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死ぬまでに食べないと絶対に損するカップラーメン(1)ニュータッチ「凄麺」富山ブラック

「富山ブラック」が何か、わかりますか?
私の予想では、知っている人は、10〜30%くらいではないかと思います。

答えは、富山県のラーメンです。
醤油を何度も煮詰めたものを「醤油ダレ」というラーメンの味のもとに使うため、スープが黒い色になります。
通常、醤油ダレは、チャーシューをつくるため、水糸で縛った豚肉のブロックを醤油で煮てつくります。
ところが、富山ブラックは、同じ醤油で3回、チャーシューを煮ます。そのため、煮詰まって、黒くなります。さらに、豚肉の旨味が濃くなります。
以下、その動画です。

私の叔父が、ラーメン店を経営しておりました。
小学生のころ、叔父の店を手伝うのが楽しみでした。

叔父の店では、チャーシューは、水糸で巻いた豚肉のブロックを醤油で煮ていました。そこに、ニンニク、ショウガを入れていました。
今、この醤油で煮たチャーシューのラーメン店は、ほとんどなくなりました。昭和の味です。また、食べたい。

餃子の具の野菜はキャベツを使っていました。店によっては白菜のところもあります。叔父の店では、キャベツをみじん切りにしたあと、絞ります。絞りすぎて、怒られたことがありました。叔母が餃子の餡を皮で包むのですが、私には難しくてできません。私の包んだ、いびつな餃子は、自分で食べました。

一番の思い出は、スープです。叔父の店のスープの材料は、鶏ガラと野菜でした。スープを同じ状態に保つことは、とても難しい技術です。叔父は、ときどき、スープの味を確かめます。

そういえば、大学生のころ、有名な東京の洋食店でデミグラスソースの寸胴を、3日、ずっとかき回すアルバイトをしていました。できあがったソースを味見したときは感激しました。ちなみに、デミグラスソースの大部分の材料は、トマトを煮詰めたものです。あまりにも、たくさんの材料を入れていたので、トマト以外は忘れました。

それから、郷里の栃木県のラーメンは、とてもレベルが高いです。
北海道、福島、新潟、富山、東京、横浜、和歌山、博多、熊本など、日本各地の有名店を食べましたが、栃木のラーメンのほうがおいしいと思います。これは主観です。
栃木のラーメンのレベルが高いのは、佐野市というところに、佐野ラーメンというご当地ラーメンがあるからです。
佐野ラーメンは、薄口の醤油ラーメンで、麺が手打ちなのが特徴です。
薄口の醤油ラーメンは、スープの繊細さが勝負です。
たとえるなら、京料理のようです。

以下のサイトの記事は、私が取材し書いたものが多いです。
もちろん、すべて食べています。

「栃木の魅力オススメ情報」

ラーメン「かくだや」

透き通ったスープ

一見、「塩ラーメン」ではないかと見えるほど、透明度の高いスープは、確かにしょうゆです。

それにしても、これほど繊細な味のラーメンは、食べたことがありません。これは、ラーメンだけではなく、今回いただいた、餃子、ごまラーメン、冷やし中華、チャーシューメン、すべてに言えます。

人は、どこまで努力できるのだろう、と考えてしまいました。

この繊細なおいしいスープを、一日維持するのは、並大抵のことではありません。スープは、煮込めば、味は変わります。

恐らく、いくつもの寸胴鍋を煮ながら、常にチェックしているのだと思います。

これは、どこの店でもやっていることですが、火加減、水加減、材料等の管理を繊細にしなければ、この味にはならないと思います。

麺について、お店のホームページには「こだわりの製法で作られた平打ち麺」とあります。

佐野市の人気店「おぐら屋」さんの暖簾分けです。

佐野ラーメンの薄口のしょうゆラーメンに勝てるラーメンは、繊細さという切り口においては、他にないと思います。

ここ、「かくだや」さんは、栃木市のため、まだ目立った存在ではありませんが、時間とともに、名を挙げるものと確信しております。

画像が以下にあります。

ラーメン「大金」

佐野市にあるほぼすべてのラーメン屋を食べ尽くしました。佐野ラーメンは、独特のヨレヨレな麺と、つゆの透明度の高さが特徴的ですが、最近その透明度にもレベルがあることがわかりました。透明度具合により、工程での繊細さが伝わってきます。らーめん大金は、移転前から通っていますが、つゆの透明度が非常に高いと思われます。この透明度をキープしながらも、味は昔から全然ブレていません。また、チャーシューは、箸でつかめないほどやわらかいですが、ちゃんとうまみが凝縮されています。ラーメン全体としてのバランスも非常によいと思われます。最近ではいろいろなメディアに取り上げられ、超がつくほど人気店であるがゆえに、平日でもかなり長蛇の列ができる日もあります。みなさん、気合を入れていきましょう。

画像が以下にあります。

ラーメン「一の胡(えびす)」

おぐら屋の暖簾分け店、一乃胡(いちのえびす)。一乃胡のイチオシは「ごまらーめん」ですが、今回は、「ちゃーしゅーめん」をたべてみました。スープのクオリティはかなり高いです。全体のバランスも抜群です。スープは、鶏ガラと野菜からダシをとり、透明度も非常に高いです。チャーシュも麺もパランスよくスープにとけこんでいました。


画像は以下にあります。

上記のサイトは、私と友人で取材し、書きました。
友人は、富山に住んでいた時、ご当地ラーメンの「富山ブラック」にハマりました。
この友人は、いつ脳出血で死んでもおかしくないほど、しょっぱいものが好きです。
醤油を何度も煮詰めた「富山ブラック」にドハマリするのがよくわかります。
一緒に「富山ブラック」を食べに行ったこともあります。
東京にも何店舗かありますが、やはり、富山のほうがおいしかった。

それから、私は、カップラーメンが大好きです。
毎日、1食か2食食べます。
そのため、全種類を食べ尽くしました。
その結果、ニュータッチの「凄麺」シリーズが一番おいしいとの結論にいたりました。

この「凄麺」シリーズに「富山ブラック」があります。

「富山ブラック」は、これまで、さまざまなメーカーからカップ麺が出ていますが、「凄麺」が一番です。
「凄麺」シリーズのスープは飲み干せます。

この味を言葉にするのは、とてもむずかしい。
深い旨味がある、超濃い口しょうゆ味。
麺は、もちもちした歯ごたえのある生麺のようなおいしさ。

裏ぶたに、「フタの裏ばなし」がありました。
「富山ブラック」のあゆみ
富山のソウルフード・富山ブラックは戦後の復興期、働く人の塩分補給として出された濃い味付けの醤油ラーメンが始まりといわれています。凄麺からは2015年に「富山黒醤油ラーメン」という名前でデビュー。翌年には地元の方により親しんでもらえるよう「富山ブラック」に生まれ変わりました。もちろん、名前だけでなく麺・スープ・具材を改良し続け、現在4代目!富山ブラックの名が徐々に全国に広まってきたのと同じように、凄麺の「富山ブラック」も着実に進化を続けています。

この「死ぬまでに食べないと絶対に損するカップラーメン」シリーズは、おいしかったものを紹介します。


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