ひなぎく

考えごとをしたり、絵を描いたりしています。

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最近の記事

トリックスターと芸人について考える

 「トリックスター」は、あるコミュニティがもつ道徳を無視し、秩序を乱すいたずらを行う一方で、抑圧・制御された世界にショックを与え、新たな文化を創造する、文化英雄的存在である。  異端者という意味で近いものに「ストレンジャー」があるが、これは「共同体から逸脱し放浪する者」を指し、トリックスターは「共同体の内部に居ながら秩序を揺さぶる者」を指す。共同体の外部で放浪するストレンジャーと異なり、トリックスターは内部から人々の既成概念にショックを与え、新たな文化を創造する。これらは全

    • ひなぎくともつの話

      ひなぎくです。 中学3年生から10年のパートナーになる「もつ」と2年前から二人暮しをしています。 同性愛者ということになります。 話題にあがれば「2歳下の妹がいる」と言うのと同じ調子で「付き合ってる女の子がいる」と言ってきました。 周囲は「へーそうなんだ」という反応の人ばかりだったので、「カミングアウト」というほど、人に伝えるのにハードルを感じたことがありません。 母親には「ひなは昔から妹にべったりで、『こりゃ、レズになるぞ』と言っていたんだよ」と言われました。予兆があった

      • セミ爆弾のトラウマ

        はじめまして。夏ですね、入道雲は好きですが、セミの死骸だけはどうしても苦手な土佐です。 今年はまだ死骸を見ていませんが、思い出しては震えるトラウマがあるで、当時書いた日記を再掲します。 〜〜〜 我が家は森の近くの、七階建ての集合住宅の四階にあって、建物の左右に階段、左のみにエレベーターがあります。 初夏は蜘蛛が大きな巣を作ったりもするのですが、あいつらは飛ばないので、巣に引っかからないように歩けば、虫嫌いの土佐さんも問題ないわけです。 問題は真夏の夜の蝉爆

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