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『ゲゲゲの女房』感想

朝ドラの原作。水木しげる先生の奥様のエッセイ。
ちなみに朝ドラは観ていなくて後悔している。

奥様の実家のことから、結婚。そして結婚してからの貧乏時代から売れっ子時代、晩年までの出来事。
墓場鬼太郎を連載した「兎月書房」が倒産したり、とにかく貧乏だった頃のこと。
売れるようになり多忙ですれ違う日々のこと。
連載がすこし落ち着いて、一緒に旅行などをしたこと。

読んでいたら情景が目に浮かぶようだった。

そして、「水木しげる」に振り回されつつも、尊敬し支えていく、控えめな奥様素敵すぎる。

水木しげる本人作の自伝では語られない、家族への熱い思いなどを垣間見ることができた。

本人は照れ臭くて語らないようなこと、子供の誕生を喜ぶ姿とか、そういうのを知れてよかった。
自伝だけではわからないことが書いてあって、「水木しげる」という人がより立体的になった。

作品も好きなんだが、水木しげるという、人そのものもすごく面白くて好きだな。




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