心を整える方法16
こんにちは!
今日も「心を整える方法」について書いた記事を、
紹介したいと思います。
この「心を整える方法」の記事は、
6、7年前、
初めてコーチングを教わっていた師匠から、
出されていた宿題として取り組んでいたもので、
最近読み返したら、
とても懐かしく、
自分の原点を思い出すことができたので、
改めてnote にシェアしたいと思いました。
メンタルコーチとして独立しようとしていた日々...
とても懐かしく、輝かしいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
心を整える方法16
『小林昭洋さんの『つらいときに読む本』を読む』
自己啓発書を読み始めてから少しずつ前向きな気持ちになってきたものの、
身体に不具合や障害を抱えていた僕には、
健常な人たちが書いた自己啓発本では励みになりづらくなってきた時期がありました。
有名な自己啓発書を読んでも、
著者が健常な人だったり、
結婚して子どもを産み育て、
仕事をして収入を得るという生き方を選べるか、選んでいる人だった場合、
障害を抱えていたり、
そのような生き方を選べない境遇の人には、
届かないのではないか、と思っていた時期でした。
小林昭洋さんの『つらいときに読む本』に出会ったのは、
そんなことを感じていた時期だったと思います。
小林さんの病状は、
「疼くような痛みが足裏に走ったことから」始まり、
いくつかの病院を回ったものの「とくに問題なし」と言われ続け、病名がつけられなかったそうです。(本書P.21〜22)
そのうちに病状は悪化し、
「痛みに加え、前触れのない吐き気に襲われるようになり」、
「無理にこなしていた普段の生活もままならなくな」っていったとおっしゃっています。
(本書P.22)
そして、
「病名がつかめない苛立ちは、次第に不安に転じ」、
「俺が病気であることを認めてくれ!俺は嘘つきじゃない!精神的なモノなんかじゃないんだ!.......そう主治医に訴え続ける毎日」だったと言います。本書P.22〜23)
僕も視力矯正の不具合について相談をするために有名な都内の眼科を回りましたが、
「眼科的には問題ない」
「神経質だ」、
「心理的な問題じゃないか」、
「眼鏡に高いものを求め過ぎじゃないか」
と言われ続けてきました。
抱えている不具合の種類や重さも違うので一緒にはできませんが、
病院や眼鏡屋を回っても真摯に受け止めてもらえない辛さや悔しさにも通じるところがあり、
小林さんの本から励みをもらっていたのだと思います。
メールマガジンを書くために本書を読み返して、改めてそう思いました。
今回読み返して一番印象に残ったのは、
実は、難病に関する文章ではなく、
、「居場所」に関するお話です。
小林さんの考える「居場所」とは、
「今のあなたを取り巻く環境において、
自分が素直に発言できる場所のこと」(P.115)だそうです。
その居場所は、
「自分の思いをできるだけ自然に早く人に話すことができる」ように、
「生活圏内」が良いと言います。
習慣的に通える居場所では、
明日の話が必ず出るようになり、
「明日の話ができるということは、
未来の話ができるということ」、
そしてそれが「あなたがやりたいことに挑戦するときに、大きな力になります」とおっしゃっています。(P.115〜117)
今の僕には、
安心して自分の本当の考えや気持ちで語れる未来の話ができる場所がありません。
もし、僕にも「居場所」があれば、
もっと新しいことに積極的に挑戦できるような気がします。
新しいことに挑戦していくために、
未来について語り合える居場所を見つけることは、今後の課題だと思いました。
皆さんは、
未来について語り合える居場所はありますか?
本書の中には、
チャンスをつかむためには運だけに頼らず、
努力して準備することが必要なことや、
好きなことをやって自分らしく生きることの大切さなど、難病を抱え、
執筆中も吐き気と闘いながら、
必死で取り組んでいる小林さんだからこそ書けた、
つらい状況にあっても壁を乗り越えるヒントがたくさん書かれています。
最後に僕が読んで、
不安になったときや壁にぶつかったとき、
心がけたいと思った文章をご紹介します。
「人生には幾多の壁があります。
ですが、壁を乗り越える越えないなどに意識をとらわれないで、そこに「心」があるのか確認しながら生きていくことが何よりも大切です。心を持ちながらその状況を楽しむことができたとき、人は既に壁を越えているのです。」(P.167)
「心」を意識して大切にしながら、
生きていきたいです。
今回は以上です。
長くなりました。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
井口
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?