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小田原北条氏って?

関東の覇者、小田原北条氏。関東250万石を統治した、言わずも知れた大大名である。
その反面、著名な戦国大名のなかでは地味な存在である。
その理由はただ一つ。北条5代は、「戦を好まなかったから」である。
戦国武将というと、戦場で槍を振り回す様な、体育会系の人物を想像するだろう。
それ故に、武田信玄や上杉謙信への人気が集まるのである。
しかし北条氏は、「軍事力」の行使を最小限にとどめ、「政治力」で勝負をしたのだ。
特に、他大名のお家騒動や内戦を頻繁に起こした技術は戦国一ともいえるだろう。

民衆ファーストの政治を掲げた北条氏は民衆から大いに慕われた。それ故に、戦国末期まで広大な領士を支配し続けられたのだ。(1590年滅亡)

民衆が支持が無ければ、その土地の支配など不可能である。それを体言化した北条氏の政治手腕は、まさに現代社会に応用できるものではないだろうか。

そんな北条氏について、全6回に分けて、魅力を発信していく。乞うご期待。

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