谷崎潤一郎の小説「春琴抄」 朗読 野口 晃

Listen to 春琴抄 by 谷崎 潤一郎 on Audible.

https://www.audible.co.jp/pd/B06XHCVG51?

source_code=ASSORAP0511160007

Audible のサブスク期間の内に別な小説を聞いておこうと思って、迷ったけれど、また谷崎潤一郎を選んでみた。スマホで谷崎潤一郎で検索しても「春琴抄」はすぐに出なかったし、春琴抄が谷崎の小説だとはっきり覚えていなかった。でも最初から春琴抄で検索したら出た。

青空文庫で無料で読めるけれど、とても難しそうで読めない。Audibleなら最後まで聞けた。この小説は書き方が特別で、ブロックごとに分かれていて章とは呼ばないのかもしれないが、僕は六の段あたりから面白くなってきた。

資料を元にした探索小説風なのだけれど、そのなかで春琴が自分の主張をいう下りがあって、僕にはその文が素晴らしかった。朗読の最初と最後に音曲のBGMが入るのだけれど、なにか作品に関係のある録音なのだろうか。録音が古いのか、音がよくない。最初からそれを狙っているのかもしれないが、被せる時間が長すぎると思った。でも、この朗読も、とても楽しめてよかった。
今月のサブスクが終わったら、買い取り版の洋書作品の鑑賞に戻る。