翻訳の手順

こんにちは、副業翻訳者のからあげです。
本日はからあげの翻訳(日英、PCT)の手順について記載します。


打診→見当→受任/見送り

仕事の連絡は、メールで受領します。
メール受領後、締め切り・文字数・現在の仕事の状況を考慮して、受任するかを決めます。

受任する場合には、受任連絡の返信をします。
受任しない場合には、断りの連絡を入れます。

下準備

翻訳を実際に始める前に、以下の下準備をします。

  • 明細書の日本語を軽く読む。

  • 出願人(=クライアントですね)の過去の類似出願を探す。特に、日本特許庁に提出した案件とその米国又は欧州ファミリー案件を探します。英訳の時にとても参考になります。

  • 国際公開の場合には、国際調査報告や引例を探し、それらを軽く読む。こちらも英訳の時に参考になります。

  • 予定表に締め切りを書き込む。

翻訳

翻訳会社からの指定がある場合には、PhraseやMemoQ等を使うこともありますが、基本的にはワードでひたすら翻訳します。

原文(日本語)ワードを準備

一文ずつ区切る

表や図面等を削除

原文の下に翻訳文を書き込む

表をエクセルで翻訳

原文を削除

見直し1

原文を見ながら、表なしの翻訳英文をPCに読み上げてもらいます。
読み上げによって、おかしい箇所を発見したり、単語の統一をします。

見直し2・コメントまとめ

色Deチェックを使って対訳表を作成

文章のみ見直し

エクセルの表の英訳の見直し

翻訳時、見直し1、見直し2…と書き溜めたコメントをまとめます。

フォーマット

無駄な改行が入っているため、改行を削除します。
この時に合わせて表や図も貼り付けます。

見直し3

PCT国際公開PDF、原文ワード、英訳をそれぞれ開き、横に並べて再度見直しをします。
その後、コメントを完成させます。
念のため、翻訳会社からの指示書を読み直し、翻訳に間違いがないかも軽く確認します。

納品

基本的に締め切りよりも1~3日前には納品するように努力しています。
完成した原稿を翻訳会社に送付します。


翻訳というよりは、見直しに時間がかかっています。他の翻訳者さんはどうなんでしょう?

今後は翻訳のスピードを上げる、見直しのスピードを上げることが課題かな、と考えています。



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