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2024.7.26(Fri.) 20th Anniversary LIVE “fun time 歌小屋”@日本武道館

「九段下の箱庭。九段下の歌小屋。」というコンセプトの今日のライブ。
下北沢のインディーズ時代からお互い音楽を大事に続け、大事なタイミングで何度も対バンしてきた盟友バンド同士がUNISON SQUARE GARDEN結成20周年、クリープハイプ現体勢15周年のこの日ここ日本武道館で対バンする。

前日2日間と武道館の横断幕(看板?)が変わっていた。ライブハウスの手書き風。書いたのは今回のグッズのデザインもしてくださってるUNISON SQUARE GARDENに多大な影響を与えたthrowcurveのナカムラリョウさんとのこと。
デザインが赤枠に黒板風、フォントの感じから見るにおそらくクリープハイプのホームとも言うべきライブハウス、下北沢 Daisy Barの看板がモチーフだと思う。粋だ。


17:30開場
18:30開演

この日のステージは北スタンドにお客さんは入れておらず、ステージ後ろに暗幕がかかってる(おそらく転換のための機材が置いてあるのかなと推測)。
ステージは変わらずシンプルなセット。ロゴも何もなし。

先手、クリープハイプ

尾崎さんが「普段は他のバンドのこととか気にしてこなかったけどユニゾンのことはずっと気にしてました。今日はこんな特別な場に呼んでいただいてありがとうございます。UNISON SQUARE GARDEN 20周年おめでとう」と言って始まったクリープハイプ。

以下簡単に流れやMCなど↓

・尾崎「ユニゾンは一昨日昨日と武道館でやってて、楽屋に挨拶に行ったら斎藤くんしかいなかったけどもう家みたいになってた。3日間いるとああなるんだね」

・社会の窓のラストで尾崎さんが『ユニゾン愛してる』

・尾崎「18〜19年前くらいにユニゾンと出会って、かっこいいバンドがいるなって。当時インディーズなのに全国流通のCDもだしてて凄いなって。でも俺は悔しいからCD買ってなくてネットで視聴だけしてて笑。ある日何かのイベントでユニゾンと一緒になったときに田淵さんが『ライブかっこよかったです』って言ってくれて。その時当時のメンバーともうまく行ってなくて、なんでこうなっちゃったんだろうって思ってたんだけど、自分がすごいと思ってる人によかったって言ってもらえて頑張ろうと思えた。あの時頑張って自分がなんとかしなきゃってもがいてる姿が田淵さんの目に止まったのかなと思うと無駄じゃなかったんだなと思います。その時にCDを交換したんだけど、そのCDの表題曲をやります」

→ねがいり

・さよなら第九惑星カバー
2019年のトリビュートライブ、尾崎さんが『嫌いだこんな世界は』を『嫌いだこんな田淵は』と歌詞を変えてたけど今回はしてなかった。

・尾崎「田淵さんに『いつもフェスでトリやってもらっちゃってすいませんね〜笑』って言われたけどやれよ笑!もうおっさんなんだから笑!」

クリープハイプ セットリスト

1.ナイトオンザプラネット
2.キケンナアソビ
3.かえるの唄
4.チロルとポルノ
5.ボーイズENDガールズ
6.社会の窓
7.イト
8.ねがいり
9.さよなら第九惑星(UNISON SQUARE GARDENカバー)
10.栞

転換

後ろの暗幕からドラムセットなどの機材が出てくる。やはりそのための北スタンド潰し、暗幕だったと確認。

後手、UNISON SQUARE GARDEN

絵の具がフルコーラスで流れる

1.アナザーワールド

前回の対バンのストリップ歌小屋の時に「次の曲はUNISON SQUARE GARDENとクリープハイプに捧げます」と言って始まったこの曲。やるのは予想してたけどいざこの場所でこのタイミングで聴くとエモい。

