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地方でグラフィックデザイナーと教員をしています。 広告におけるクリエイティブについて講…

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地方でグラフィックデザイナーと教員をしています。 広告におけるクリエイティブについて講義を行ないながら、民芸、郷土玩具、史跡などの歴史・文化資産を用いた地域観光プロモーションについての研究をスタートさせました。ここでは、主に文献の転載をメモがわりに使っていきたいと思います。

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はしがき

地方でグラフィックデザイナーの仕事をしてきました。 今は教員をしながら、広告におけるクリエイティブについて講義を行ないながら、民芸、郷土玩具、史跡などの歴史・文化資産を用いた地域観光プロモーションについての研究をスタートさせました。 世界中のあらゆる文化の情報を簡単に入手することができ、移動も容易にできる世の中で、その地域地域固有の文化が薄まり、次々と失われつつあります。 又、私たち日本人は、明治維新によって、欧米の文化が雪崩込み、それを受け入れてきました。そして第二次世

    • 弘前市 下川原 土人形

      下川原土人形・下川原焼(したがわらやき)たまたまスマホで目についた民芸品、土人形の鳩笛を購入した。 津軽地方、弘前の民芸品でした。 偶然にも今年の7月末から8月にかけ、弘前ねぷたを見に 初めて弘前に行くので、この偶然に少し縁を感じた。 この下川原焼土人形は、江戸時代に陸奥弘前藩九代藩主の津軽寧親(つがるやすちか)は、津軽の地に子どもたちが遊び学べる玩具が少ないことを憂い、雪深い冬の閑暇に土人形をつくるよう命じました。これを担ったのが九州筑前で陶磁器作りを習得してきた初代高谷

      • 日本のおもちゃの個性は、『「古くて新しく」そしてまた「新しくて古い」』

        「日本のおもちゃ」1985年特装版 斎藤良輔 岩崎美術社 編 民俗民芸双書 からの引用 はしがきに代えて 日本の古いおもちゃ群は、それらが生まれた風土と、それに定着した生活習俗とをすなおに反映しているところに特色がある。 全国の各地に、まだ「ふるさと」の面影がゆたかに存在し、城下町などを中心とした、さまざまな生活文化がどこにも色濃くみられていたころ、おもちゃ自体もまた、その土地、土地だけで愛玩されるものが数多く登場した。いずれも“ふるさとの香”にみちたものであり、それはや

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