実家に帰って蘇った記憶
久しぶりに実家に帰った。
荷物を渡したいというのと、姉も来るから一緒に夕飯を食べるという理由で。
小学4年生から浪人生活までと、社会人の2年弱をその実家で過ごした。
実家までは電車で1時間なのでわりと近い。
なんなら半年前まで実家にいたから、そこまで久しぶりでもない。
みんなで手巻き寿司を食べて、色々話して、メロンを持って玄関を出るまでは2024年の自分だった。
だが、帰りに最寄り駅で聞き馴染みのあるアナウンスや謎の電子音を聴いた時に、急に高校生の自分が蘇ってきた。
なぜかすごくドキドキした。
学校に行ったら気になるあの娘と話せるかもという期待感なのか。
また身近な人に嫌われるかもしれないという緊張感なのか。
中高の時は、今と比べてずっと緊張感があって、感情が動いて、その分眠かった気がする。
そして頭が全体的に涼しかった。
丸坊主だったから。
今ロン毛を目指しているが、持ち前の毛量とくせ毛でなかなかに苦戦している。
目標は闇堕ち後のエレン。
洗面台で、「戦え…戦え…!」って言ってみたい。
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