↓前回対バンした時のMC等

2.センチメンタルピリオド

新世界ノート繋ぎ。音源通りのイントロが逆にグッとくる。

3.さよなら第九惑星

なるほど〜!冒頭3曲は新世界ノートの曲順通りなのね!
本家!とは言わなかったけどカバー曲返し。

斎藤「どうも、下北沢からきましたUNISON SQUARE GARDENです。田淵が尾崎さんと交換した新世界ノートから初っ端3曲お見舞いしてやりました!」

斎藤「クリープハイプとの関係を改めて検索してみたんですよ。そしたら初めて対バンしたのが2007年?の1月で。僕たちの自主企画(箱庭フェスティバル)に出てもらって。当時から僕たち超人気バンドだったからお客さん81人もいて笑。
当時は僕らはまだメジャーデビューしてなくて、クリープハイプも今のメンバーじゃなかったんだけど当時からかっこよくて。いわば同郷というか同じところ出身みたいな気がして、そんなバンドがずっと続いてくれてずっとかっこいいっていうのは僕らにとっても励みになります。クリープハイプとはもう15年以上の付き合いになるけど、こうやって同じステージに今日立てていることがほんとにほんとにほんとに嬉しいです!
UNISON SQUARE GARDENは今年結成20周年でもあるんですけど、クリープハイプも今のメンバーで15周年なんですよ。なので今日はどっちもお祝いしてください!」

4.23:25

2007年の箱庭フェスティバルでやってたらしいこの曲。
『七色のステージに変えて』で七色になるステージ(天才)

5.kid, I like quartet

こちらは2011年の歌小屋でやってたらしい。23:25→kid, I like quartetって最高以外何者でもない。体力もうない。

6.MR. アンディ

一瞬party style!?と思ったけど違った。ミラーボールが回って武道館がダンスフロアみたいだった。

7.to the CIDER ROAD

けっこう意外なセトリ入りと思ったけど、MUSICAのインタビューを読むとCIDER ROADが出た時に尾崎さんが田淵に『凄くいいね』と連絡したと書いてあってその流れなのかなと思ったり。だとしたらとっても素敵。

斎藤「さっき尾崎さんがフェスのトリをやってほしいって話してて僕はうんうんって聞いてたんだけど、見て(田淵の方指さしながら)、田淵のTシャツ笑。『NEVER BELIEVE ROCK FESTIVAL』って書いてある笑。もう思想が出ちゃってる笑。
さっきも言ったけどクリープハイプ15周年でそれにあたってトリビュートアルバムを出すそうで錚々たるメンバーが参加してる中、光栄なことにUNISON SQUARE GARDENも誘っていただいて。
………やっちゃう???」

客席大歓声

斎藤「武道館3日間やりましたけどこの曲が1番練習しました笑。(田淵の方見て)田淵も練習したんじゃない?おっしじゃあ練習の成果、見せてやろうぜ!」

8.イト(クリープハイプカバー)

MUSICAのインタビュー等を読むにユニゾンがカバーするのはなんとなくイトだろうなと予想はしてたけど、イントロがなんとシュガーソングとビターステップのオマージュ。これはイトがシュガーソングとビターステップに影響を受けて作ったと尾崎さんが以前インタビューで言っててそれを受けてだと思うと胸熱すぎる。
原曲を大きく崩しているわけでもないのに完全にUNISON SQUARE GARDENのアレンジになってて、でもちゃんとクリープハイプのイトなのがすごい(語彙)。原曲だと『いつかこの糸が千切れるまで〜』という歌い方だけどユニゾン版は『いつかこの糸が千切れるま〜で』って歌ってた。アレンジかっこいいな〜と思って聞いてたら2コーラス目!!!
客席から悲鳴、笑
『切れたら切れたで』からまさかの田淵ボーカル…!2AB2サビまで田淵メイン、そのあと斎藤田淵でメインとコーラス交互に歌っててツインボーカルになってた。
これ音源もこのスタイルってことでいいのよね?死ぬが?ユニゾンがライブで他のバンドのカバーをするのってめちゃくちゃ珍しいうえに武道館だし田淵ボーカルありだしで情報量に溺れかけた。斎藤さんが冒頭田淵に練習してきたって振ったのはそういうことか〜

