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第15回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 2024での当チームの企画紹介

 2024年6月7日~9日に浜松で行われる第15回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会で専門医部会若手医師支援部門病院総合医チームの企画をお知らせします!

 当チームからはオンデマンド配信「アルコール使用障害、生活保護、知的障害をもつ患者の主治医になろう」と現地開催のキャリアcafé「現地版!病院総合医とゆる~くお話しする会」を企画しています!
 また関連企画として病院総合医委員会の開催する「病院総合医のキャリアを聴こう,語ろう,つながろう!」についても紹介します!

「アルコール使用障害、生活保護、知的障害をもつ患者の主治医になろう」(オンデマンド配信)

 2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」のひとつに「すべての人に健康と福祉を」というものがあります。また、プライマリ・ケアではACCCAのComprehensiveness(包括性)が示すように全ての人を対象とすることが求められています。一方で患者は様々な社会的背景を抱えており、WHO欧州地域事務局が作成した『健康の社会的決定要因:確かな事実の探求』の中では「社会的排除」「幼少期」「薬物依存」などの10の要因が挙げられています。社会的背景や疾患によって関連する職種や制度は様々であり、苦手意識を感じることもあるかもしれません。
 本セッションでは、アルコール使用障害や知的障害をもつ患者や生活保護制度を利用している患者に焦点を当て、公益財団法人復光会 垂水病院 依存症治療拠点機関の金子昌裕先生とNPO法人 ささしまサポートセンター 障害者グループホーム 博愛の宿 規俊荘 管理者の橋本恵一さんを講師にお呼びし講演をしていただきました。
 さらに当チームメンバーを交えて、事前アンケートで募集した臨床で実際に困っている点も取り上げながらディスカッションを行いました。
 本セッションを通じて苦手意識を払拭し、プロフェッショナルとして「誰一人取り残さない」医療を実践するためのサポートとなれば幸いです。こちらは会期後、オンデマンド配信前に公開される予定ですので是非ご覧ください!

「現地版!病院総合医とゆる~くお話しする会」
(現地開催のキャリアcafé)

 当チームが主体となって運営している、病院総合医との少人数オンライントーク企画、「病院総合医とゆる~くお話する会」を現地開催します!
 ゆる~くお話しをする場なので、「病院で働く総合医ってどんな感じなのだろう、話を聞いてみたい」という方だけでなく、皆様が日頃気になっている様々なテーマも大歓迎です。
 せっかくの機会、病院総合医といろいろお話ししてみませんか。お気軽にお越しください。皆様のご参加をお待ちしております!

「病院総合医のキャリアを聴こう,語ろう,つながろう!」
(現地開催のキャリアcafé)

日時:6月9日(日)8:45-9:45(途中参加・退室可能)
場所:展示イベントホール キャリアカフェ会場
対象:病院総合医に関心のある全ての方

ホスト:病院総合医委員会
 石丸裕康(関西医科大学)
 小田浩之(飯塚病院)
 佐藤健太(市立千歳市民病院/札幌医科大学)
 矢吹 拓(栃木医療センター)
 本田優希(聖隷浜松病院)

 病院総合医のキャリアは,総合診療医・病院総合医としての中核的な能力である「コア・コンピテンシー」の獲得に加え,担う診療内容に即して求められる能力や,各自の興味・関心に応じて,「スペシャルインタレスト」として様々なスキルや学問を身に着けることで形成されていきます.この企画では,病院総合医の多様な働き方やキャリア,価値観などについて,参加者とホストの病院総合医委員会のメンバーが少人数で自由に語り合える場を作ります.語り,つながり,明日からの活力にすることを目的とします.
 キャリアに悩む学生や研修医,専攻医といった若手から,指導医,他職種まで,病院総合医に関心のある方であればどなたでもご参加ください.

(文責:合田建 神戸大学医学部附属医学教育推進センター/総合内科)

※当チームに加わりたい・興味がある、という方は、jpcahospitalmed@gmail.comまでご連絡をお願いいたします。


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