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スウェーデンで珍しい被害にあった話

何とも思わせぶりな題名をつけてしまいましたが、42年間の人生初の痴漢被害にあいました。しかも、スウェーデンで!

私は自虐ではなく客観的に見てもあまり女性としての魅力はありません。アトピーなので化粧もしないし、XLサイズの筒形体形です。ズボラでドジなので、オシャレもしません。ですが、女である以上、そういうリスクはあるという事は、自覚していました。しかし、それ以上の事はなく、日本でもオランダでもフランスでも平和に暮らしていたのですが…。まさか、この歳になって、しかも男女平等・自然も人もリスペクトがモットーの国スウェーデンで経験する事になるとは!

それは、混みあった冬の市電の車内で起こりました。私は幸い二人掛けの席の、窓際の方に座っていて、自分のスペースは確保できていたはず、なのですが。気が付いてみると、隣の席の男性の脚が、妙に私の脚に密着していたのです。まあ、これだけ混雑しているから、通路側に座っている、このオジサンも、誰かに押されて大変なんだろうなぁ、ぐらいに思って、少し窓よりに詰めたのですが。暫くすると、また男性の脚が密着していました。「???」と訝しんでいると、今度はその脚を、擦り付けてきたのです😱貧乏ゆすりではなく、慎重に、リズミカルに。まさか???と思ってさりげなく避けましたが、もうしばらくするとまた繰り返してきました。さすがに今度は思いっきり避けて、男性に非難の目を向けると、その人は涼しい顔で前を向いたまま、脚だけ引っ込めました。

幸いそれだけで済みましたが、びっくりしたし、気持ち悪かったです。その男性は、すごく良い身なりをして、立派な風貌の白人男性でした。私が住んでいる、移民が多い地区に向かう市電だったので、スウェーデン人とは断定できませんが、とにかくそんな事をしそうな感じの人には全く見えませんでした。

痴漢は、欧州では珍しいです。セクハラ問題や強姦事件など、勿論ありますが、満員電車やバスで女性が怖い目にあうなんて話は、私が知る限り一度も聞いた事ありませんでした。特に北欧はサウナの文化もあるし、鼓笛隊のダンスチームに入っているスウェーデン人の友達の娘さんが、野外イベントに参加する時に、お年頃の男の子も女の子も皆一緒に路地裏で着替えているのを見て、やっぱり開放的な国なんだなーと感心していたくらいなんですが!人生何があるか、分からないものですね🤔

この経験から得られる物があるとすれば、人は本当に身なりで判断できないって言う学びですかね😥色んな意味で、珍しい経験でした。

コロナ前の話なので大分前ですが、最近聞いたポッドキャストで、在日本イギリス人のクリス・ブロードさんが、ご自身の婚約者さんが日本で痴漢にあいかけた話をしていたので思い出しました。下のリンクからどうぞ(本題は8分40秒から始まります)



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