斎藤「クリープハイプでイトでした!次はもう一曲新世界ノートからやってみたいと思います!」

9.箱庭ロック・ショー

武道館なのにライブハウスだった。いつも通りのライブだなと思えてそれが逆に感慨深かった。

斎藤「オンドラムスタカオスズキ!」

ドラムソロ

武道館3日目の締めくくりのドラムソロ、熱い。ラストは立ち上がり咆哮のような叫び。
ドラムソロ終わり、立ち上がって出てくる貴雄。上手のステージ前へ出てきて後ろを向いて背中の20thロゴを客席に見せる。前を向いて同じく胸元についてるロゴを指さしてヒラリとアウターを翻してドラムへ戻っていく。かっこよすぎ。

10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ

貴雄の雄叫びカウントからスタート。
途中田淵がマイクスタンドぶん回してマイクが外れてた。なかなかな体勢でコーラスする田淵。

11.シュガーソングとビターステップ

夜な夜なでステージ下手の方へ置かれたまま戻ってこなかった田淵のマイクがやっと戻されてた笑
3日間どんな位置でも常に最高の盛り上がりを見せるのが改めて強いなと思った曲。

斎藤「武道館ありがとうございました!ラスト!」

12. フルカラープログラム

本編ラストに相応しい位置。前回の武道館の時みたいにマイクはオフにしてないけどアカペラあり。前回のフルカラーのアカペラを見て人生変わったくらいの感情になったので、この場所でこのアレンジを聴けたことはだいぶデカい。ギターソロでステージの一段下へ降りる斎藤さん。珍しい。
アカペラ終わりの『完全無欠のロックンロールを』でパァっと客電がつき、七色の光に包まれるライブハウス武道館。鳥肌だった。
ラストはドラム台に集合。斎藤さんが貴雄のスティックでシンバルをシャンシャン叩いてて、貴雄に催促されて返した後も『もう一回やる?』みたいな感じでスティック受け取ろうとしてた。貴雄まさかの拒否で笑った笑。

斎藤「20周年ありがとうございました、またライブでお会いしましょう!」

アンコール

武道館なのにまたしてもまた秒で出てくる

斎藤「さすがにもう疲れたよ…笑」

田淵ドラム台に座ったりしてる

斎藤「ちょっと今から大人の会議するから。(3人ドラム台に集合してコソコソ話しながら)何やる〜?」

会議けっこう長い、客席から色んな声援(野次)が飛ぶ

「全部やれー!」「時間ないよー!」
その通りで笑った

田淵が喋って斎藤うんうん

相談終えてアンコールへ

13.シャンデリア・ワルツ

初日と同じく前回の武道館と同じイントロアレンジ。田淵が斎藤さんに「あっち行きなよ」って指して上手へ走る斎藤さん。どこまで決まってたかはわからないけど武道館の3日間を締め括るアンコールにこの曲を選ぶの信頼しかない。
2Bの『譲れないものもある』はメロディが上がるアレンジ。

斎藤「UNISON SQUARE GARDENでしたバイバイ!」

いつものライブハウスのライブのように終了

UNISON SQUARE GARDEN セットリスト

1.アナザーワールド
2.センチメンタルピリオド
3.さよなら第九惑星
4.23:25
5.kid, I like quartet
6.MR.アンディ
7.to the CIDER ROAD
8.イト(クリープハイプカバー)
9.箱庭ロック・ショー
ドラムソロ
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.シュガーソングとビターステップ
12.フルカラープログラム
EN.
13.シャンデリア・ワルツ

↓この日の写真!

↓泣いちゃうやつ

↓貴雄のツイート!


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