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資産運用におけるリスクシナリオ考察

今年度の資産運用について考えるにあたり、定性的なストレステストをして、資産配分の検討することにした。ちなみに、国際情勢も金融知識も初心者レベルに毛が生えた程度。

今の資産配分

現金:15%
日本株:5%
先進国株:33%
新興国株:8%
先進国債券:25%
国内不動産:7%
金:3%
暗号資産:3%

想定するリスク

色々なリスクが想定される。一般的に懸念されているリスクから、陰謀論界隈で言われているものまで検討の幅に入れたい。

アメリカの景気後退及び日米金利差の縮小による急激な円高・ドル安の進行(プチ世界恐慌の発生)

それなりに蓋然性の高いシナリオだと考える。
この局面では、現金・債券・コモディティ・金が強く、特に株式は厳しい状態になるであろう。

日本人資産の海外流出による円安・ドル高の進行

これも妥当性がある。
外貨建ての資産にとって有利であるし、円安の進行は日本株にとっても好材料となるであろう。現金は相対的に価値が低下する。

国際環境の悪化(ホルムズ海峡の閉鎖)による物価高騰

SNSやYoutubeでは一部の人々の間で話題になっている。
コモディティ(資源)は高騰し、株式は資源価格高騰の影響を受ける。不安定な情勢のもと、金の需要は高まるだろう。

日本での広範囲での大災害の発生(南海トラフ地震や富士山の噴火など)

国内不動産や日本株は大きな打撃を受ける。一方で、債券・金は需要が高まる可能性がある。

日本の米中戦争への参加

やや不謹慎な想定だが、日本に主動性はないので、考慮すべきであろう。
日本株や国内不動産は悪影響を受ける可能性が高い。この場合、先進国株や新興国株も同時に影響を受けるだろう。
一方、債券・金・コモディティは需要が高まる可能性が高い。

総括

このようなリスクを踏まえると、特に金、債券、コモディティの需要がたかまることが予想される。ちなみに、AI投資のフォリオロボプロは、新興国株、米国債券、金に概ね1/3ずつ配分している。様々な先行指標もリスク回避傾向を目指すべきことを示しているといえそうだ。Fear & Greed Indexは74で、「強欲」の状況にあり、多くの人は投資でリスクをとっている。こういうときこそ、守りを見直すのが賢明となりそうだ。
個人的には、先進国株式の一部を売却して、金・コモディティの買い増しを検討したい。

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