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嘆いてるだけ

仕事に行きたくないしか思い浮かばない今日この頃。

泥が天井から降って全身を覆い尽くして
布団の中にうずめてくる。

わたしは元気だと言い聞かせてきた数日だったが
今日はそうもいかなそうだ。


一度泥沼にハマってしまうと、
完全に抜け出すのはかなりしんどい。

わたしが仮に元気に見えたとしても
ただ上半身が地上に出て
エサを欲しがる金魚のように
口をぱくぱくさせているだけである。


元気か、と問われて
元気じゃないという人がいるのだろうか。

大丈夫、大丈夫、元気よ。


さて、わたしがなぜこんなにも仕事が嫌なのか、
まずそこを解決しないと何も始まらない。

しかし何が嫌かなのか
一向に思いつかない。

ただ、憂鬱だ。

これからほぼ毎日、「仕事」というキーワードに縛られて生きていくことを想像するだけで
反吐が出る。

1週間のうち5日は仕事をこなし、
そしてあとの2日は「ああ明日から仕事か」「仕事がない日に○○をやっておかないと」
なんて考えたりする。

仕事という刑務所にぶちこまれて
休みの日は裁判にかけられている気分だ。

何が嫌かはわからないが、とりあえず嫌なのである。

これを当然の如く、こなしてる周りのみんなを尊敬する。
嫌なことのひとつ、ふたつ、…20個ぐらいあっても、耐えているみんなはすごい。

わたしの知らないところできっと苦しんでいるんだろうが、
それでもすごい。
異論は認めない。

きっと仕事が嫌なのは最初のうちだけで、
きっと慣れてしまえばそう辛くないものなんだろうなとも思うが
それでも嫌なものは嫌だ。

毎日毎日嫌だ嫌だと嘆いていると
ネガティブだ、卑屈だ、文句垂れだと
言われるのだろう。

嫌なことを生きるために仕方がないことだと
諦められる能力がほしい。

毎日本を読んでドラマを見て文章を書いて
引きこもってばかりいるから
こうネガティブになってしまうのだろう。

酒ばかり飲んでいた2年間は
世間的に見て、バカでアホで、何やってんだ、早く就職しろ、大卒のくせに、
なんて色んなことを言われてたんだろうが

そんなことどうでもよかった。

そんなことどうでもいいと思うぐらいに
楽しくて、
現実を忘れることができた。

「現実逃避」をしていた自分も
また現実なのだ。

結局わたしは何から逃げていたのだろう。

酒で脳みそを溶かしまくって
記憶を飛ばして
何と向き合えばいいのかすらも分からないわたしの方が幸せだったのではないか
とすら思える。

でもこの2年間を恨んでいる自分もいる。

今の自分は好きだけど嫌いだ。

正しいかもしれないけど、好きじゃない。

結局わたしはどうしたらいいんだー。



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