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【精油#25】本来の自分で生きること|サンダルウッド


「いつも人の目を気にしてしまう」
「心から生きている感覚が無い」
「感情が不安定である」


サンダルウッドは上記のような悩みを抱いている方に、ぜひ使っていただきたい香りです。


古くから寺院で瞑想の薫香として、また儀式などでも使われてきたサンダルウッド。お線香にも使われることから、東洋人の私たちにとって馴染み深い香りかもしれません。


今回はサンダルウッドの魅力について皆さんとシェアできれば嬉しいです。




サンダルウッドとは?


あたたかく、甘みのあるウッディーな香りが特徴のサンダルウッド。日本ではお香として古くから親しまれてきました。


サンダルウッドはインドを代表する香りです。サンスクリット語で書かれた最古の文献には「王者のように素晴らしい」と称賛されています。アーユルヴェーダの教えでは、サンダルウッドのマイルドな香りは心の平穏をもたらすとされていますが、これは成分を見ても明らかです。


※インディアンサンダルウッドが「王」なら、オーストラリアンサンダルウッドは「王子」と比喩されるほどインディアンサンダルウッドは高尚な香りと言えます。


どっしりとした優しい香りは、時間を経てからゆっくりと香りが立ってきます。主張があまり無いため、主役となる精油ではありませんが、ブレンド全体をまとめる包容力があり、心地よい安定感をもたらします。


ベースノートとして、様々なブレンドに活躍しますが、もし特有の甘さが気になるようでしたらシダーウッドもおすすめです。


深い深呼吸を促し、心を鎮め地に足をつけてくれるため、瞑想やヨガに取り入れられることも多い香りです。


【精油名】サンダルウッド
【学名】Santalum album
【科名】ビャクダン科
【抽出部位】心材
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【ノート】ベース
【主な原産地】インド、オーストラリア、インドネシア
【主な成分】α-サンタロール、β-サンタロール、セスキテルペン、セスキぺノール
【作用】うっ滞除去作用、鎮静作用、抗菌作用
【禁忌・注意事項】妊婦、女性ホルモン依存症の方には使用に注意
【香りの印象】お香のような深くオリエンタルな香り

【性質】涼/湿
【陰陽五行】陰/水・土
【チャクラ】第2・7

【info】サンタロールとは?
下垂体(ホルモン分泌腺)に直接働きかけます。サンダルウッドは、性ホルモンとストレスホルモンを穏やかに調節します。

効用と作用

①身体作用


神経系を静かに落ち着けるので、イライラ感や焦り、緊張性の不眠、頭痛などにおすすめ。水分の循環を促す作用もあるので、トリートメントで用いるとむくみの緩和に。


また、老年のエネルギーを持つことから、

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