったため、温度センサの性能を疑い、センサのみ取り外してブレッドボードで簡単な回路を組み、テスターでセンサの出力を確認してみたが異常なし。じゃあ obniz の故障?と考えて見出し写真の状態にもどして、今度はそれにテスターを並列に繋いでテスターの電圧を測ると同時に、センサ出力の端子の電圧を obniz のA/D変換機能で読み出したところ、テスターの値とほぼ一致した。(obniz の故障ではない。良かった^^;)
訳わからん・・・と試しに obniz から温度センサを引っこ抜いてブレッドボードの回路に戻し、そこから短い電線で obniz につないで温度測定させたら今度は正常に動作。異常の原因はわからんけど直接刺さなきゃいいのねと下の写真 1のように 10cm くらいの電線を用意してつないだら正常に動作してくれました。

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写真 1  obniz ボードにワイヤを通して接続した状況

今回使用した温度センサはアナログ・デバイセズのTMP36GT9Z(写真 2)。

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写真 2  温度センサ TMP36GT9Z

TMP36GT9Z の特性はオフセットが 750[mV] @ 25[℃]、感度は10[mV/℃]。
動作確認のときの室温が 23[℃]でその時の TMP36GT9Z の出力電圧は、 obniz ボードに直接 TMP36GT9Z を突き刺した場合(見出しの写真の状態) で  780 [mV]、 obniz ボードにワイヤを通して接続した状態(写真1)で725 [mV]で、その差 55 [mV] 。温度に換算すると 5.5 [℃] にもなってしまいます。obniz を動作させて温度表示させたら、室温 23 [℃] のときに 28[℃]とか表示されたので、なにこれ?って今回の記事に書いた調査をしました。


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