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地域猫活動 その56

 いつも記事をご覧いただきまして、ありがとうございます。梅雨末期の災害級の大雨。そして、それが終わると今度は、またもや猛暑の季節が待ち構えています。私たち人間も生きていくのが大変な世の中ですね。
 さすがに、気温が40℃に達するほどの猛暑というのが、毎日毎日続くとなれば、私たちも命の危険を感じます。


猛暑の中でTNRの現場は

 人間も命の危険を感じるような気候だと、当然外で生活する猫たちや、毎日お散歩に出る、わんちゃんたちも同様に危険ですよね。特に犬猫だと、人間よりも体高が低いので、地面からの照り返しの影響を受ける影響が大きいわけです。
 まして、TNRの要請があるような場所だと、多くの場合、猫が一時的に涼を求めて居場所にできる所は、ほとんどないのが普通です。そんな過酷な状況の中であっても、TNRは待ったなしですから、子猫を連れているメスを捕獲した場合、できる限り子猫を保護することは、各地でよく行われていることです。
 しかし、母猫が人間に慣れている猫なら、一時的に母子ともに保護して、ある程度までの子育てを母猫にさせることが可能という条件が整えば、子猫がたとえ「乳飲み子」であっても、何とか保護することはできます。子猫が少し育ってきて、離乳ができているようならば、母猫をリリースして、子猫だけ保護し、養育して譲渡するという流れができます。

 そして、TNR以外で子猫を保護するというのは、例えば母猫が事故などで死亡したとか、心ない人間によって子猫を遺棄されたなどの特殊な場合にも、全国でたまにあるようです。(あってほしくないことですが)
 その場合、子猫が乳飲み子ですと、救済するのが大変難しく、こうなると、いわゆる「ミルクボランティア」という専門職のような立場の人でないと、簡単にはお世話することができません。これについては、また別の機会に述べることにいたします。

本当は1匹だけ預かる予定でしたが

 ひとつ前の記事で、預かりの子猫が猫じい家を卒業して、めでたく家猫として迎えられたことは、すでに述べました。

この子は、子猫館の通算20匹目の子猫になる予定でした

 この写真の茶白の子猫は、保護名をマイヤー君というオスで、一見すると、ちょっと「利かん坊」のような容姿ですが、実はびびりな子で、食べている時以外、ほとんどの時間をペットベッドの下に隠れているような子でした。別に特別なセレモニーなどを行う予定はありませんでしたが、この子は当猫じい家の「子猫館」開設以来20匹目の子猫として過ごす予定でした。
 ところがこのマイヤー君は、わずか三日ほどで体調を崩し、下痢が続いたので、猫じいはドキッとしました。それは、地域猫活動その53の記事で発信した、チャップ君の出来事があったからです。そのため、早めに保護主さんに連絡を取り、動物病院に連れて行きました。
 その後、7月に入ってから、マイヤー君は回復したとのことで、ホッと安堵したところでしたが、マイヤー君の預かりを、いつから再開するか、保護主さんに連絡を取ってみました。すると何と、「マイヤー君じゃなくて、ほかの子猫4匹ではだめですか?」ということだったんです。それで、詳しく話を聞いてみると、TNRの現場で保護した子猫で、母親の猫はすでに手術のため捕獲しているとのことでした。しかも、子猫はまだ離乳ができていないようで、母猫の手術が終わり次第、親子で預かってくれると助かるというものでした。これはハードルが高い!

3年前を思い出しました

 とにかく、困った時の預かりボランティアなのですから、引き受けることにしました。ここでは、3年前に、地域猫のアシンが出産と子育てをしたことがあり、その時の経験が少しでも生かせないかと考えたからです。
 今回、マイヤー君が病院に行っている間に、子猫館の内装部分を若干リニューアル工事をしました。ただ、そうは言っても、ママ猫も一緒の計5匹というのは、さすがに子猫館では生活できませんから、猫じい家の居間にあるケージで暮らしてもらうことにいたしました。この先どうなったかは、動画でご覧ください。

 本日も、最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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