日本にも野犬がいる??
こんにちは。
JPB株式会社の行光(ユキミツ)です。
JPB株式会社とは?
まずは、JPB株式会社を紹介させていただきます。JPB株式会社は、2023年8月に設立し、JPB動物病院グループや老犬ホームスマイルフラワーの運営をはじめとした様々な事業を行っています。スタッフ全員の「想いを、実現する」ことで、私たちはより良い世の中を創造していきます。
日本にも野犬がいる??
このお話を聞いて驚かれる方は多いかもしれません。実際、保護犬の話をしている時に野犬のお話をすると驚く方が多いように感じます。私が初めて知ったのは約7年前でした。当時は、保護犬といえば、飼育放棄された子が多いのかなあと思っていたのですが、実は野犬の保護犬もいることを知りました。ふと、私が営業マンだったころ、地方に行った際にリードにつながれていない雑種の子が道を渡っていたのを思い出しました。地域によってまだまだ犬の飼い方には差があるように感じていますが、もし、そういう子が野犬との間に子供ができてしまったりすると、さらに野犬が増えてしまいますね。最近、野犬問題について色々な方のお話を聞いたので、その一部をご紹介できればと思います。
どの地域にいるのか?
ネットで様々な情報を調べてみると、山口県や茨城県、広島県など様々な場所にいるようです。もしかしたら、まだ見つかっていないだけで、都心などの人口密集地以外には沢山いるのかもしれません。最近、ニュースで見かけましたが、市街地にも出てくるケースもでてきているようです。これは、市街地に降りてきたときにご飯をあげている人がいるなどで学習してご飯をもらいにくるとのことです。一方で、そういった機会がなければ、とても警戒心が強いので、見つかったとしても捕獲するのがすごく大変なようです。
捕獲した後はどうするのか?
今は、自治体にある愛護センターや保護団体さんが協力して、野犬を捕獲しています。捕獲後は社会化させて譲渡につながっていることも増えてきています。先日参加した譲渡会も沢山の元野犬がいました。全然、元野犬と思わないくらい良い子が多く、しっかり社会化されていました。もちろん、初めて犬を飼う方には大変かもしれないので、もし2頭目を飼育したいと考えている方はぜひ検討してみても良いかもしれません。
※譲渡会はこちらの記事に紹介させていただいています。
7年前に知り合った団体さんはずっと活動を続けられてきて、以前は子犬の野犬も沢山いたのが、今では子犬が減ってきているとのお話を聞きました。犬は1回の出産で複数頭出産しますので、すごい勢いで増えていきます。つまり、子犬が減っているということは、親犬が減っているということで活動の成果が出てきているのだと感じます。
なぜ野犬問題を解決しなければいけないのか?
まず、野犬が出てきてしまった大きな要因として挙げられるのが、人が飼えなくなった犬をどこかに捨てにいくことから始まるケースです。つまり、野犬が増えているのは、元々は人が原因となっています。そして、なぜ飼えなくなったか?という点については、社会化できていないという点が1つの要因として考えられます。狂暴すぎて飼えないなど、人に慣れないので捨ててしまい、それが野犬化してしまってどんどん増えていく。私たちには、犬を飼う以上、最後まで責任を持って飼育する責任がありますので、犬を飼う場合は、社会化を必ず行い、何かあった時にお金をためておく、預けられる人を探しておくことはとても重要です。
これから私たちがやるべきこと
さて、今回は野犬問題の一端についてのお話でしたが、やはり人が原因で増えてしまっている以上、私たち自身で解決する責任があると考えています。また、野犬のまま生活していくと、病気やけがで短命で亡くなる子も多く、捕獲されて殺処分されてしまうこともあります。様々な自治体や団体様のお力で以前よりは間違いなく減ってきていますが、まだまだ活動を広めていかなければならないと感じています。
ペットは人に沢山の幸せをもたらしてくれます。元野犬の第2の人生を探し、1頭でも多くの子が幸せになること、そして、捨てられる子がゼロになるように、動物業界の新しい仕組みを作っていけるよう、グループとして活動して参ります。
※こちらの記事は、子供とペットの触れ合い授業に参加した時のお話です。とても素敵な授業でした。
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